ランニングシューズを新しくしたら慣らしが必要? どんなことをすれば良い?
ランニングシューズを新しくしたら、まずは慣らした方が良いといわれます。
でも、それは本当に必要なのでしょうか?
必要だとしたら、ランニングシューズの慣らしは、なぜ必要なのでしょうか?
それをすることによってどんなメリットがあるのでしょう。
ここではそんな、ランニングシューズの慣らしについてみていきたいと思います。
ランニングシューズには慣らしが必要
まず慣らしの必要性から見ていきたいと思います。
ランニングシューズには、慣らしは必要です。
靴の慣らしというのは、それがどんな靴であってもたいてい必要になります。
その靴は、そもそも自分に合っていると思ったから買ったのでしょう。
サイズ感しかり、軽さしかり、デザインしかり。
しかしそれは、基本的には既製品になりますから、自分の足にすごくフィットするというわけではありません。
なので、それをそのままハードな運動や長時間の使用につかっていたら、小さなダメージが蓄積して大きなダメージになることがあるのです。
ましてやランニングというのはハードな運動になります。
そんなハードな運動をしている時には、小さなダメージがただでさえ大きくなります。
つまり比較的に大きなダメージが積み重なってしまうのです。
それは避けないとなりません。
だから、まずは慣らしをする必要があるのです。
慣らしをすると足に合ってくる
慣らしをすることで、その小さな痛みになれるから慣らしが必要だというわけではありません。
慣らしが必要なのは、それをすることによって、靴が自分の足にフィットしてくるからです。
靴や服は、基本的には伸びたり縮んだりするものです。
特に靴の場合はその傾向が強いです。
だから、履いているうちに次第に自分の足の形に合わせて整っていくのです。
それを終えてから走るのであれば、そのランニングシューズで本来自分の足が受けるはずだった小さなダメージを受けなくて済むようになることがあるのです。
そうしてそれによってダメージを受けなくても済むようになれば、当然ランニングをしていても足が痛くなることがなくなります。
そうできるのであればそうした方が良いに決まっていますよね。
足が痛くなってもいいことなんて一つもありません。
だから、ランニングシューズには慣らしが必要になるのです。
まずは慣らしから始めるのがおすすめです。
慣らしはどのように行うのか
でも、ランニングシューズはまず慣らしから行うべきだといわれても、そもそもどんな風にならせば良いのかわからないという方もいるでしょう。
確かに、慣らすといわれてもただそれを履いて普通に歩くくらいしかやることは浮かびません。
もちろん、そうしてただ普通に歩くだけも効果はあります。
しかし、やはりランニングシューズの場合には、ランニングする際に足に合わせておきたいものです。
だから、ランニングをしながら合わせるのが一番です。
ゆっくり走ってなじませる
ただ、だからと言って、いつもと変わらないペースで走っていたら、それは慣らしでもなんでもなくなってしまいます。
ただの通常運転です。
それでは足が痛くなってしまうことが出てきます。
なのでそうではなく、ゆっくり走ってなじませることが大切になります。
ゆっくり走るくらいであれば、小さなダメージが大きなダメージになることはありません。
だから、ある程度の時間走っていても、そこまで足が痛くなりづらいです。
早く走れそうでも早く走らない
ある程度の時間ゆっくり走ってそれが足になじんでいったら、そのままちょっと早く走ってみようかなと思うこともあるでしょう。
しかしそれは、おすすめできません。
まだまだその日のうちに早く走るのは、リスクが大きいのです。
そこまでのリスクをしょってまで早く走ったところで、別にメリットはありません。
結局足をすりむいたりして、2日3日走りづらくなってしまうだけです。
なので、しっかりと慣らすまでは、早いペースで走るのは避けるようにしていきましょう。
どのくらい慣らせばよいのか
「しっかりと慣らす」というのは、どのくらいで叶うものなのでしょうか?
それがわからないと、なかなかいつものペースに戻すタイミングがわからないものです。
とはいえ、いつまでも慣らしをしているわけにはいきません。
いつまでも慣らしていたら、全然自分の運動ができませんから。
実際、慣らしはどのくらいで終えるのが正解なんでしょう。
1日だけでよい
慣らしというとしばらく慣らしていないといけないように聞こえるかもしれませんが、実際には1日くらいで十分です。
1日くらい慣らしていけば、それだけである程度は足にしっかりとなじんできます。
ある程度なじんでくれば、あとは多少負荷がハードになっても、あまり大きなダメージを受けることはありません。
1日くらいであれば、別に早いペースで走らなくても満足できるでしょう。
なので、まずは1日、なじませる日を設けてあげてください。
距離的には長くても10キロくらい
ただ1日ならずっとそれをしていてもいいかというとそんなこともありません。
たとえばたとえゆっくりだからと言って、慣らしでフルマラソンを走るのはよくありません。
微細なダメージであっても、それだけ積み重なればさすがにある程度のダメージになってしまいますから。
では実際、慣らしではどのくらいの距離走ればよいのでしょうか?
それはだいたい長くても10キロくらいが正解です。
それは以上は負担になる可能性が高いので避けるのが無難です。
まずは1日だけ、そして最長で10キロ慣らしていって、足にフィットしてきたら自分の好きなように走るとよいです。
痛みが出たらしばらく休ませる
ただ、そうして慣らしている間にも痛みが出ることはあります。
確かにならしているうちに足には合ってくるものですし、ゆっくりのペースであれば小さなダメージは小さなダメージのままですから、そうそう痛くはならないはずです。
でも、あっていると思って買ったそのランニングシューズが、実は全然あっていなかったということもよくある話なのです。
だから、慣らそうとしている間に痛くなってきてしまうこともあります。
そうして慣らしの途中で痛みが出たら、無理をする必要はありません。
その日はまずその段階でやめておくべきです。
そして使用していた合わない疑惑がある靴はいったん休ませます。
たとえば4日5日などしばらく休ませて、足も回復したように思えたら、今一度その靴を履いて慣らしを試みます。
そうして休ませながらなじませていけば、合わない靴でもなんとか履けるようになることが多いです。
ただそれでもどうしても合わずに、また足が痛くなってしまうことがあります。
もしそうして足がどうしても痛くなる場合には、それを履くのはあきらめた方が良いです。
どうしてもあわない靴もある
すべての靴が自分の足に合うわけでも、合うようになるわけでもありません。
中にはどうしても自分の足には合わない靴もあるのです。
しばらく慣らしてダメなら、その靴がそれである可能性は高いです。
だから、違うものを選ぶ方が無難です。
まとめ
ランニングシューズの慣らしは、まず必要なことになります。
それをしないでいきなり走ろうとすると足が痛くなってしまいますし、いいことはありません。
まずはしっかりと慣らしをして、それを自分の足に合わせていく必要があるのです。
ただ中には合わないものもあるので、どうしても痛みが出る場合には、素直にあきらめるのがおすすめなんです。