子供にランニングシューズは必要?シューズでタイムは変わるの?
陸上競技を行っている子供の場合、ランニングシューズは必須アイテム。
でも、特に習い事やクラブ活動で陸上競技を行っていないという場合には、子供にランニングシューズを履かせるべきかどうか悩みますよね。
ランニングシューズはどのような役割をしてくれるのかということや、ランニングシューズの選び方についてご紹介します。
ランニングシューズでタイムは変わるのか
大切なのは、子供の足にフィットしているかどうかです。
市販のスニーカーは子供の足を守ることに特化しているのに対し、ランニングシューズは走りに特化してフィット感を得るように作られているので、ランニングシューズを履くことで走りやすさが得られる可能性は大いにあります。
しかし、ランニングシューズを使ったからといって、タイムが劇的に早くなるとは限りません。
普段から陸上競技で試合に向けて練習している子供の場合にはタイムが縮むことはありますが、体育や運動会でたまに走るくらいだとあまり変化は見られないでしょう。
子供の場合は気持ちの面が走りのタイムに大きく影響することが分かっているので、「新しいランニングシューズを買ってもらった!」という喜びや、「ランニングシューズを買ってもらったから早く走れるぞ!」という気持ちが大きく作用してタイムが縮む可能性も大いにあります。
ランニングシューズは練習と本番で使い分けるべき?
日ごろから毎日トレーニングをするという特殊なケースを除いては、ランニングシューズは練習用と本番用で使い分ける必要はないでしょう。
しかし、陸上競技を行っていて、試合に出ることを目標にしている子供の場合には、練習時と本番時でランニングシューズを変えるのが普通です。
というのも、本番用に特化したいわゆる「いいランニングシューズ」というのはソール部分の摩耗が激しく、練習時から履いているとすぐにダメになってしまうから。
そこで、練習時には耐久性のいいシューズを使って練習するのです。
では、シューズによってタイムが変わるかということですが、陸上競技を行っている子供を調査したデータによると、練習時と本番時ではタイムが変わってくることがあります。
ただし、子供の場合は本番時のアドレナリンの分泌量がグンと増えていつもより力を出せる子供も多く、ランニングシューズの違いというよりは、本番に強いかどうかがタイムに影響してくることが多いようです。
ランニングシューズの寿命はどれくらい?
ランニングシューズの寿命は、長いもので1000kmくらいの使用に耐えるように設計されています。
しかし、ソールが薄く軽いものの場合には、300km程度で寿命が来てしまうことも少なくありません。
また、子供の場合にはランニングシューズの寿命が来るよりも前に、足のサイズが合わなくなってしまうことの方が多いです。
小学生くらいの成長期の場合、試合に向けて本格的に練習をするというケースを除いては、ランニングシューズの寿命前にサイズが小さくなって買換えを検討しなければいけないでしょう。
寿命が来る前であったとしても、ソール部分がすり減って左右非対称になっていたりしたら買い替え時です。
ソールがすり減るとまっすぐ立つことが出来ないので、走行時のフォームが乱れます。
フォームは走りに大きく影響しますから、ソール部分はこまめにチェックするのがおすすめです。
まとめ
ランニングシューズを履くだけで劇的にタイムが縮まるとは限りませんが、自分の足にフィットしたものを履くということ、ランニングシューズを履いているという自信の2つが、タイムの短縮につながる可能性があります。
本格的に協議を行っている場合を除いては、ランニングシューズは練習用・本番用と分ける必要はないので、まずは1足用意するといいでしょう。