黒はいまいち?黒のサイクルジャージがあまりおすすめできない理由って何?
サイクルジャージにはカラフルなものが多いです。
基本的に洋服というのは、黒をベースとしたシンプルな配色のものが多い中、サイクルジャージはカラフルなものがすごく多いのです。
そんなカラフルなものが多いサイクルジャージにも、当然黒のものはあります。
しかし、黒のサイクルジャージはあまりおすすめできるものではありません。
ここではその理由について見ていきます。
黒のサイクルジャージは見えづらい
黒のサイクルジャージがあまりおすすめできない理由としてまず挙げられるのは、黒のサイクルジャージは見えづらいという点です。
黒のサイクルジャージは、たとえば水色のサイクルジャージや黄色のサイクルジャージと違い、見えづらいという弱点があります。
基本的にはサイクルジャージにカラフルな色のものが多いのは、カラフルな色のサイクルジャージを使用することによって、自分がいることを認識してもらいやすくなり、危険を避けることが出来るようになるからでもあります。
どんなタイプの自転車に乗るにせよ、サイクルジャージを着て乗るくらいの自転車になれば、ある程度スピードが出る自転車になるはずです。
そんな、ある程度スピードが出る自転車で、しかも車道を走らないとなりません。
ということは、それはすごく危険なのです。
たとえば、同じようにスピードの出ている車にぶつかってしまう可能性もあります。
車サイドはそれでも大したダメージは負わないかもしれません。
しかし自転車は、ほぼほぼ生身で乗るものになりますから、そういう接触から大きな事故につながる可能性は高いです。
そういう可能性を少しでも減らしていくために、サイクルジャージを明るくして、自転車がそこにいることを認識してもらおうとしているのです。
目に入りやすければ、ぶつかるリスクは少なくなりますから。
でも、黒のサイクルジャージではそれも叶いません。
一つ、サイクルジャージを着る利点を減らしてしまうのが黒のサイクルジャージなのです。
特に夜が見えづらい
黒のサイクルジャージは、特に夜にぐっと見えづらくなります。
自転車には日中しか乗らないというのであれば、別に黒のサイクルジャージでも良いかもしれません。
もちろん見づらくはなりますから、たとえ日中であっても接触の可能性は低くはないですが、それでも夜間に比べるとはるかにましです。
夜間は、サイクルジャージが黒だと周りの景色と完全に同化してしまいます。
そうしてサイクルジャージと周りの景色が同化してしまっていたら、その分だけぶつかるリスクは高くなります。
なので、夜に自転車に乗ることがおおいという方は、特に黒のサイクルジャージを避けた方が良いです。
黒のサイクルジャージは暑くなりやすい
黒のサイクルジャージには、暑くなりやすいという弱点もあります。
黒という色は、光を吸収する色になります。
そして光は熱を帯びているものです。
だから、黒のサイクルジャージを着ていると、それだけで熱を集めてしまうことになるのです。
ただでさえ自転車に乗るというのは意外とハードな運動になります。
なので自然と暑くなりやすいのに、黒のサイクルジャージを着ることによってますます暑くなってしまうのです。
そうして暑くなってしまうと、体調を崩したりする可能性も出てきます。
だから、あまり黒のサイクルジャージはおすすめできないということもあります。
長く乗る場合には特に暑くなる
これは、たとえば短い時間しか自転車にのらないのであれば、あまり大きな問題ではないかもしれません。
しかし、長い時間自転車に乗る場合には、これはすごく大きな問題になるのです。
短い時間であれば、あまり身体が暑くなる前に降りることになることもあるので、暑くなりやすくてもあまり問題にはなりません。
でも、長い時間乗っていれば、よほど外が寒かったり、よほどゆっくり漕ごうとしているということでもない限り、次第にすごく暑くなっていきます。
しかもそれは途中で静まっていくことはありません。
ずっと暑いままなのです。
そうしてずっと暑いままでいたら、やはり長い距離を乗ることは難しくなります。
なので、目標達成できないことも増えていきます。
それを避けるためには、黒のサイクルジャージを避けるのがおすすめになります。
汚れが意外と目立つ
黒のサイクルジャージをおすすめしない理由として、汚れが目立つからということもあります。
汚れが目立つ色といえば、やはり白をイメージする方が多いものです。
確かに白はすごく汚れが目立ちます。
でも、ここでいう汚れというのは、たとえばケチャップやコーヒーがついたとか、そういううような汚れではありません。
そういう汚れではなく、汗の塩等による汚れになります。
そういう汚れは、白や淡い色の上ではそこまで目立つことはありません。
しかし黒などの濃い色の上ではその汚れはすごく目立つのです。
そしてそういう汚れは、たとえば先述のようなコーヒーの汚れやケチャップなどの汚れと比べて、嫌悪感を抱かれやすい汚れになります。
だから、それが目立つというのは大きな問題になるのです。
汗はかくのでその汚れは起こりやすい
そういう汚れが目立つのであれば、なるべくそういう汚れが起こらないようにすればよいという手段もあります。
確かにそれも間違いではありません。
ただこの場合は、それをするには汗をかかないようにしないとなりません。
自転車に乗っている間中汗をかかないようにするには、なるべくゆっくり乗るようにして、なるべく自然の力で進んでいくようにしていかないとなりません。
でもそれはやはり難しいです。
それにもしそれが出来たとしても、自転車にのっている意味があまりなくなってしまいます。
たとえ通勤の為に乗っているのだとしても、たとえばそれで運動不足を解消したいというように、付加価値を求めて自転車に乗っているものです。
こうしてなるべく自分に負荷をかけずに自転車に乗ろうとすると、その付加価値がなくなります。
そういうことがあるので、汗は避けるのが難しいのです。
普段使いしやすいというメリットもある
ただそんな黒のサイクルジャージには、他のサイクルジャージにはないメリットもあります。
それが、普段使いしやすいという点です。
たとえばほかのサイクルジャージのようにすごく派手な色味のものを着ていると、一目で自転車乗りだとわかります。
それは、別に自転車に乗らない人でもわかるものなのです。
しかし黒のサイクルジャージであれば、それを着ているだけでは自転車乗りだとわかりづらいです。
もちろん普段自転車に乗る方であればわかるでしょうが、そうではない方にはわからないものなのです。
なので、自転車という用途以外に使用していくことも出来ます。
コスパが良いということ
それはつまり、コスパが良いということになります。
たとえば自転車に乗るときにしか使用できないのであれば、使用回数も少なくなります。
でもほかのシーンでもいろいろ使用していければ、その分それの出番は多くなるのです。
出番が多くなればなるほどに、それにかけたコストの元が取れていきます。
だから、出番が多くなるというのはすごく良いことなのです。
ただそんなメリットもあるものの、デメリットの方が多く大きいのが、黒のサイクルジャージになります。
まとめ
黒のサイクルジャージには、メリットもあります。
しかし、基本的にはデメリットの方が多いのです。
サイクルジャージとしての利点が消えてしまったり、暑かったりと、それを使用していて大きく足を引っ張られることすらあるくらいです。
なので、どうしても黒のサイクルジャージが良いという強いこだわりでもないかぎり、サイクルジャージは黒以外のものを選ぶのがおすすめになります。