ウォーキングシューズとランニングシューズは同じじゃない!その2つの違いを徹底解説!
長い時間歩くことを考えられて設計されたウォーキングシューズ。
長い時間走ることを考えられて設計されたランニングシューズ。
その2つのシューズは似ているようで異なる部分がいくつかあります。
では、ウォーキングシューズとランニングシューズの違いとはどのようなところなのでしょうか?
ここでは、その2つのシューズの違いを解説していくので、ウォーキングやランニングを始めようと思っている方は、ぜひご覧ください。
重さの違い
ウォーキングシューズとランニングシューズとでは重さが違ってきます。
ランニングシューズは長い時間走りやすいように、一般的な靴と比較すると軽くなっています。
それに対してウォーキングシューズは、長い時間歩きやすいように靴底は厚く重めになっており、重めにすることで安定感を生み出し、歩きやすくしています。
また、重めにすることで、比較的楽に前に進むことを可能にしています。
では、なぜ重めにすると、楽に前に進むことができるのかというと、それは振り子のような感じになるためです。
そのため、疲労している時でも足を前に出しやすくなっており、ウォーキングをサポートしてくれます。
ランニングシューズにも重めのものはある
先程、ウォーキングシューズの方が重いと話しましたが、ランニングシューズの中には重めのものもあります。
ランニングシューズといっても様々な種類があり、クッション性やフィット感、重さなどはそれぞれ異なります。
クッション性が高いものがあれば、クッション性が低いものもあります。
そして、重めのものがあれば、軽いものもあります。
初心者用のランニングシューズだと、ソールが厚くなっているため、その分重くなっています。
そのため、重めのランニングシューズはウォーキングシューズと同じくらいの重さになっています。
基本、ウォーキングシューズよりも軽いランニングシューズですが、種類によってはウォーキングシューズと同じくらいの重さをしています。
また、基本、ウォーキングシューズは重めですが、中には軽いものも販売されています。
クッション性の違い
基本、ランニングシューズはウォーキングシューズよりもクッション性が優れています。
ウォーキングだと、どちらかの足が必ず地面に接地していますが、ランニングの場合はどちらの足も地面に接地していない状態の時があります。
つまり、ランニングは両足が宙に浮く状態なることから、着地の際、脚に大きな負担がかかってしまいます。
その負担を減らすために、多くのランニングシューズのクッション性は高くなっています。
しかし、ランニング上級者が履くレース用やスピード練習用のシューズは、ソールが薄く軽くなっており、クッション性よりも軽さを重視しています。
そのようなランニングシューズでも、脚を守るためのクッション性は考えられて設計されているため、ある程度クッション性はありますが、クッション性は低めなため、初心者が履くと怪我をしてしまうことがあります。
一方、ウォーキングシューズは、クッション性よりも耐久性を重視しており、ラバー素材を多く使っています。
ウォーキングはランニングのような大きな衝撃が脚に加わらないことから、そのような作りをしています。
使用されている素材の違い
ランニングはウォーキングよりも動きが大きく、汗をかきやすい運動です。
そのため、多くのランニングシューズのアッパー素材には、伸縮性と通気性に優れたメッシュ素材が使用されています。
そのことにより、蒸れにくく、マメはできにくく、快適に走り続けることができます。
一方、ウォーキングシューズは、歩きやすさを考えて設計されているため、アッパー素材には耐久性と防水性に優れた比較的強度がある合皮が使用されています。
そのため、雨の中でも快適にウォーキングができることを可能にしています。
安定性の違い
ランニングシューズは、長い時間走り続けられるように安定性は良くなっています。
そして、ウォーキングシューズも、長い時間歩き続けられるように安定性は良くなっています。
しかし、どちらかというと、ウォーキングシューズの方が安定性があります。
ウォーキングシューズは長い時間快適に歩けるように靴底は厚くなっています。
そのことにより、適度に重くなり、安定性が高くなります。
また、ウォーキング中に足が傾かないように、内側のソールが固められていることも、ウォーキングシューズの方が安定性に優れている理由です。
しかし、安定性の優れているランニングシューズは多くあり、特にランニング初心者用のソールが厚くクッション性に優れているものは安定性が優れています。
デザインの違い
ランニングシューズには、初心者用・中級者用・上級者用など様々な種類があります。
種類によって、重さやクッション性、フィット感などは違ってきます。
そして、デザインも違ってきます。
メーカーによってデザイン性が異なってきますが、ランニングシューズの種類によってもデザインは異なったきます。
青を基調にしているものや黄色を基調にしているもの、落ち着いたデザインのものや派手なデザインのものなど、様々なデザインのランニングシューズが販売されています。
そのため、ランニングシューズには自分好みのものを選ぶ楽しみがあります。
一方、多くのウォーキングシューズは、全体的に黒や茶色などをしています。
とても無難な色をしているので、幅広い年齢層の使用に向いていますが、どちらかというと若い方には向いていないデザインと言えます。
上記のことから、ランニングシューズは華やかで、ウォーキングシューズは地味というイメージになります。
デザインだけで選ぶのは良くない
様々なデザインがあるランニングシューズですが、デザインだけで選ぶのは良くありません。
デザインが気に入って購入しても、自分の足に合っていないと、快適に走ることはできません。
また、マメや怪我の原因になります。
そのため、ランニングシューズを選ぶ時は、自分の足に合っているのか、自分のレベルに合っているのかを確認することが大切です。
それらが合っているのか確認した上で、自分が好きなデザインのものを選ぶようにしましょう。
初心者はなるべくクッション性が高いものを選ぶことが大切です。
そして、アスファルトの上で練習することが多い方にも、クッション性を重視して選ぶことをおすすめします。
ウォーキングでランニングシューズを履いても問題ない
ウォーキングをするからといって、ウォーキングシューズを購入する必要はありません。
ウォーキングをする時にランニングシューズを履いても特に問題はないため、ウォーキング用にランニングシューズを購入する方は多くいます。
確かに、ウォーキングシューズよりもランニングシューズの方が種類が多く、様々なデザインのものが販売されているので、比較的地味なデザインが多いウォーキングシューズよりもランニングシューズの方が欲しくなります。
しかし、基本、ランニングシューズの方が価格が高いため、価格のことを考えると、ウォーキングしかしないのであればウォーキングシューズを選んだ方がお得です。
まとめ
以上、ウォーキングシューズとランニングシューズの違いを解説してきましたが、いかがでしたか?
それぞれ特徴が違ってきますが、前述した通り、ウォーキングにランニングシューズを履いても問題ありません。
しかし、ウォーキングでランニングシューズを履く場合は、ソールが厚くクッション性の高い初心者用ランニングシューズを履きましょう。
それは、ウォーキングにランニングのような速さは必要ないため、ウォーキングでソールが薄く軽いランニングシューズを履く必要がないからです。