ミニベロのホイールをクイック化する!
ミニベロの特徴は20インチ以下のホイールとタイヤを使用した自転車ですが、格安ミニベロの多くはハブ自体がナット固定されているものが多いです。
しかし、メンテナンスや輪行する際に問題になるのは、ホイールの脱着が出来ないことです。
パック修理も大変な上、コンパクトに収納することが出来ません。
そこで、今回は格安ミニベロでもクイック化する方法を説明します。
ミニベロのエンド幅を確認する
ミニベロのホイールをクイック化する方法として、ホイール自体をクイックリリース式のものにするか、既存のホイールを改造してクイック化する2つになります。
しかし、前者はミニベロにとってはコストパフォーマンスが非常に悪いです。
ミニベロ専用の20インチ以下のホイールはラインナップが少なく、高額です。
しかし、後者であれば手間は掛かるものの部品代だけです。
しかし、どの方法を行うにしろホイールを装着する箇所の幅すなわちエンド幅を確認する必要があります。
基本的にはミニベロでも、130mmまたは135mmのどちらかになります。
格安ミニベロの場合、エンド幅に精度が悪いものがありますが多少の精度は許容することをおすすめします。
ハブシャフトを分解する
エンド幅が分かれば、ミニベロのホイールを分解するだけです。
ミニベロの分解といっても大した作業ではなく、ホイールを固定しているナットを外すだけです。
また、格安のミニベロの場合は、リアスプロケットにボスフリーを使用していることが多いので、スプトケットも取り外します。
スプロケットを外す際は、非常に力が要りますのでケガに注意が必要です。
また、中空ハブシャフトに交換する際、ハブを分解することになります。
作業中にベアリングを紛失しない様に注意が必要です。
特にフロントホイールとリアホイールではベアリングの大きさや数が異なる為、別々に作業することをおすすめします。
中空ハブシャフトに交換する
あとは、ハブシャフトを取り外して、あらかじめ準備した中空シャフトに交換するだけです。
この際に、ハブベアリングのメンテナンスをおすすめします。
特に古いグリスはパーツクリーナーや灯油などで完全に洗浄します。
また、使用するグリスはホームセンターで販売されているリチウムグリスで十分です。
機械部品用のグリスなので問題なく使用できます。
格安ミニベロのホイールの場合、ベアリング内のグリスが不足していたり、ベアリングの玉当たりが悪いことがあります。
ハブシャフトを交換した際にハブを分解することになるので、清掃からグリスアップまで行えばホイールを長持ちさせることが可能です。
ホイールをクイック化するメリット
ミニベロのホイールをクイック化する一番のメリットは、パンクした際のメンテナンスが容易なるということです。
ホイールがボルト固定されている場合、チューブの交換に手間が掛かり大変です。
格安ミニベロもクイック化することで、ツーリングを楽しむことが出来るようになります。
また、ホイールが取り外せるため輪行バックに収納できるのもメリットになります。
中空ハブシャフトですが規格品がインターネット通販などで購入可能なのでDIYが得意な方であれば、簡単に行える作業です。
また、中古のロードバイクやマウンテンバイクのハブシャフトも流用できるので部品代も安く済みます。
ハブシャフトの交換によるくクイック化は、メンテナンス知識を習得出来るので、実践されることをおすすめします。
まとめ
筆者自身、ロードバイクのハブを定期的に分解してメンテナンスしています。
現在、ミニベロを購入しようとしています。
しかし、予算的な制約からホイールがボルト固定のものしか選択できない状態です。
しかし、ロードバイクのメンテナンスからハブシャフトを中空のものに交換できると分かり、格安ミニベロのホイールを改造しようかと考えています。