左側に現れる腰痛その原因とは?
慢性的な腰痛や、急性腰痛でも、腰が全体的に痛かったり、左右のどちらか一方の腰が痛かったりと、人によって症状の出方や、痛みの部位は様々です。
なんとなく左側の腰が痛い、左側の腰が重苦しい、左のお尻や太ももまで痛みを感じにくい、左足力が入りにくい等という症状をお持ちの方はいませんか?なぜ左右どちらかに症状が出てくるのでしょうか?左側の腰痛の原因として考えられるのは、どのようなものがあるのでしょうか?
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左側の腰痛の原因1:腰椎椎間板ヘルニアの可能性
腰椎は5つの骨と、腰椎の一番下にある仙骨1つから出来ています。
骨と骨の間にあり、骨と骨のクッションのような働きをしてくれている軟骨成分であり、椎間板と呼ばれるものです。
椎間板ヘルニアのはっきりとした原因は分かっていませんが、普段から重い物を持って腰に負担をかけていたり、長時間同じ姿勢でいる為だったり、加齢によるものだったりと様々な要因が考えられています。
これらのなんらかな原因によって、腰骨と腰骨の間が狭くなると、椎間板が圧迫されてつぶれていってしまいます。
行き場を無くした椎間板はやがて、腰の背中側(後方)にある、脊柱管という神経の入っている管を圧迫していきます。
それによって、神経までもが刺激され、腰痛や、また進行すると下肢痛や下肢のしびれ、または足の筋力低下を伴う事があります。
この脊柱管が圧迫された時に、右側を刺激していれば、右腰部や右下肢に、左側を圧迫していれば左腰部や左下肢に痛みや、重苦しさが出現します。
腰椎椎間板ヘルニアの症状は左右どちらかにくるかは人それぞれです。
右側に症状が出る人もいれば、左側に症状が出る人もいます。
腰痛が長引いていたり、下肢の痛みや下肢のしびれが出てきたり、足の筋力低下を感じるようになったら、早めに病院を受診する事をお勧めします。
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左側の腰痛の原因2:腎臓の不調によるものの可能性
左側に腰痛が出現する原因の一つとして、さらに考えられるのが腎臓の不調によるものの可能性です。
腰のレントゲンやCT、MRI検査をしても、腰痛がなかなか取れない、腰痛が長引いているという人は沢山います。
ただの腰の疲れによる腰痛であれば良いのですが、心配であれば、内科を受診して内臓、腎臓に異常がないか調べてみても良いでしょう。
腎臓は左右の腰の少し上付近に位置しています。
そもそも腎臓とは、体内の血液をろ過して、不要になった老廃物や、塩分等を尿として体外に排出する働きを担っています。
なんらかの原因によって、腎臓の働きが悪くなると右側の腰痛または左側の腰痛を引き起こす事があります。
他に現れる症状としては身体の浮腫みや、発熱、尿の出が悪い、血尿、身体が疲れやすい等様々な症状が現れるのです。
もし症状的に当てはまるなと思っている方は、早期に病院を受診する事をお勧めします。
左側の腰痛の原因3:腰の疲れが左側にきている為の腰痛
腰痛の原因のほとんどは不明だと言われています。
腰のレントゲンやCT、MRI検査をしても異常がなくて腰痛に悩んでいる方は沢山います。
そこで生活習慣を見直してみましょう。
長時間立っている際に、どちらかに体重をかけてバランスが悪く立ってはいませんか?椅子に座る際にも左側で足を組んでいたり、体重を左右どちらかにかけて、骨盤のバランスを悪くさせていませんか?そうすると腰に負担がかかりやすくなり、左右どちらかに疲労が溜まり、腰痛の原因になってしまいます。
正しい姿勢を身につけ、バランス良く立つ、バランス良く座る事で、腰痛を和らげ、予防する事が出来ます。
まとめ
右側にくる腰痛、左側にくる腰痛、人によって症状の出方、症状の出る場所はそれぞれです。
もしなかなか治らない腰痛にお悩みの場合は、腰のレントゲンだけではなく、CTやMRI検査をして、神経への圧迫がないか調べてみる事をお勧めします。
ヘルニアの場合でも足に力が入りにくい等の症状が現れている場合、放置しておくのは良くありません。
放置する事で筋力が戻らない場合もあるので、早期に整形外科を受診しましょう。
また、腰のCT、MRI検査をしても腰痛のはっきりとした原因がなく、悩んでいる方は内科を受診し腎臓に異常がないかと調べてみるのも良いでしょう。
腎臓の病気の場合、放置していれば、透析等の治療を受けなければいけない場合もあります。
何事も心配なのであれば、すぐに病院を受診し、身体に異常がないか調べる事が大切ですね。