長く使える座椅子の条件とは?素材で考える座椅子の選び方

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低価格の座椅子がすぐにへたってしまい、結局頻繁に買い換えるハメに…そんな経験はないでしょうか。

コストパフォーマンスを考えれば、より安く・長く使える製品を選びたいところです。

座椅子にはやはり寿命があるのか・何が座椅子の丈夫さを決めているのか?

ということに主眼を置いて、座椅子選びのヒントを提案していきます。



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座椅子の寿命

はじめに述べておきたいのは、座椅子はあくまでも消耗品であるということです。

そのため、「安いものを買って頻繁に買い換えるほうがよい」との意見も多く聞かれます。

このことについて、詳しく解説していきます。

体重と座っている時間が重要

足のついている椅子・座椅子それぞれに座った時の負荷を比較すると、座椅子のほうがはるかに高くなります。

そのため、買ったばかりの座り心地を保てるのは最初の数ヶ月だけ…と考えるのが無難。

また、使用するかたの体重・座椅子の使用目的も重要です。

標準〜太り気味の男性のかたで、かつローデスクでの作業目的(使用時間8〜10時間)であれば、座椅子の消耗スピードはいよいよ早くなると考えて間違いありません。

それでは、具体的にはどのくらいの寿命になるのでしょうか。

現実的には1〜1年半

現実的な座椅子の寿命として指摘されているのは、1〜1年半です。

勿論、使用者の体重・使用時間によっては、もっと短くなる可能性もあります。

まずは座面の反発力がなくなることから始まり、椅子内部にあるフレームの感触が外側からも分かるようになります。

この状態で使い続けると、腰や肩への負担が大きくなるのはもちろんのこと、フレームが座椅子表面を突き破って怪我をしてしまう可能性もあります。

ここまでのことをまとめると、座椅子は無理に長期間連用せず・消耗品と割り切って買い替えサイクルを決めるのが、上手な付き合い方と言えます。



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低反発ウレタン製の座椅子について

ここからは、座椅子の素材による違いについて説明します。

テレビ鑑賞・ごろ寝・その他リラックス目的でお考えの場合は、ウレタン素材の座椅子がおすすめです。

高反発・低反発の2種がありますが、高反発ウレタン製のものは安価である分消耗が早く、ものによっては数ヶ月でダメになってしまう場合も。

5,000円以下の価格帯のものには要注意です。

低反発ウレタンは、軒並み高品質で耐久性の強いものがそろっており、腰痛持ちのかたや高齢者でも使用しやすいものになります。

ウレタンの使い方が重要

ここまでで少しウレタンの質に触れましたが、ウレタン製座椅子については、特にその構成を重視すべきと言えます。

座椅子に用いられるウレタンの多くが「ウレタンフォーム」ですが、そこにかかる負荷を上手に軽減してくれる「チップウレタン」との組み合わせが、よいウレタン椅子の条件となります。

低価格帯のウレタン座椅子の場合、座椅子の形状をしたフレームの中に直接ウレタンフォームを入れているだけで、硬さを維持したり・体重負荷を軽減したりする素材が入っていない製品が散見されます。

ここで、ウレタン椅子のなかでも注目を集めている製品を取り上げてみます。

“1億円座椅子”の実力とは

総売上額が1億円ということから「1億円座椅子」と命名されたこの商品。

有名ユーチューバーがレビューし、各種通販サイトでも売り上げ上位を誇ります。

最初に注目したいのが、強度の高い3層ウレタン構造。

ウレタンのなかでも最上位品質のものとされる「ピュアウレタン」を包み込むようにチップウレタンで包んでおり、ほどよい硬さと信頼のおける耐久性を誇ります。

新品の状態で座面に15センチもの厚みがあり、長期間連用にも耐えうると考えて間違いありません。

次に、取り回しの良さと商品展開について。

リクライニングはヘッドレスト・背面・足の3箇所に配置されており、それぞれ14段階・42段階・11段階で調整することができます。

付記すると、リクライニング用のレバーがついておらず、見た目がすっきりとしているのがポイントです。

また、3サイズの展開があり、女性〜大柄の男性まで、お好きなサイズを選ぶことが可能。

実際に購入した人のレビューによると、大きいサイズのほうがウレタン量が多くなり、耐久性が上がるとのことです。

購入した人の大半が1年以上に渡って使用できているとの報告があり、品質が高いと考えてよいものになります。

肘掛けがついていないため、ローデスクと組み合わせて作業用座椅子として使うこともできます。

お値段も1万円切りと高品質座椅子としてはちょうどよく、お試しの価値は十分にあると言えます。

長時間作業用におすすめの座椅子

ウレタン製の座椅子は座り心地がよく、リラックスタイム用としては最適です。

しかし、使用されている材質によっては著しく消耗速度が早くなること・その品質の見極めが難しいことがネック。

デスクワーク用として耐久性重視で検討されているかたにおすすめしたいのが、ウレタン製ではなく、「ポケットコイル製」と呼ばれるものです。

ポケットコイル製が耐久力アリ

ポケットコイル製の座椅子は総じて高値となる傾向にあり、通販で購入する場合はウレタン製座椅子へと目移りしやすくなります。

おすすめの購入先は、ニトリやイケヤなどの家具専門店。

生産ラインを確保しているため、より安価で買い求めることができます。

続いて、ポケットコイル製座椅子の特色やメリットについて説明します。

その名の通り、ベッドのマットレスにも使われるポケットコイルが採用されているのが特徴。

これによって体重の分散力が高くなり、局所的に「座面がへたってしまう」可能性がほぼなくなります。

マットレスに使われているものとの違いは、コイルの硬さ。

椅子用に最適化された、しなやかさのあるコイルを採用している製品がほとんどです。

チップウレタンなどで座面を覆っている商品がより耐久性の高いものになり、座面の柔らかさと反発力に自信があります。

ポケットコイル座椅子の場合、1年半〜2年程度の寿命が平均的であるとの意見もあります。

耐久性が高いという強いメリットの反面で、リクライニング可動域が狭くごろ寝ができない製品が多い…などといった特色も持ちます。

ここまでのことをまとめると、作業用に座椅子を探しておられるかた・お値段はさておき耐久性の高い座椅子が欲しいというかたにおすすめできます。

日本製は信頼できる?

8,000円以上の高価格帯の座椅子には、日本製のものも散見されます。

国産だから信頼できる・海外製だから品質が不安定…という定説は、座椅子にも言えることなのでしょうか。

結論から言うと、そうとも限りません。

座椅子の品質・耐久性の決め手となるのは「使用されている素材」であり、最終生産段階で品質が変わることはほとんどないからです。

生産国よりも重視すべきなのは、座面に採用されている素材の品質・実際に利用した人の耐久性に関する口コミなどと言えます。

はじめから通販で購入するのではなく、実店舗で実際の座り心地を確かめたり、材質の説明を受けるのも、品質の高い座椅子を探すための良い方法と言えます。

まとめ

長く使える座椅子の真髄は、素材にあります。

高品質なウレタンを何種類か組み合わせたもの・ポケットコイルを採用しているものを基準にするのがポイント。

素材の品質やへたってきたときのイメージは、より多くの製品に実際に触れてみることで理解が深まります。

通販で購入するのが最も手軽ですが、東急ハンズ・LOFT・各種家具店の商品も参考にしましょう。






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