二つ必要なのはなぜ?マラソンシューズは二つあった方がよい理由
マラソンシューズは、よく2つは用意しておいた方がよいと言われます。
でもなぜマラソンシューズは二つあった方が良いのでしょうか?
1つではダメなのでしょうか?
マラソンシューズは安い買い物ではないですから、2つ用意する理由が分からないと2つ用意する気にならないという方もいるでしょう。
そこでここでは、マラソンシューズは2つあった方が良いという理由について紹介していきます。
二つあると劣化を防げるから
マラソンシューズは2つ用意しておいた方が良いというのには、いくつかの理由があります。
まずひとつ目の理由は、2つあるとマラソンシューズの劣化を防ぐことが出来るからという理由です。
マラソンシューズだって、昨日履いてまた次の日履いてという事を繰り返していくと、当然ダメージが蓄積されていきます。
だから、一度履いたらしっかり休ませて、そのダメージから回復させてあげる時間を作らないと、寿命が早く来るようになってしまいます。
では、どうしたら一度はいた後にしっかりと休みをとらせてあげることが出来るようになるでしょうか?
まず一つは間違いなく走るペースを落とすという事です。
1日走ったら4日くらい休んでまた走ってというようなペースにしていけば、そこまでダメージが蓄積されることもないでしょう。
でもそれでは走る目的を達成しづらくなるということは間違いありません。
では走る目的を達成させることを邪魔しないようにしつつ、かつマラソンシューズの寿命を長くするためにはどうしたらよいでしょうか?
それは、もう一つマラソンシューズを用意するという事です。
2つマラソンシューズがあれば、一つを使った後にはもう一つを使えるの、しっかり回復させっつ、かつ適切なペースで走ることが出来るようになります。
だから、両方とも寿命が長く持ちますし、走る目的も達成しやすくなるのです。
においなどのトラブルも防げる
劣化という言葉の中には、寿命の他にも、においなどのトラブルもあります。
マラソンシューズを履いている時には、すごく足に汗をかくものです。
マラソンシューズを履くということは走っているのですから、それは当然です。
では、走っている時にすごく汗をかいた靴を、次の日にもまた同じように履いて、そこにまた汗をかいたらどうなるでしょうか?
そうした汗が蓄積されていくと、間違いなく悪臭を発するようになるでしょう。
臭いがきつくなると、それをはきたくなくなるものです。
それ自体に臭いがついてしまっているのですから、次にソレをはいたら間違いなく足が臭くなります。
だれだってそうして足が臭くなるのは嫌なのですから、こんなトラブルも、マラソンシューズが2つあれば防ぐことができます。
一つを休ませることで、しっかりと汗を乾燥させたり、なんなら洗ったりすることも出来るでしょう。
だから臭いのトラブルはおこらなくなるのです。
2つあると用途を分けて使う事ができる
2つマラソンシューズがあると良いというのは、マラソンシューズ自体にもいろいろな用途があるという事もあります。
マラソンシューズには、クッション性に優れた怪我を防止することを目的にしているものと、軽さに特徴を出した、スピードをあげて走ることを目的としたものがあります。
もしこれらのマラソンシューズを2つ持っていたらどうなるでしょうか?
今日はちょっとタイムを考えて走ろうかという時には軽いマラソンシューズで走れたタイムを上げるように努めることができますし、今日はゆっくり走りたい気分だという時にはクッション性の高いマラソンシューズでのんびり走ることが出来るようになります。
そうして、ストレスなく走ることが出来るようになるのです。
これがどちらか一方しか持っていなかったらそうはいきません。
たとえば、クッション性に優れたマラソンシューズしかなかったら、タイムを上げようと頑張ってもそうそうタイムは変わらないでしょう。
だからそれがストレスになります。
逆に軽いものしかないと、ゆっくり走ろうとしても足への負担は対して変わりませんから、結果いつも通り疲れて、ストレスがたまることがあります。
走っていてストレスがたまるというのはすごく大きな問題でしょう。
レース用と練習用に分ける人も多い
マラソンシューズを二つしっかり持っている人の中には、レース用と練習用に分ける人も多いです。
レースの時には軽いシューズでタイムを狙って、練習の時にはクッション性の高いシューズで安全に走るのです。
クッション性の高いシューズというのは、イコールして重たいシューズということになります。
クッション性が高いということはそれだけしっかりとしたクッションが入っているということになります。
しっかりしたクッションが入っているということは、その分だけ重量も増します。
だから、クッション性が高いシューズは重たいのです。
普段重たいシューズで走っていれば、いざ軽いシューズに変えた時、すごく足が軽く感じるでしょう。
マラソンシューズを2つつかえば、そうしたやり方で結果を出していけるようにもなるのです。
この為に2つのマラソンシューズを使い分けているという方も多いでしょう。
春夏と秋冬でも分けられる
マラソンシューズを二つ用意しておけば、春夏と秋冬でも分けることが出来るようになります。
マラソンシューズには、通気性に優れたものと、通気性はそこまで気にしていないようなものがあります。
通気性に優れているというのは、ある意味ではすごく優れたことです。
なぜなら、走っている間というのは足がすごく汗をかきますから、通気性が良くないと足が蒸れて不快な思いをすることがあるからです。
でも、通気性に優れているというのは良い言葉かりではないのです。
それは、風通しが良いので、足が冷えてしまうからです。
春夏であれば、どう考えても風通しが良い方が良いですが、秋冬の寒い気温と強い北風の中では、それでは足が冷えてしまうことは間違いないでしょう。
足が冷えてしまうと、ランニングどころではなくなることがあります。
極端な冷えというのは、もはや痛みすら生みますから。
なので、秋冬には逆にそこまで高い通気性でないマラソンシューズを使うべきなのです。
2つのマラソンシューズがあれば、春夏も秋冬も、どちらも快適に走ることが出来るようになるでしょう。
冬場は思ったよりも冷える
冬場のマラソンというのは、走り始めてからでも意外とずっと身体が冷えているという事もあります。
ただ気温が低いだけの日ならばそうはならないでしょうが、北風が強いような日には、いくら走っても身体が温まらないことがあるのです。
特に風がダイレクトにあたるような顔や手の先、足先などはどうしても冷えがちになります。
だから、どうせ走っているうちに暖かくなるだろうと思って、春夏用の通気性が特に優れているような靴で走ると、まず後悔します。
雨の日でも走れるようになる
マラソンシューズが2つあれば、雨の日でも走ることが出来るようになります。
もしマラソンシューズが1つしかないと、雨の日にそれを使ってしまったら、次の日にはそれが濡れていて走ることができなくなるでしょう。
毎日走ることを目標にしている人がいたら、そうした雨による邪魔というのはすごくやっかいです。
なにかを毎日するという目標があって、それが自分の意志ではないなにかによって邪魔された時、なかなかそこからもう一度毎日頑張るというのは難しくなるものです。
これがたとえば、自分の意志で今日は辞めて置こうと思って休むのであれば次から頑張ることもできますが、やる気があったのにできなかったということになったら、心が折れてしまうものなのです。
でも、2つマラソンシューズがあれば、そうして予期せぬことで邪魔をされて走れなくなるということはなくなります。
だからきちんと毎日走ることが出来るようになるでしょう。
日本は雨の日も多い
日本という国は、雨の日もすごく多いです。
全世界で見ても、2番目に雨が多い国が日本だそうです。
それだけ雨が降るのですから、走ろうとしていた日が雨の日である可能性もかなり高いと言えるでしょう。
だからこそ特に2つのマラソンシューズが必要なのです。
もちろん雨でも気にせず走りマラソンシューズを濡らし、次の日に濡れたマラソンシューズで走るという事もナシではありません。
でもそれはやはり劣化を早めてしまう原因となるので、あまりおすすめはしません。
まず間違いなく臭いはきつくなってしまうでしょう。
ソールもはがれやすくなるでしょうし、アッパーも痛んでいってしまうはずです。
だから、それは避けるべきで、2つのマラソンシューズを用意するべきだと言えるのです。
同じサイズでも微妙に形が違うから
マラソンシューズはメーカーによって同じサイズでも微妙にかたちが違います。
そして、人の足も日によって微妙に大きさなどが違うと言えます。
たとえばむくんでいたらそれだけで足はパンパンになります。
足がパンパンになるということは、大きくなるという事です。
その時にそれにあったサイズ感のメーカーの靴を履いたらすごく走りやすいでしょう。
でも逆に足がちょっと絞れている時にそうした靴を履いたら、ちょっとゆるくて走りづらさを感じることがあります。
つまり、マラソンシューズが2つあれば、その時々の足状態に合わせて、自分の足にぴったりなマラソンシューズを選ぶことが出来るようになるという事です。
その時々で自分の足にぴったりなマラソンシューズを選ぶことができたら、常にストレスなく走ることが出来ると言えるでしょう。
違うメーカーの同じサイズをそろえる
ということは必然的に、同じメーカーの同じサイズで揃えるよりも、違うメーカーの同じサイズで揃えた方が良いということになります。
もちろんサイズは自分の足の変化具合に応じて、ずらしてしまうというのもアリです。
同じメーカーでも、靴の名前が変わればサイズ感は微妙に変わってはきますが、やはり大きな違いがあった方がより幅広く対応できるようになるので、メーカーは変えた方が良いでしょう。
マラソンシューズを出しているメーカーは、それぞれメーカーによって特徴があるものです。
たとえば日本人に向けたような幅広のマラソンシューズを作っているというようなところもあれば、あえて縦長のシュッとしたデザインの物を作っているところもあります。
色々と試着して色々なメーカーの特徴をしっかりと把握して、なるべく対極にあるような試着感の物を2つ購入するようにすると良いでしょう。
二つあればモチベーションも上がりやすいから
マラソンシューズが2つあった方が良い理由として、モチベーションに関することもあります。
それが、2つあった方がモチベーションは上がりやすいという事です。
マラソンシューズは、あまり安い買い物ではありません。
安い買い物ではないものを2つも購入するのですから、さらに安い買い物ではなくなります。
先にそれだけのコストをかけていると分かれば、今日はちょっと走りたくないなと感じた時でも、「いや、二つもマラソンシューズを買うくらいお金をかけているのだから頑張らないと」という気持ちになり、頑張ることが出来るようになります。
これが、2つマラソンシューズを買うことによるモチベーションのコントロールです。
人の気持ちはすごくもろいものです。
ちょっとしたことですぐに崩れてしまうものですから、こうしたところからモチベーションをコントロールしていくことも大切な事なのです。
インテリアとしても映えるようになる
1つだけを置いておくよりも、二つ置いた方が明らかにインテリアとしての見栄えも良くなります。
マラソン関係の物のインテリアとしての見栄えが良くなれば、当然ながらそれを見るたびにマラソンに関してのヤル気がふつふつとわきあがっていくことでしょう。
1つだけだったら、見栄えが悪いのでそもそも見えるところに置かない可能性もあります。
それではモチベーションを上げることもできません。
だから、2つ必要なのです。
まとめ
マラソンシューズが2つ必要だと理由は、実用的な理由から予備的な理由、さらにはモチベーション的な理由など、本当にいろいろあります。
それだけいろいろあるのですから、2つあるにこしたことはないでしょう。
もちろん無理して2つ買うことはありませんが、2つ買えるのであれば、おすすめは2つのマラソンシューズを用意することです。