目指せ完走!初心者のためのマラソンシューズの選び方と各メーカーおすすめシューズをご紹介。
東京マラソンをはじめ一般人も参加できる大規模なマラソン大会が増えてきました。
近年の健康志向にともない、ランナーは年々増えていき、「マラソン大会に応募したけど当選できなかった」というため息があちらこちらから聞こえてくるほどになっています。
42.195 ㎞を走り抜くには日頃の練習が必要です。
それと同時に、足を守るために道具(靴)選びはとても重要です。
走り始めたばかりの初心者のためにマラソンシューズの選び方をご紹介します。
そして、主要メーカーのおすすめシューズもご紹介します。
ご購入の参考にどうぞ。
マラソンシューズ選びのポイント
42.195 kmを完走してみたい。
「明日から練習を始めよう」と思った時に、手持ちのスニーカーで練習を始めるのはやめましょう。
走るという行為は思った以上に足に負担をかけます。
せっかく目標にむかって長期間頑張っていくのですから、足を守るためにもシューズ選びは慎重にしましょう。
初心者はレーシングシューズは買わない
初心者がやってしまいがちな勘違いとして、「オリンピック選手が履いているような靴を履けば、それなりに速く走れるんじゃないか?」ということ。
軽く、スマートな形状の靴を選んでしまいがちです。
車でたとえると「車の免許を取り立ての初心者が、いきなり馬力の大きい車に乗るようなもの」です。
道具にはレベルに応じた選び方が必要です。
初心者が優先すべきことは、「走り始めたばかりの足に負担をかけないようにする」ということです。
オリンピック選手のような上級者が履くシューズ(レーシングシューズ)は、42.195 kmを2~3時間で走りぬく走力のある選手が使うためスピードを重視します。
クッション性などをぎりぎりまでそぎ落とし、軽く軽く設計されています。
逆に、初心者向けの靴は、42.195 kmを5~6時間かけて走る初心者が使うため足へのクッション性を優先されて設計されています。
よって上級者が履く靴よりも重くなっています。
お店に行ったら、実際に持ってみてください。
初心者用と上級者用は重さがまったく違います。
実際、マラソンの持ちタイム(走力)によって選ぶ靴が分かれています。
初めて購入するときには、必ず陸上競技用のシューズを取り扱っているスポーツ専門店に行きましょう。
スタッフに自分のレベルを伝え、試し履きをしてから購入しましょう。
通販で購入するのは、あまりおすすめしません。
どんなメーカーがあるの?おすすめシューズもご紹介
マラソンシューズには多くのメーカーがあります。
専門店で試し履きをして、ご自身の1足を見つけていきましょう。
マラソンシューズは冬がトップシーズン。
1月になると各メーカーは新商品を発表します。
店舗に行くなら1月がおすすめです。
アシックス
兵庫県神戸市に本社を置く、総合スポーツメーカーです。
国内メーカーであることから、靴は日本人の幅広甲高の足に合うような作りになっています。
陸上競技部に入ったばかりの中学生が初めて専門シューズを買う時に、店舗スタッフからまずおすすめされるメーカーでもあります。
クッション素材に特徴があり、ゲル状のクッション素材を踵と前足部に用いており、足への衝撃を安定して吸収することができます。
また、ゲル状のクッション素材は摩耗ですり減ることがないため、靴の性能を長く維持することができます。
大都市にお住まいの方であれば、アシックスストアのご利用をおすすめします。
店舗主催のイベントが多く開催されています。
コーチから練習のアドバイスを受けたり、大勢と走ることで練習の成果を確認したりできます。
GT-2000 NEW YORK 5(3Dレギュラーラスト)
アシックスの初心者向けのおすすめシューズです。
メンズ用です。
LADY GT-2000 NEW YORK 5(3Dレディスレギュラーラスト)
レディース用です。
メンズ・レディス用ともに、これから走り始める人たちの足を守るべく、高いクッション性が衝撃を和らげることで、安定した走りをサポートします。
ミズノ
大阪府大阪市に本社を置く総合スポーツメーカーです。
野球用具のメーカーというイメージが強いですが、陸上競技用の靴も取り扱っています。
アシックスと同様、国内メーカーであることから、靴は日本人の幅広甲高の足に合うような作りになっています。
高いクッション性を持つ、独自のクッションシステムを採用していることにより、足の衝撃を和らげることができます。
また、高耐摩耗ラバーを摩耗による消耗が激しい踵部分に使用しているため、長い耐久性を持っています。
初めてマラソンに取り組む方は、オフィサルサイトは必見です。
完走に向けて、日々どのようなトレーニングをすればいいのか、スケジュールの立て方や練習メニューなど細かく情報が載っています。
ミズノシンクロ SL2
ミズノの初心者向けのおすすめシューズです。
メンズ、レディース両方あります。
柔らかい走り心地をもつため、これから走り始める方におすすめです。
値段も6000円前後と、お求めやすい価格となっています。
アディダス
ドイツのバイエルン州に本社を置く総合スポーツメーカーです。
「スタンスミス」に代表されるようにデザイン性が高い製品が多く、普段履きにもできるおしゃれなシューズが多く発売されています。
海外メーカーということもあり、幅は若干狭い目となります。
幅が狭い足の方であれば、フィット感があり履きやすいです。
購入の際には、必ず試し履きをしましょう。
東京と大阪にお住まいの方であれば、「RUNBASE」という初心者から上級者まで利用できる施設があります。
詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
イベントが充実しているので、ぜひ参加してみてください。
専門コーチから練習のアドバイスを受けたり、大勢と走ることで練習の成果を確認したりできます。
PureBOOST ZG Mesh 【ピュアブースト ゼットジー メッシュ】
アディダスの初心者向けおすすめシューズです。
ウィメンズ用はありません。
幅は2E相当ですので、要試し履きです。
高いクッション性をもつBOOSTフォームをかかとからつま先全体まで搭載しています。
PureBOOST X 【ピュアブースト エックス】
ウィメンズ用おすすめシューズです。
女性の足元を美しくスッキリと見せる、女性のためのランニングシューズです。
幅は2E相当ですので、要試し履きです。
土ふまずにぴったりフィット、そして女性の足の悩みである外反母趾にも対応しています。
メンズモデルである「PureBOOST ZG Mesh」と同様、 高いクッション性をもつBOOSTフォームをかかとからつま先全体まで搭載しています
ナイキ
アメリカ合衆国オレゴン州に本社を置く総合スポーツメーカーです。
2016年に開催されたリオオリンピックでは、多くの陸上選手がナイキの靴(ピンクとイエローにカラーリングされた靴)を履いていました。
陸上のみならず多くの有名スポーツ選手が使用しているため、テレビや雑誌などで目にすることが多いメーカーです。
アディダスと同様、海外メーカーであり、欧米の選手に多く供給していることから若干幅が狭い目です。
購入の際には、必ず試し履きをしましょう。
幅が狭い足の方であれば、フィット感があり履きやすいです。
スマートフォンをお持ちの方は、NIKE+ RUN CLUBアプリをぜひ使ってみてください。
日頃の練習の管理に役立てることができます。
東京にお住まいであれば、メーカー主催のイベントに参加することもできます。
詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
専門コーチから練習のアドバイスを受けたり、大勢と走ることで練習の成果を確認したりできます。
ナイキ ルナグライド 8
ナイキの初心者向けのおすすめシューズです。
スムーズな走りをサポートする機能が備わっています。
靴と一緒に靴下選びも重視しましょう
靴を購入する時には、靴下も慎重に選びましょう。
足が靴の中で滑ると走りづらくなります。
長時間走ると足の蒸れが気になるもの。
足が蒸れるとマメもできやすくなります。
快適性を優先するにも5本指靴下がおすすめです。
まとめ
これからマラソンを目指して頑張る方向けに、マラソンシューズの選び方をご紹介しました。
主要メーカーのおすすめシューズを載せました。
店舗でスタッフの方のアドバイスを受ける時の参考にしてください。
購入にあたっては、デザインより機能重視。
「レーシングシューズを購入しない」足を守るため、必ず守ってください。
ケガをしないことが、長く走りを楽しみ続ける秘訣です。
当たり前のことですが、難しいことです。
完走を目指して、がんばっていきましょう。