ランニングやジョギングそして大会、ランニングタイツは履くべきか
ランニングタイツが普及してかなり年月が経ちました。
実際、そのあたりを日課で走っていると、同じランナーたちはみんなランニングタイツを着用しているようです。
まあすれ違いざまに見ているので、機能性のタイツなのか普通のタイツを履いているのかまでは、確認できないのです。
しかし近年このランニング用のタイツ、履いたほうがいいのか履かないほうがいいのか、意見が別れてきました。
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昔は皆さん生足でした
ここまでランニングが普及する前、まだ走るのは一部の人だけだった時代、大会などの中継を見たりすると、短パンがランナーのお決まりのウエアでした。
上はTシャツで下は軽い布地の短パンで、それが走るとともに風に翻るのが何とも軽快に見えたものです。
機能性などという言葉が、まだなかった時代のことです。
シューズにしても、普通のスニーカーを利用したりしていました。
まだ自分の足に合わせて靴を選ぶというのも、贅沢だった時代です。
人によっては足に合わない靴を、仕方なく合わない部分を切り裂いたりして履いたといいいます。
擦れて痛い部分を、切ってしまったのですね。
そんな時代ですから、機能性のウエアなどというものはまだ夢のまた夢でした。
脚にトラブルがあれば、布を巻いてサポーター代わりに走ったランナーたちです。
いやあの時代のランナーは、皆さんタフだったのです。
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時代は移り変わる
そして時代は移り変わり、走る人も一般に増えてきました。
ごく普通の、特に大会に出るとかいう目的のない人でも、健康のために走るようになったのです。
勿論競技ランナーの数も、増加しました。
こうなるとスポーツウエアの業界も、商品を開発販売することに力が入ります。
少しでも楽に、速く、記録を更新させるようなウエアと言う考え方で、新しい商品の開発も行われたのです。
シューズもランニング専用のものが作られるようになりました。
脚への負担を少しでも減らすために設計されたシューズが、店頭に並ぶようになります。
この脚への負担は、特にランナーにとっては大命題です。
肝心要の脚を壊してしまっては、記録更新どころか完走さえできなくなります。
サポーターも多く開発され、特に壊しやすい膝のサポーターは、改良されて使いやすくなっていきました。
そしてスポーツ医学の発展とともに、脚の筋肉へのアプローチも変化していきます。
脚全体のサポートも考慮の上開発されたのが、ランニングタイツなのです。
ランニングタイツは履いたほうが楽か
実際このランニング用のタイツ、履くと本当に脚全体が楽になります。
走っていても、走った後も筆者の場合疲労度が違っています。
これに関しては個人差がありますので、誰でも同じくすごく楽になるかと言うと、これは断言できません。
しかし筋肉サポートに関して充分に働いてくれているのは、実感できるはずです。
機能性タイツで、きちんと正しく履けば、それなりの効果は期待できます。
またそこまで専門的なウエアでなくてもという場合も、夏のUVカットや汗止めにタイツは役に立ってくれます。
勿論冬は保温という点で、タイツの有無はかなりの差を生みます。
少なくとも筆者の場合はランニング用のタイツ、かなりの効果を生んでくれています。
ランニングタイツは不要という人も
しかしランニングタイツはとくに必要ない、と断言する人もこのところ多くなってきました。
以下のような意見が見られます。
締め付けが苦しくて足の動きが悪くなる
ランニングタイツで機能性のものの場合、筋肉サポートの点から言っても脚全体に締め付けが入ります。
膝や足首のトラブルの時にサポーターを使いますが、同じくサポートの面からして、ランニングタイツも締め付けは必須です。
結果、履いていないときよりも足の動きに力が必要になるのですね。
これが邪魔だという意見が、結構あります。
結果、あまり記録が伸びないと言う人も結構いるのです。
特に効果を感じない
サポート効果もですが、筋肉疲労の軽減という効果も期待できるのが、ランニングタイツです。
しかしこれもまた、個人差が出るのは明らかです。
履いて走ってみたけれど、特に次の日が楽になったと感じない人もいます。
逆に前記のように足を動かすのに力がはいるので、疲れてしまったという人もいます。
こういった場合は、さすがに使用しないほうがいいということになりますね。
ランニングタイツを履くのがおすすめの場合は
賛否両論ありますが、それでもある一定の条件下では履いたほうがいい場合は確かにあります。
脚の筋肉や関節部のトラブル
ランナーの場合、脚の関節や筋肉にトラブルのない時はまず無い、と言って過言ではありません。
無理なくのんびりと自分のペースで走っていても、ジャンプの連続と同じ運動のランニングです。
しかも長時間に渡るのですから、ある程度のトラブルは起きて当然です。
すぐに治る程度のものならともかく、そうでない場合はやはりサポートは欲しいですね。
サポーターでもいいのですが、脚全体の筋肉から関節部までのサポートとなると、これは機能性のランニングタイツがおすすめです。
怪我のリハビリで走る時なども、履いたほうが楽ですし無理がかかりません。
ただしそのストレッチの強さから、着脱にかなり力が必要になります。
脚に力が入りすぎないように、トラブルのある人は特に注意したいものですね。
汗止めや保温に
これは機能性のものでなくとも役目を果たしてくれます。
夏の汗が、生足で走っているとそのまま流れ落ちて、靴にまで入り込む時があります。
これは安全のためにも避けたいものです。
タイツが1枚あれば、これはかなり防げますので、夏こそタイツの出番です。
そして寒い時期はその反対に、保温のために1枚脚を覆っておきたいですね。
また冬でも勿論汗をかきますので、むき出しの脚の汗が風にあたって乾く寒さを避けるためにも、1枚タイツを使用しておきたいものです。
怪我を避けたい軽減したい
屋外でのランニングの場合、屋内でのマシン使用の走りと違って、突然のトラブルが起きる可能性があります。
人とぶつかりかけたり、車が急に脇道から出てきたり、舗装路の凸凹で足を取られたり、結構危険がいっぱいです。
そういった時、心ならずも転んでしまった時など、このタイツ1枚がかなりの部分で皮膚を守ってくれます。
特に機能性タイツの生地は丈夫なものが使用されていますので、怪我を軽減してくれます。
筆者の場合は履いたり履かなかったり
さて筆者の場合ですが、履く履かないは状況に応じてとしています。
大まかに言うと、普段のトレーニングで走る時には履いています。
怪我をしないように、脚を守るためにが目的です。
機能性タイツは履くのに時間もかかり、ちょっと面倒だということで、特に脚にトラブルがなければ普通のタイツを使用します。
足の関節や筋肉に気になることがあれば、機能性のタイツを履きます。
しかし大会などに出る場合は、あまり履きません。
やはり軽快に走りたいという気持ちがありますし、保温は最初のうちトレパンを履いておけば済みます。
途中ですぐに脱げるのがこのトレパンの強みなので、邪魔になったらすぐ脱いで腰に巻いて走ります。
タイツの問題点は、何しろ脱ぎたくなってもすぐに脱げないということです。
なので、記録を作りたい場合など、着脱の楽なものの方を好んでしまうのです。
でも練習の時は、練習で壊したらそれこそアホらしいので、しっかりと脚を保護するためにも、タイツ着用している次第です。
まとめ
ランニングタイツを履くとか履かないとか、結構ランナーの間でも意見が別れます。
まあ正直なところ、自分に合った方法を探すのが一番なのですね。
実際、脚を守るという点に関してはこのランニングタイツ、大きく力を発揮してくれます。
大会前のトレーニングなど特に、脚を守っておきたい場合の着用は、個人的にもおすすめしたいところです。