降りたらフラフラする!ランニングマシンで酔う原因とは?

室内の比較的狭いスペースで走ることを可能にしたランニングマシン。

室内で走ることができるので、外で走ることに抵抗を感じる人にはピッタリです。

しかし、ランニングマシンを使っている人の中には、走り終わって降りた直後、酔ってしまう人がいます。

では、なぜランニングマシンで酔ってしまうのでしょうか?

ここでは、ランニングマシンで酔うことについて説明していくので、原因を知りたい方はぜひご覧ください。



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ランニングマシンで酔う人はいる

ランニングマシンはスポーツジムで使用することができますが、ランニングマシンを購入すれば自宅で使うこともできます。

室内で走ることができるので、天候に左右されることなく、信号待ちもなく、自動車などに注意する必要もありません。

そのため、集中して走ることができます。

ですが、ランニングマシンで走っている人の中には、走り終わった後に酔ったような症状が出る人もいます。

また、走るだけでなく、ウォーキングをしていても酔ってしまう人はいます。

その酔う症状を別の言い方にすると、めまいやふらつきです。

ランニングマシンから降りた後に酔うことが多い

「走るのを止めよう」と思い、ランニングマシンから降りた直後にふらついてしまう人や、降りた後歩き始めてからめまいが起きる人がいます。

また、走り終わってから地面が勝手に動いているような感じが、ある程度続くという人もいます。

ランニングマシンでめまいやふらつきなど、酔ったような感じがすることから、「ランニングマシンを利用し続けても大丈夫なのか?」と不安を感じてしまう人もいます。

ランニングマシンでの酔いは、ランニングをしている最中や、ウォーキングをしている最中に起こるのではなく、運動を止めてランニングマシンから降りた後に起こるのが特徴になっています。

では、なぜ、ランニングマシンで歩いたり走ったりして、降りた直後にめまいやふらつきが起きてしまうのでしょうか?



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ランニングマシンで酔う原因は三半規管の混乱

外で走ると酔わないのに、ランニングマシンで酔うということは、走る環境の違いが原因として考えることができます。

外でのランニングは、走って前に進めば当然景色は変化しますが、ランニングマシンはその場で走るため景色は変化しません。

ランニングマシンで走っていると、景色が変化しない状態に三半規管が徐々に慣れていきます。

三半規管とは、内耳にある平衡感覚に深く関係している器官であり、身体のバランスを保つ役割があります。

そのような役割がある三半規管がランニングマシンを使っている状態に慣れてしまうと、ランニングマシンから降りた時に三半規管は混乱してしまいます。

そのため、めまいやふらつきなど、酔ったような症状が起きてしまいます。

つまり、ランニングマシンで酔うのは三半規管の混乱が原因であり、何かの病気で起こっている訳ではありません。

めまいやふらつきの原因が三半規管の混乱で、体調が悪いことや疲労が原因でなければ、ある程度時間が経過すれば自然に治ります。

ランニングマシンで酔いやすい人とは

ランニングマシンで酔いやすい人がいれば、酔いにくい人もいます。

ランニングマシンで酔いやすい人は、自律神経の乱れや鉄分不足、血行不良などが考えられます。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、交感神経と副交感神経のバランスが悪いと自律神経は乱れてしまいます。

自律神経は主に普段の生活習慣によって乱れてしまいます。

その生活習慣とは、不規則な生活・ストレス・疲労などで、自律神経の乱れはランニングマシンで酔う原因になります。

また、鉄分不足や血行不良なども、ランニングマシンでのめまいやふらつきの原因になります。

鉄分不足や血行不良は、普段の生活でもめまいやふらつきの原因になりますが、ランニングマシンで走った後もそれらの症状が起きやすくなります。

ランニングマシンでの酔いを緩和する方法とは

ランニングマシンで走るたびに酔ってしまうと、ランニングマシンを使うのが嫌になってしまうかと思います。

酔った時は、酔いが落ち着くまで座ったり、横になったりすると良いのですが、気持ち悪そうな顔をして横になったりするのはスポーツジムだとしにくいことでしょう。

そこで、次はランニングマシンで酔いにくくする方法を紹介していきます。

ランニングマシンで酔う原因は主に三半規管の混乱なため、三半規管の混乱を緩和させれば良いのです。

そのためには、走るのを止めようと思ったら、徐々に走るスピードを落としていく必要があります。

走るのを止める時に、急に走るのを止めてランニングマシンから降りると酔いやすいので、急に走るのを止めないで徐々にスピードを落としましょう。

すごく楽な状態まで走るスピードを徐々に下げ、最後はウォーキングのスピードまで下げ、しばらく歩いたらランニングマシンから降りると良いです。

そうすることによって三半規管の混乱を緩和することが可能ですが、ランニングマシンで歩いただけでも酔ってしまう人には効果を期待することはできないでしょう。

ランニングの最中に酔う場合

ランニングマシンから降りた時ではなく、走っている最中に酔ってしまう場合は、ランニングフォームの上下動が大きいことが原因として考えられます。

そのため、走っている最中に酔ってしまう人は、上下動の少ない背すじの伸びた正しいフォームで走ることを意識すると良いでしょう。

傾斜をつけると上り坂を上るような感じになるので、上下動は自然に小さくなります。

酔いが酷い人は自律神経を整えることが大切

徐々に走るスピードを落として身体に慣れさせても酔ってしまう人は、自律神経のバランスを整えましょう。

自律神経の乱れは、不規則な生活・ストレス・疲労の蓄積などが主な原因になるので、普段の生活習慣を見直すことが自律神経のバランスを整えることに繋がります。

自律神経のバランスを整えるには規則正しい生活をすることが大切で、睡眠時間を十分に確保し、1日3食なるべく同じ時間に食べると良いです。

そうすることによって、体内リズムが正常になり、自律神経のバランスを整えやすくなります。

また、ストレスに対して強くなることやストレスを解消すること、リラックスすることなども大切です。

会社や学校、家庭などの人間関係によるストレスから逃げることは難しいため、そのストレスとは上手に付き合うと良いでしょう。

物事をポジティブに考えたりなど、自分の気持ちを上手くコントロールすると良く、何か問題が起きても一人で解決しようとせず、信頼できる人に相談することも大切です。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かったり、心が落ち着く音楽を聞いたり、アロマセラピーをしたりなど、リラックスすることを行うことも自律神経のバランスを整えることに繋がるため、自分がリラックスできることを行うと良いでしょう。

生活習慣を見直し、ストレスを軽減し、リラックスできることを行うことで自律神経は整えやすくなり、ランニングマシンによる酔いを軽減することが可能になります。

なるべくカフェインを摂らないようにする

カフェインは交感神経を刺激するため、カフェインが含まれたコーヒーなどを飲むと頭(脳)や身体がスッキリします。

そのため、眠気を軽減することもでき、仕事などの効率を上げることが可能になります。

しかし、カフェインによる覚醒状態は一時的なものなので、ある程度時間が経過すると元の状態に戻ってしまいます。

そのことにより、「コーヒーの効き目が切れたから、もう一杯飲もう」ということになってしまいます。

精神と身体が疲労している状態で、交感神経を刺激して無理に働かせることは自律神経のバランスを乱す原因になります。

自律神経のバランスを整えたいのなら、コーヒーや紅茶などカフェインが多く含まれた飲み物はなるべく避けることをおすすめします。

まとめ

ランニングマシンで酔う原因は、三半規管の混乱になります。

そのため、走るのを止めようと思った時、少しずつスピードを落として終了することによって、酔いを軽減することが可能になります。

また、自律神経のバランスを整えることも、ランニングマシンでの酔いを軽減することに繋がるので、普段の生活習慣を見直すと良いでしょう。

体調が悪いことによりめまいやふらつきが起きる場合は、無理をしないようにしましょう。