初心者でもランニングシューズは必要?ランニングシューズの必要性や正しい選び方をご紹介
ダイエットや健康維持のために、ランニングを始めようと考えている人も多いのではないでしょうか。
ランニングを始めるにあたり重要になってくるのが、ランニングシューズ選びです。
ですが、いざ買いに行ってもたくさんの種類が売られているため、どれを選べばよいか困ってしまいますよね。
そこで今回は、始めてランニングに挑戦するという初心者ランナーのあなたへ、ランニングシューズの必要性や選び方、正しい履き方についてご紹介します。
目次
ランニングを始めるなら準備したいランニングシューズ 運動靴との違いやメリット
これからランニングに挑戦しようと考えている方の中には、「続けられるかどうかわからないし、慣れてから買えば良いよね?」「普通の運動靴があるから、それを使っても良いでしょ?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
ランニングシューズを買ったはいいものの、数回しか使わなかったとなればお金の無駄になってしまうのも確か…。
ですが、ランニングシューズを履くことで得られる効果を考えると、きちんとランニングシューズを用意して履くことをおすすめします。
ランニングシューズと運動靴との違い
長距離を走ることを想定して作られたランニングシューズと普通のスニーカーや運動靴は、同じような形に見えても別物です。
まずは、ランニングシューズとスニーカーや運動靴との違いについてご紹介します。
①クッション性
ランニングをすると、足首や膝などの関節にどうしても大きな負担がかかってしまいます。
なんと、ランニングの着地時にかかる衝撃は体重の2~3倍もあるそうです!
そのため、ランニングシューズは着地時の衝撃を吸収するようにクッション性が良くなっています。
②靴の重さ
ランニングシューズは、ランニングレベルによっての違いはありますが、スニーカーなどと比べて軽い物がほとんどです。
スピード重視の軽量タイプのランニングシューズでは、片足で200グラムを切っています。
③通気性
長距離を走っていると足にも汗をかきます。
そのままの状態で走り続けると、靴の中が蒸れて不快ですよね。
そうならないために、ランニングシューズはメッシュなどの通気性の良い素材で作られています。
④反発力
ランニングシューズは、着地時の衝撃を利用して次の一歩が出やすいように作られています。
ランニングシューズを履くことのメリット4つ
①怪我を防ぐ
ランニングシューズは、着地時にかかる衝撃を吸収して足首や膝などの関節にかかる負担を軽減する役割を果たしてくれます。
ランニングで足にかかる衝撃は、なんと体重の3倍と言われています!
体重50㎏の女性の場合、150㎏もの衝撃がかかる計算です。
そんな衝撃を受け続けていれば、関節などに大きな負担がかかって痛めてしてしまうかもしれませんよね。
ランニングシューズは、着地時にかかる衝撃をクッション性の高い靴底で吸収してくれるため、ケガの予防になります。
②足が疲れにくい
ランニングシューズの「衝撃を吸収して足への負担を減らす」という働きは、怪我の予防になるだけでなく、足が疲れにくいというメリットにもつながります。
また、ランニングに適さない靴で走っているとフォームが崩れたり、無駄な筋力を使ったりするので疲れやすいです。
ランニングシューズはそれらを防いでくれるため、足が疲れにくくなります。
③足が蒸れない
ランニングシューズは通気性が良いため、足が蒸れず快適に走ることが出来ます。
蒸れた状態が長くことは水虫の原因にもなるため、通気性が良くサラっとした足でいられることはメリットと言えるでしょう。
④ランニングフォームが安定する
スニーカーやサイズの合っていないランニングシューズでは、きれいなフォームで走れません。
正しいフォームを身に着けるためにも、ランニングシューズを履きましょう。
ランニングシューズをネットで買うときは「返品・交換OK」の物にするべき
ランニングシューズを買うなら、スポーツ用品店に行くことをおすすめします。
初心者がランニングシューズを選ぶときに気をつけたいポイント5つ
で詳しくお伝えしますが、ランニングシューズを買うときは、必ず試し履きをして自分の足にフィットするかを確認するべきです。
スポーツ用品店ならば、ランニングシューズに関する知識を持った人に相談できるので安心です。
サイズの計測をしてくれる店もあるので、自分に合った一足を見つけられるでしょう。
ですが、忙しくて店まで行けないからネットで買いたいという人もいると思います。
ですが、試し履きが出来ないまま購入すると、実際に履いたときにサイズが合わないという可能性があります。
「せっかく買ったから…」と履きたくなりますが、サイズの合わないランニングシューズを履くことは怪我の原因になるため止めましょう。
ネットで買う場合は、返品や交換が可能な商品を選んで購入します。
そうすれば、履いてみて納得がいかなかった場合でも何とかなるでしょう。
初心者ランナーがランニングシューズを選ぶときに気をつけたいポイント5つ
ランニングシューズに限らず、靴を選ぶときには、自分の足に合ったサイズかどうか確かめる事が重要ですよね。
特にランニングシューズの場合、自分の足に合った物を履かないことは怪我にもつながります。
普段の靴が〇㎝だからという理由で選ぶのではなく、しっかりと足のサイズを測り、試し履きしてから買うことをおすすめします。
その他にも初心者がランニングシューズを選ぶときに気を付けたいポイントがあるので、以下でご紹介します。
- 自分の足にあったサイズ
- 靴底に厚みがあってクッション性が高い
- つま先に1センチ程度の余裕がある
- 足を動かした時にかかとが浮かない
- 足の甲がきつくないか
自分の足にあったサイズ
自分の足のサイズを確認するには、「足長」と「足囲」を測ります。
足長は、かかとから一番長い指の指先までの長さのことです。
足長の長さが、靴の〇㎝のサイズ表記の部分です。
足囲は、親指と小指の付け根部分を通って、足の裏と甲の周りを一周した長さのことです。
一番幅の広い部分の長さのことだと思ってください。
足囲の長さによって分類され、E・2Eなどというように表記がされています。
靴底に厚みがあってクッション性が高い
まだ筋力も少なく、正しいランニングフォームが身についていない初心者ランナーには、靴底に厚みがあり、クッション性の高い靴がおすすめです。
クッション性が高いということは、その分衝撃を吸収する能力が高く、ケガの予防につながります。
靴底が厚い分、ランニングシューズは重くなってしまいますが、まだスピードを重視しない初心者ランナーの場合は軽い靴ではなく、多少重くてもクッション性の高い物を選びましょう。
つま先に1㎝程度の余裕がある
サイズとクッション性を確認して選んだあとは、必ず試し履きをします。
その時確認したいことのひとつが、つま先に1㎝程度の余裕があるかどうかです。
靴下の厚みによって余裕も変わってくるため、試し履きをする時はランニングに使用する予定の靴下で行うと良いでしょう。
足を動かした時にかかとが浮かない
かかとがランニングシューズのヒールカップと呼ばれるシューズのかかと部分にしっかりと収まっているかも重要です。
かかとが浮いてしまうようでは、着地が不安定になり怪我にもつながります。
安定した走りをするためにも、かかとがしっかりとヒールカップに収まる物を選んでください。
足の甲がきつかったり 緩かったりしない
足の甲の部分がきついと圧迫され、血流がわるくなってしまい痛みが出る原因になります。
反対に、甲部分に余裕がありすぎることもNGです。
無駄な余裕があると足が擦れてしまい、マメが出来る原因になってしまいます。
知らなきゃ損 ランニングシューズの正しい履き方
きちんとしたランニングシューズを選んだとしても、履き方が間違っていては意味がありません。
ランニングシューズの能力を最大限に活かすためにも、きちんと正しい履き方を覚えておきましょう。
①履くたびに靴ひもは結び直す
普段のスニーカーであれば、靴ひもが結ばれた状態のまま脱いだり履いたりする人がほとんどだと思います。
ですが、ランニングシューズの場合はNG!
履くたびにしっかりと結び直しましょう。
一度しっかりと靴ひもを結んでいたとしても、走ったあとでは多少の緩みがでます。
また、走る時間帯や体調で足がむくんでいるなど足の状態に変化が出るため、履くたびに靴ひもは結び直します②かかとをヒールカップにしっかりと収める
普段スニーカーなどを履くとき、つま先をトントンして履く人もいるのではないでしょうか?
ですが、本当はかかと側をトントンして履くのが正解です。
ランニングシューズを履いたら、かかとを床にトントンと打ち付け、かかとをヒールカップ内にしっかりと収めましょう。
安定した走りをするために、しっかりとかかとを合わせてから履いてください。
③靴ひも
かかとを地面につけ、つま先をあげた状態で靴ひもを結びます。
靴ひもの先端を一気に引っ張って締めるのではなく、つま先の方から一列ずつ順番に締めていき足にしっかりとフィットするように調整しましょう。
反対に、きつく締めすぎてしまわないようにも注意してください。
まとめ
怪我をせず、楽しくランニングを続けるためにも、自分に合ったランニングシューズを履くことは非常に大切です。
今回ご紹介したポイントを参考に、あなたにぴったりのランニングシューズを探してみてください。
また、ランニングシューズの効果を最大限に発揮するためには、正しい履き方をすることが重要です。
ぜひ、選び方のポイントと合わせて、正しい履き方もマスターしてくださいね。