とにかく疲れないマラソンシューズを選びたい方必見! シューズ選びのポイント(O脚・X脚におすすめのシューズも!)

fd91d5414e48ff0a8f9ae2876b6a537f_s

42.195kmの完走を目指すマラソンに欠かせないアイテムが、マラソンシューズです。

長時間走り続けても疲れないためには、自分の能力や目的に合わせてベストなシューズを選びたいものですね。

ひとえにマラソンシューズと言っても、世の中には様々な種類のシューズが存在しており、お店ではどれを選べばいいか迷ってしまうことも。

疲れないマラソンシューズを選ぶために、シューズ選びで見落としがちだけど大切なポイントを押さえておきましょう。





マラソンシューズはソールの形状も忘れずにチェック!

マラソンシューズを選ぶときは、サイズや軽さ、デザインなどももちろん大切ですが、ソールの形状もしっかりとチェックしましょう。

ソールとはいわゆる靴底のことです。

試し履きをするときには意外と見落としがちですが、ソールは地面と接触する部分なので、グリップや走りやすさに直結するとても大切なパーツなのです。

その形状によって摩擦度合いが変わり、地面に伝わるエネルギーも決まってくるので、ぜひソールにも注目して選びましょう。

ここでは形状別にソールの特徴をご紹介します。

溝が大きめのタイプ

ビギナー向けのトレーニングシューズに多く、舗装道路から不整地までどんな道でもオールマイティーに対応できます。

安定性が高く、長距離でも疲れないシューズといえるでしょう。

溝が浅く細かいタイプ

地面をしっかりとらえる優れたグリップ力があり、蹴り出したときのエネルギーをダイレクトに路面に伝えることができます。

舗装道路を走るのに最適で、スピードを重視するレーシングシューズとしてよく用いられます。

より溝の深いタイプは、足場の悪い不整地や山道を走るトレイルランニングシューズとして用いられます。

ビギナーのはじめの一足は、足運びをスムーズにする溝が大きめのタイプを選ぶとよいでしょう。

慣れてきたら、走り方や練習内容、距離によってソールの違うタイプのシューズを使い分けるのもおすすめです。





O脚・X脚・足裏の形でもシューズ選びは変わる!

マラソンシューズを選ぶときは、自分の足や足裏の形にも注目してみましょう。

日本人にはO脚が多いといわれていますが、O脚やX脚だと走ったときに膝に負担がかかりやすく、故障の原因になることもあります。

より安定性のいいシューズを選んで膝の負担を軽減し、故障を防ぐことが大切です。

また、偏平足・ハイアーチ・幅広・甲高など、足の特徴によってもシューズ選びは変わってきます。

これまで自分の足のタイプをそれほど意識してこなかったという人は、お店へ足を運ぶ前に、足の形をよく観察しておくといいかもしれません。

マラソンシューズ専門店では足の計測を行っているところもあり、足のタイプに合わせて的確なアドバイスが得られますのでおすすめです。

以下にて、足のタイプ別に疲れないシューズ選びのポイントを解説します。

O脚

ソールが柔らかすぎるものだと安定性が悪くなり、膝に負担がかかりやすくなります。

また、ソールがすり減ったままシューズを使い続けることも避けましょう。

X脚

O脚と同様、安定性に欠けるシューズや、ソールの片側がすり減ったままシューズを使うのは避けるようにしましょう。

X脚の人は、特にかかとの内側がすり減りやすいので要注意です。

偏平足またはハイアーチ

偏平足の人は土踏まずがあまりないので着地時の衝撃を吸収しづらく、逆にハイアーチの人は着地するたびに足底筋膜にストレスがかかり、炎症を起こしやすくなっています。

走ることによる痛みを防止するために、足の形状によってインソールを活用するのもひとつの手です。

足が幅広または甲高

足の幅が広い、あるいは甲が高いという人は、足長のサイズだけで判断しないことが大切です。

「靴紐で調整すれば問題ないのでは?」と思われがちですが、靴紐で調整できる範囲は限られています。

できるだけ足囲(ウイズ)にゆとりを持たせたシューズを選びましょう。

Eから4Eまで、複数の足囲を展開しているメーカーもたくさんあります。

いよいよ購入!お店での試し履きはこの順序で

マラソンシューズを選ぶときに最も重要なのは、試し履きをするということです。

実際に試し履きをして、自分の足に最もフィットするものを選ぶことが、本番の走りやすさ・疲れにくさに直結します。

お店でマラソンシューズの試し履きをするときは、次の手順でフィット感をチェックしましょう。

試し履きの際は、ソックスを履くことも忘れずに!

両足とも足を入れる

靴の試し履きをするときには片足しか履かない人も多いですが、マラソンシューズの試し履きは片足だけでなく、必ず両足とも行いましょう。

足は左右で大きさが微妙に違っていることがあるからです。

両足とも足を入れてみて、明らかにきつい、ゆるいと感じたら前後のサイズを試してみてください。

靴紐をしっかりと結んで立つ

シューズを足にフィットさせるためには、下からしっかりと紐を結ぶことがポイントです。

紐がたるんでいると余計な隙間ができてしまうので、シューホール(穴)に紐を通すたびにギュッと締めながら、足にフィットさせていきましょう。

歩いたり、走ったりしてフィット感をチェック

靴を履いて立っているだけでは、実際のフィット感は分かりません。

できればお店の人の許可をもらって、実際に歩いたり走ったりして、足への当たり具合やきつい部分がないかを確認しましょう。

お店によっては、ランニングマシーンで実際に走らせてもらうことができる場合もあります。

マラソンシューズはデザインも大切なポイント!お気に入りのデザインでコーディネートを楽しもう

気に入ったデザインを選ぶこともモチベーションを保つコツ!

マラソンシューズに疲れにくさを優先させたいのは、ランナーなら当然のことです。

しかし、足に合うという理由だけで、あまり好きではないデザインのシューズを購入しなければならない場合は、どうすればいいのでしょうか。

マラソンを続けていくなら、やはりモチベーションが上がるシューズを選びたいものですね。

ブランドやメーカーでマラソンシューズを選ぶことは、決して悪いわけではありません。

足には合うけどカラーは好きではない…というシューズよりも、少しきつめだけど好きなカラーやブランドのシューズのほうが、楽しいマラソン・ライフを過ごせるはずです。

モチベーションを保つためには、シューズをファッションや気分に合わせる遊び心も必要です。

なるべく足に合う範囲で、気に入ったデザインのマラソンシューズでコーディネートを楽しみましょう。

色使いがポイント!ウェアとのコーディネートを工夫しよう

マラソンシューズとウェアとのコーディネートは、色がちぐはぐになってしまいがち。

スポーツ用のウェアは色鮮やかなものが多いので、シューズとの色が明らかに違うと、結構目立ってしまいます。

そこでおすすめなのが、シューズと同じ色をどこかに一点取り入れること。

ウェアを同じ色にしなくても、アームカバーやネックウォーマーなどの小物をシューズの色に合わせると、コーディネートに統一感が出ます。

ウェアは、どんな色にもマッチする黒や白、グレーなどのベースカラーが合わせやすくておすすめです。

たまには、ウェアに合わせて靴紐を好きな色に変えてみてはいかがでしょうか。

靴紐はコーディネートのポイントになってくれますので、いろいろ試してみるのも面白いです。

まとめ

新しいマラソンシューズ選びはワクワクするものです。

より速く、より楽に走るためにも、自分の走力を見極めながらマラソンシューズを探しましょう。

セルフチェックでは不安だという方は、お店のスタッフに相談してみるのもおすすめです。

シューズに詳しいスタッフなら、実体験も交えていろいろアドバイスしてくれるはずです。

国内外様々なメーカーから種類が出ているので、できるだけ多くのシューズに足を入れて、自分に最適な一足をセレクトしてください。