ミニベロにヘルメットって必要なの？
ロードバイクやマウンテンバイクに乗られている方の多くは、スポーツ走行をする際にヘルメットを着用します。
しかし、クロスバイクやミニベロのように街乗り主体の方の多くは、ヘルメットの着用がされていないといった状態です。
ですが、自転車はそもそも軽車両であり、道路または路側帯の通行が原則であり、転倒時や自動車との接触時に命の危険性が生じるため、ヘルメットの着用が必要です。
1.スポーツ系のミニベロなら絶対ヘルメットが必要！
さて、ミニベロの車種にもさまざまなタイプがあります。
基本的にはロードバイク系のパーツが使用されており、小径車でありながらスピードもロードバイクやクロスバイクに劣らないミニベロもあります。
つまり、スピードが出そうと思えば時速30～40kmとなることも多く、転倒時には非常に大きなダメージを受けることとなります。
また、ミニベロは小径車であるため、ハンドリングも悪くちょっとした段差や砂利などで走行性が損なわれることがあり、転倒する可能性が高くなっており、場合によっては頭部から転倒することもあります。
そのため、絶対にヘルメットがあった方が転倒時の安全性を確保出来ます。
2.カジュアルなミニベロはオシャレさを損なわないもの！
実は、ミニベロは街乗りに利用されることが多く、デザインがオシャレだったりします。
そのオシャレなミニベロに無骨なロードバイク用ヘルメットはミスマッチングです。
街乗り用のミニベロの走行スピードは、低グレードでありながらロードバイク系のパーツが使用されていることが多く、簡単に時速20km以上は出すことが出来ます。
その為、街乗りと侮っていると大怪我をすることもあります。
しかし、オシャレさを失いたくないのであれば、見た目が帽子の様なヘルメットがおすすめです。
今では、消費者のニーズに合わせたヘルメットが多く、デザインにも力を入れてるものが多くあります。
3.実は選んではイケナイ並行輸入品…
実は、ヘルメットを購入する際に注意するポイントがあります。
それは、インターネット通販サイトで多く売られている激安ヘルメットです。
激安ヘルメットの正体の多くは、並行輸入品といった商品が多く、日本国内で使用する際の安全基準を満たしていないものがあります。
そのようなヘルメットについては、万が一の際に保険金問題やヘルメット自体に重大な欠陥があったとしても、製造者へ瑕疵担保責任を要求することが出来ません。
ただし、販売者には供給責任があり、ヘルメットにより死亡事故や怪我といった賠償請求を行うことは可能です。
しかしながら、何よりも優先されるは人命であり、ヘルメットを購入する際は安全基準を満たしていることが重要です。
4.おすすめのメルメットは？
では、どのようなヘルメットを選ぶのが良いかというと、基準としては『日本自転車競技連盟』の公認ヘルメットがおすすめです。
そもそも、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクの競技に参加する際、公認ヘルメットの着用が日本国内で規定されています。
そして、公認ヘルメットは定められて性能試験をクリアすることが条件であり、ロードバイクレースの様に高速走行時に転倒した際の安全性も考慮されています。
そこで、ミニベロをオシャレかつカジュアルに乗りこなしたい方には、OGKの『OGKカブト KOOFU （コーフー） BC-Glosbe（BC-グロッスベ）』がおすすめです。
ヘルメットというよりも帽子に近い形状であり、ミニベロのオシャレさを損なわないものとなっています。
また、しっかりとした安全設計がされており、値段も12,000円程度で購入出来ます。
まとめ
ミニベロにヘルメットなど不要と思われる方がいると思いますが、自転車事故の中には表立った外傷が無いものの頭の打ち所が悪く、亡くなられる方もいます。
そして、今では健康志向ブームやサイクリングブームとなっており、多くの方がじてんしゃに乗られる機会が増えています。
そのような世の中で、自分自身の命を守るのがヘルメットとなります。
日本国内では、まだまだヘルメットの着用意識が低いものの、欧米では着用率が高く、カジュアルにミニベロやロードバイクを乗りこなしています。
これから、日本人もカジュアルなヘルメットがあることを知って、サイクリングライフを満喫してください。