ミニベロにチャイルドシートは装着出来るのか?
最近、漫画『弱虫ペダル』の影響なのでしょうか、スポーツバイクに乗っている人が増えてきました。
ロードバイクやクロスバイク、そしてミニベロです。
中でも、ミニベロでサイクリングをする夫婦やカップルをサイクリングロードや河原で見掛けます。
そして、今回はミニベロは子供乗せ自転車としてチャイルドシートが使用できるのか検討します。
目次
子供乗せにはミニベロの軽量が生かせる
そもそも、ミニベロはタイヤサイズが20インチ以下の小径車のことです。
ミニベロの多くは、スポーツバイクに分類され、旋回性も高く、走行時にスピードが出易いギヤが使用されています。
一方、子供乗せ自転車として多く用いられるのが、シティーサイクル(いわゆるママチャリ)です。
ミニベロと比べ、車体重量も非常に重く、あれやこれや取り付けられると車体重量が30kg近いです。
一方、ミニベロは車体重量が7~15kgと非常に軽量です。
この軽量な車体にチャイルドシートを装着できれば、非常に便利だと思います。
タイヤが小さい方が重心が低くなり安定する
一般的に子供乗せ自転車として販売されているものを見ると、タイヤサイズが26~27インチのものが多いです。
タイヤサイズの大きい自転車にチャイルドシートを取り付け、子供を乗せた場合、非常に重心が高くなり不安定になることが想定されます。
そして、その対応として各メーカーは設計変更を行ったのでしょうか、徐々にミニベロに近づいています。
現在のところ、大手自転車販売店で取り扱いされている子供乗せ自転車は、フロントタイヤが20インチでリアタイヤが26または27インチとミニベロの定義を当てはめると、ミニベロとママチャリのハイブリットと言えます。
以前は、フロントが26または27インチでリアが20インチの子供乗せ自転車もありました。
実際には、リアが20インチ以下の方が、子供を乗せた際に重心が低くなり安定します。
フレーム小型による構造強化のメリット
そして、現在販売されている子供乗せ自転車で前後のタイヤが20インチ以下の車種があります。
定義から考えるとミニベロです。
しかも、フロントの安定性を改善するため、タイヤが2本使用されているものまであります。
この時点で、ミニベロにチャイルドシートは取り付け可能と言うことが出来ます。
そもそも、ミニベロの方がフレーム構造上で子供乗せ自転車に適していると考えます。
タイヤを小径化することでフレームが低重心になります。
そして、フレームが小型ということは構造強化のメリットもあります。
フレームのヘットチューブとダウンチューブ、そしてシートチューブの各長さが短いということは、荷重が加わった際に歪みが生じにくいということです。
シティーサイクルの様に車体長が長いのは、強度不足で子供を乗せて走行すると『フニャフニャ』とした感覚を感じると思います。
チャイルドシートを使用するならクロモリ素材の車体がおすすめ
ミニベロには、リアエンドにボルト穴があればチャイルドシートが取り付けられます。
取り付け方法は至って簡単で、キャリアを取り付け後、チャイルドシートをキャリアに乗せるだけです。
実際のところ、車体が許容する積載重量以下であれば、問題はありません。
そして、ミニベロにチャイルドシートを使用するのであれば、クロモリ素材の車体がおすすめです。
フレーム強度も高く、素材弾性も高いため衝撃を吸収してくれます。
重心の低いミニベロは子供を乗せてもふらつきにくい
実際にところ、ミニベロを利用した子供乗せ自転車は販売されています。
チャイルドシートは別売りです。
チャイルドシートが無い場合は、完全にミニベロです。
ミニベロの設計構造は、小柄な日本人女性に最適です。
そして、重心が低いということは子供を乗せた際に、ふらついたりする危険性も少なく非常におすすめ出来ます。
まとめ
筆者自身、2歳になる子供がいますが子供乗せ自転車の購入を考えておりますが、妻の身長が151cmと小柄です。
普通の子供乗せ自転車では大き過ぎ、20インチ以下のタイヤを使用した子供乗せ自転車でも大きいと問題を抱えています。
そこで、ミニベロを改造し、チャイルドシートを付けて子供乗せ自転車にしようと考えています。