ミニベロのクランク長を自分に合わせて変更しよう
今や、弱虫ペダルやYouTubeの影響からスポーツバイク、そしてサイクリングがブームです。
特に、ロードバイクやクロスバイクの様にスポーツ感バリバリのものより、スタイリッシュでクラシカルなミニベロが人気です。
しかし、ミニベロには安価な物が多く、クランク長(ペダルの中心軸からペダルまでの距離)が一般的な規格から外れているものがあります。
そこで、ミニベロのクランク長について説明したいと思います。
目次
ミニベロにおいてクランク長は非常に重要なもの
そもそも、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクそしてシティーサイクル(通称ママチャリ)でもクランク長は規格化されています。
このクランク長は、ミニベロも同様に規格化されています。
しかし、ミニベロにおいてクランク長は非常に重要なものです。
ミニベロはタイヤおよびホイールが20インチ以下の小径車です。
そのため、フレーム自体も小型になるため、自分に合ったポジションを確保するために、サドルの位置やハンドルの高さで調節します。
クランク長を5mmや10mm変更するだけで格段に乗り心地が変化
しかし、サドルの位置を調整する場合、シートポストを延長して対応しますが、限界があります。
あまりにもシートポストを延長した場合、振動によりしなりが発生して乗り心地が悪くなったり、調整限界も存在します。
そこで、一番大きなポイントがクランク長の変更です、クランク長を5mmや10mm変更するだけで格段に乗り心地が変化します。
クランクは自転車のメイン駆動パーツなので、乗り手に合う・合わないが非常に重要です。
一般的に製品を企画した段階で採用されるクランク長は165mmや170mmと日本人に合ったものが採用されます。
非常に汎用性が高く、様々なスポーツバイクに使用したりできる為、コスト削減のメリットがあります。
また、サドルの位置調整で乗り手の体格をある程度許容出来るメリットが存在します。
クランク長が適切でないと不格好なペダリングになる
しかし、ミニベロの中にはこのクランク長の仕様に問題があったりします。
特に問題が多いのがインターネット通販で販売されるようなものです。
クランク長が約155mmと設計の意図が不明なものが存在します。
いくらサドルやハンドルの位置調整を行っても、乗り心地は最悪です。
特に、クランク長が短い場合に生じる問題として、脚ががに股状になり、不格好なペダリングになります。
せっかく、お洒落でスタイリッシュなミニベロに乗ったとしても、乗り方がダメなら全てダメです。
クランクの交換自体は工具と力が合れば簡単に出来る
そこでオススメするのがクランク長を変更してしまいましょう。
クランクの交換自体は工具と力が合れば簡単に出来ます。
しかも、モノによってはギアをそのまま流用することだって出来ます。
この場合、中古のクランクと工具だけで5000円もあれば十分です。
敢えて、新品のフロントギア+クランクのセットは不要です。
メーカーおよび設計仕様が不明なクランクよりも、まだメーカー不明でもクランク長が合ったモノの方が実用的です。
ミニベロの購入時はクランク長もチェック
実際にミニベロ自体は、近年のブームで飛躍的に市場を拡大しています。
しかし、ミニベロを販売する会社は設計技術や製造技術もなく、海外へ生産を委託しています。
その際、訳の分からないメーカーに委託すると余った部品を組み合わせた様なミニベロが仕上がってしまいます。
クランク以外のパーツは様々な自転車に兼用できますが、クランクだけは別です。
フロントギアが一体化しているため、他の車種に使えないといった問題があります。
しかし、ミニベロで安価なものなら組み込んでしまえばいいというメーカーがあるので、クランク長に異常があるミニベロが市場に出回ります。
これからミニベロの購入を検討されている方は、クランク長を確実にチェックすることをおすすめします。
まとめ
筆者自身、スポーツバイクが好きでクロスバイクやロードバイクを完全に解体し、組み直したりします。
その中でパーツを交換する際は、クランク長に非常に注意しています。
また、街乗り兼ちょい乗り用のミニベロを検討していますが、クランク長の情報が無かったりと非常に困っています。
クランク長は、非常に重要な情報だと考えております。