ママチャリの寿命を延ばす方法とは?
ママチャリと言えば、日本人にとって一番馴染みのある自転車です。
大手自転車量販店やホームセンターなどで春に格安販売されていることもあります。
ママチャリは我々日本人にとって、安価でコストパフォーマンスの良い移動手段と考えます。
しかし、安いママチャリを壊れたら乗り換えるという勿体ないことをしているのも事実です。
処分費用だけでも馬鹿にできないママチャリですが、これから紹介する方法で寿命を延ばすことが可能です。
ママチャリは一度分解する!
多くの方が、ママチャリを購入した際、購入時の状態で乗り続けることがあると思います。
しかし、ちょっとした手入れで寿命を大幅に延ばすことが可能です。
特に寿命が短くなり易いのが、回転部分です。
ママチャリを含め自転車の回転部と言えば、クランクのボトムブランケットやホイールのハブです。
ママチャリの多くは、ボトムブランケットに『カップ&コーン』式のものが採用されており、内部のグリスが不足していることがあります。
また、同様にホイールのハブ内のベアリングにもグリスが不足し、時間経過とともにベアリングが摩耗し、回転不良に至ることになってしまいます。
しかし、ボトムブランケットやハブにグリスを塗布するだけで回転部分の寿命が大幅に延びます。
ハブを分解する際は、モンキーレンチで十分ですし、ボトムブランケットを取り外す工具も自転車整備用のセット品で十分です。
5,000円も出せば、簡単にメンテナンスが出来るので購入することをおすすめします。
ちなみに、グリスは300円もあればホームセンターで購入可能です。
タイヤやチューブは消耗品!
さて、ママチャリでもどんな自転車でも問題となるのがタイヤやチューブの劣化です。
特にタイヤは1年も乗り続ければ、紫外線劣化し、ひび割れが生じます。
また、チューブもパンクなどによりどんどんダメージを受けるので2箇所以上パンクが発生した場合は、交換をおすすめします。
値段の安いママチャリのタイヤ交換やチューブ交換に費用が勿体ないと思うかもしれません。
しかし、長い目で見れば新品を購入するよりも乗れる限り、メンテナンスをした方が断然お得です。
毎年、10,000円を出すより3,000円程度の維持費で運用した方が遥かにお得です。
次の場所は定期メンテナンス!
タイヤ以外にママチャリで消耗するのは、ブレーキパット関係です。
ママチャリの場合、前輪はブレーキパットが使用されていますが後輪はドラム式ブレーキです。
ブレーキパットの場合、イオンバイクや街の自転車屋さんでも簡単に交換を出来ますが、ドラム式ブレーキの調整が出来ないことがあります。
ドラム式ブレーキの故障原因は作動部の油切れや内部のブレーキパッドの摩耗です。
調整の出来ない自転車整備士の場合、安易に新品の購入を勧めてきます。
しかし、ドラム式ブレーキもメンテナンスが可能であり、専門店に持ち込んでメンテナンスした方が新品を購入するよりお得です。
イオンサイクルの場合、店舗修理が不可能な場合は、専門の整備士がいる店舗で部品を交換したり、メーカーへ修理依頼を行います。
一見、整備費用が高くなると思えますが、部品交換でまだまだ乗ることが可能です。
捨てるより自転車屋へ持ち込む!
最後に、ママチャリの寿命と思った場合は廃棄処分をするより格安で引き取ってくれる自転車屋で持ち込むことをおすすめします。
特に、自転車を処分する場合、廃棄物処理業者に頼むと運搬費用や重量当たりの処分費用が請求されます。
個人で処分場に持ち込んでも60kg数百円の処分費用になります。
ママチャリの車体重量は30lkg近いので、ガソリン代や処分費用を考えると非常に勿体ないです。
しかし、近年では格安で引き取りを行う自転車屋さんがあります。
特に学生が多い地域ではこのようなサービスがあります。
自転車屋としても格安で引き取り、メンテナンスをして格安販売をした方が良い場合がありますし、修理用の部品取りにも活用できます。
もし、処分を検討する際はこのような自転車屋に持ち込むのがおすすめです。
まとめ
筆者自身、ママチャリの耐久性には驚くことが多いです。
どんなに段差を走行しようが、雨の日に乗ろうが数年は全く問題が発生しません。
また、5~6年屋外に保管しても朽ち果てることが無く、フレームの耐久性も高いと考えます。
ママチャリは下手なスポーツバイクより寿命が長く、メンテナンス次第では長期運用可能と考えます。