初心者必見!知識ゼロから始めるバッシュの選び方と注意点とは?
バスケットボールを始めるとき、必ず必要になってくるのがバッシュ(バスケットシューズ)です。
バッシュはバスケットボールのために作られたものなので、普通の体育館シューズにはない機能がたくさんあります。
これからバスケットボールを始める方はぜひ購入するべきでしょう。
しかし、初めてバッシュを購入する方はどれを選ぶべきかわからないのが本音だと思います。
ここではバスケットボール、シューズ選びの両方とも初心者の方に向けておすすめのバッシュの選び方を解説します。
バッシュの効果
バッシュには普通の室内用シューズに無い機能がたくさんあります。
ここではバッシュの主な機能を紹介しますが、各メーカーはこれ以外にも細かいところで工夫を凝らしています。
ここに挙げたもの以外にもシューズごとの特徴などもありますのでシューズ選びの際の参考にしてみてください。
滑りにくい
まずバッシュは室内用に比べて滑りにくいです。
バスケットボールはスポーツとして急な方向転換が多く発生します。
このときにバッシュを履いていないと滑って転倒してしまうこともあります。
また、地面を蹴り出す1歩目の速さにも大きく影響し、滑りにくいことで力強く走り出すことが出来るでしょう。
衝撃を吸収する
バッシュは衝撃を吸収する作りになっていることも特徴でしょう。
具体的には靴底を厚くすることや、靴底にエアバックのような機能をつけているものもあります。
バスケットボールはジャンプをする頻度が高いため、足に負担がかかります。
これを少しでも和らげるために衝撃を吸収する作りになっているのです。
この機能の薄いシューズでは、最悪の場合疲労骨折を起こしてしまう可能性もあります。
軽量性
また、バッシュは室内シューズより軽いです。
バスケは跳躍力が重要なスポーツですので少しでも軽くすることで運動の邪魔にならないようになっています。
シューズだけで跳躍力が変わるのか疑問に思う方もいると思いますが、あまりに跳躍力が上がって不公平だとのことでNBAでの使用が禁じられたシューズもあるほどです。
跳躍力のみならず走るスピードや、足の疲労軽減のためにも軽量性は重要です。
シューズはポジションごとに違う
バッシュはポジションごとに求められる機能が違います。
よって、ポジションごとに専用のシューズというものがあるのです。
ここではポジションをガード、センター、フォワードの3つに大別しそれぞれ求められるシューズの機能を紹介します。
ガード
ガードに求められるシューズの機能は、軽量性、反発性、クッション性です。
ガードは司令塔として活動します。
ドリブルでコート全体を動かなくてはならず、運動量の多いポジションといえるでしょう。
よって、動きを邪魔しない軽量性、反発力を自分の動きに利用できる反発性、足の負担を軽減し動き回ることによる負担を軽減するクッション性が求められるのです。
フォワード
フォワードに求められるシューズの機能は、グリップ力、軽量性です。
フォワードは何よりもスピードと瞬発力が大切なポジションです。
ですからシューズの機能もそれらを阻害しないものが重視されます。
すばやい方向転換や1歩目を踏み出す力のためのグリップ力、足の動きを邪魔せず、スピードを落とさない軽量性が必要です。
センター
センターに求められるシューズの機能は、安定性、クッション性、耐久性、サポート性が求められます。
センターはゴール下でのぶつかり合いが多いポジションです。
言い換えれば肉体的な接触が最も多いポジションとも言えるでしょう。
よって求められるシューズの機能はほかのポジションとは大きく異なります。
ジャンプ後にバランスを崩さない、ポジショニングを争う中で転倒しないための安定性、ジャンプの衝撃を和らげるクッション性、接触が多い中ですぐに壊れてしまわないような耐久性、足元での危険な接触から足を守るサポート性に気をつけてシューズを選ぶべきでしょう。
怪我を防ぐための選び方
ポジションごとに要求される機能のほかにも初心者が気をつけるべきポイントがあります。
それは怪我をしにくいことです。
初心者のうちは体ができていなかったり、バスケットボールの動きに慣れていないせいで怪我のリスクが通常より高いです。
ここでは初心者が怪我をするリスクを減らすためのポイントを紹介します。
ハイカットとローカット
初心者のうちはハイカットを選ぶのがよいでしょう。
ハイカットとはシューズのくるぶしから足首までの長さがくるぶしの上まであるものを言います。
逆にローカットはくるぶしの下までのものです。
初心者にハイカットがおすすめなのには理由があります。
ハイカットは足首がある程度固定されるため、無理な動きをして怪我をすることがなくなるからです。
ある程度バスケットボールの経験がある人であれば怪我につながる無茶な足の動きはしないものですが、経験の浅い人はそうも行きません。
スキルが上がっていき、もっと自由に足首を動かしたくなったらローカットに切り替えてもよいでしょう。
また、ハイカットのほうが足首が固定され、捻挫をしにくいということもあります。
ローカットは足首が自由に動く分、何かあったときに足首が大きく捻られてしまい捻挫しやすくなってしまいます。
ハイカットであれば足首が少し固定されているため、少々足首をねじる程度では捻挫になりません。
ローカットには軽量性や足首の運動性などのメリットはあるものの、怪我防止の観点から見ると初心者にはハイカットがおすすめといえるでしょう。
個人の足にあわせる
バッシュは自分の足にあったものを履かなくてはいけません。
もちろん最高なのはオーダーメイドで自分専用のシューズを作ることですがそれは誰にでも出来ることではありません。
ここでは自分にあったシューズを選ぶ方法について解説します。
必ず試着する
シューズを選ぶ際には必ず両足ともしっかりと試着しましょう。
バッシュは普段履く靴と違って運動をするときに履く靴です。
普段の生活であれば少しくらい足に合わなくても怪我をすることは無いでしょうが、合わないシューズを履いてスポーツをすると怪我のリスクがとても大きなものになります。
オークションや通販での購入は楽で価格も安い場合がありますが、それよりも実際に履いて確かめることのほうがずっと大切です。
また、面倒くさがって片方の足しか試着しない人もいますが、人間の足は左右で微妙に形が違ったりするため、必ず両足を試着しましょう。
足の形
人によって足の形はかなり違うということは覚えておかなくてはいけません。
大きく分けると足の形は、甲が高く幅が広い足、幅が細くて狭い足の2つのタイプがあるといいます。
バッシュもさまざまな形があり、日本人に向けて作られたものもあれば外国の人向けに作られたものもあります。
サイズ自体は同じでも形状が大きく異なるといったケースもあります。
日本人はどちらかというと甲が高く幅が広い足の人が多いといわれていまるので、シューズを探すときには幅の広いものを意識して選んでみるとよいでしょう。
もちろん人によっては幅が細いタイプの足の人もいます。
その場合は幅の狭いシューズを探してみましょう。
まとめ
バスケットボール初心者におすすめのバッシュ選びについて解説してきましたがいかがでしたか?
まとめると、ポジションごとに必要とされる機能を持つバッシュを選ぶ怪我の防止に重点を置いたシューズを選ぶ個人の足の形を把握し、それにあったバッシュを試着して買うこの3つがバッシュを選ぶ際には最も重要なことだと言えます。
まずは自分のやりたいポジションや自分の足の形などをしっかり把握した上で、専門店などの試着が出来る環境でバッシュを選んでみてください。
バッシュについての知識がある友人や、お店の人と相談しながら選ぶことで、より自分に合ったバッシュを選ぶことが出来ると思います。