シーバスロッドの手入れのコツは?押さえておくべき5つのポイント

シーバスロッド

シーバスロッドは、シーバスフィッシングのための重要なアイテムです。

いつでも快適に使えるようにして、なおかつ長持ちさせるためには、しっかり手入れをする必要があります。

汚れたまま放置したりせず、きれいに洗っておくことで、劣化を抑えられるようになるのです。

では、うまく手入れをするためのコツについて、詳しく説明していきましょう。






いきなり洗わない

シーバスロッドの基本的な手入れは、水をかけて洗い流すことになります。

そうして海水の塩分や汚れなどを落とし、きれいな状態にしてから保管するようにすると、劣化を抑えられるのです。

しかし、使い終わったあとに水をかけるのは、あまりおすすめできない方法です。

早めに洗うことは間違いではありませんが、いきなり洗っても、すべての汚れを落としきれないことがあるのです。

きっちり汚れを落としきるためには、まず下準備から始めてみましょう。

そうした工夫をしてから洗うようにすると、汚れがよく落ちるようになり、よりきれいな状態で保管することができます。

目立つ汚れを拭き取る

汚れをしっかりと落とすためには、水をかける前に、まず目立つ部分をチェックしてみてください。

ひどく汚れていたりすると、ただ水をかけただけでは、きれいに落ちないことがあります。

念入りに流したつもりでも、きちんと落としきれるとは限りません。

その場合、ただ水が無駄になってしまうこともあるのです。

失敗しないためには、汚れが目立つ部分を、あらかじめ拭いておくようにしましょう。

濡れタオルである程度拭き取ってから洗えば、それほど苦労しなくても、スムーズに汚れを取り除くことができます。

時間がかかったり、水が無駄になったりすることもないため、この方法はおすすめです。

少しでも汚れを減らし、きれいに洗い流していきましょう。

汚れが多いところは丁寧に

汚れ方がひどいところは、軽く拭いて終わらせるのではなく、少し丁寧に拭くようにしましょう。

こびりついたりしていると、サッと拭いただけでは、あまり効果がないこともあります。

水をかけたときにしっかり流れるように、頑固な汚れをできるだけ減らしておいてください。

特に、ガイドの部分は汚れやすく、塩分もたまりやすくなっているため、注意が必要です。

きちんと拭いて、流れやすいようにしておきましょう。






水洗いは念入りに

大まかに汚れを拭き取ったら、水をたっぷりかけて念入りに洗い流していきましょう。

これは、手入れの中でもかなり重要な作業です。

下準備では、あくまでもおおまかに拭き取るだけですが、ここでは中途半端にしてはいけません。

すべての汚れを残らず流すつもりで、しっかりと洗っていきましょう。

といっても、先に拭いておけば、それほど大変な作業ではありません。

軽い汚れのほとんどを拭き取った状態なら、簡単に流すことができるのです。

ひどい汚れでも、ある程度拭きとったあとなら、かなり落ちやすくなります。

残らないようにしっかり流して、ピカピカにしていきましょう。

汚れは寿命を縮める

汚れを念入りに洗い流すことは、シーバスロッドを傷めないための重要な作業です。

そのため、多少面倒でも、しっかり洗うようにしてください。

いくら下準備をしていても、適当に流していたのでは、あまりきれいに落とせないことがあります。

そうなれば、寿命を縮めることになってしまいます。

劣化が進めば機能も低下してくるので、使うときも困ることが多くなります。

余計なデメリットを防ぐためにも、雑な洗い方をせず、丁寧に汚れを落としていきましょう。

きっちり洗っておけば、劣化を抑え、使いやすさもキープすることができます。

ぬるま湯だと落ちやすいことも

頑固な汚れの中には、水だけだと歯が立たないくらいひどいものもあったりします。

そんなときは、ぬるま湯をかけてみましょう。

温度を上げると、こびりついた汚れがふやけることになります。

それなら、ただ水をかけるより、ぐっと落ちやすくなるのです。

難しく感じる部分があったら、ぜひ試してみてください。

洗剤とスポンジ

ぬるま湯でもなお落ちないようであれば、洗剤をつけてスポンジで擦りましょう。

この方法なら、大抵の汚れは落とすこができます。

ただし、使うなら中性洗剤にしておきましょう。

適当なものを使うと、塗装に悪影響を与える可能性があります。

また、洗剤をきちんと流さないのもNGです。

雑に水をかけたことで表面に残ってしまうと、やはり塗装にダメージを与えてしまいます。

洗剤を使ったあとは、汚れと一緒にきれいに流し、まっさらな状態にしておきましょう。

細かいところは歯ブラシで

細かい部分の汚れは、拭いたり水をかけたりするだけでは、なかなか落ちないこともあります。

そんなときは、使っていない歯ブラシがないか、家の中を探してみてください。

使い古しの歯ブラシは、ロッドの細かい部分を掃除するなら、ぴったりなアイテムになります。

小さいブラシが、ガイドの付け根や隙間にしっかりと入り込むため、汚れを落としやすくなるのです。

この方法を覚えておけば、「どうすれば落ちるのか」と考える時間が省略できるため、時間もかからなくなります。

手入れに役立ちそうな道具はどんどん使い、効率よく汚れを落としていきましょう。

水分を拭きとるなら柔らかいタオルで

汚れをすべて洗い流したら、次は水分を取り除くことになります。

濡れたままにしておくと、だんだん嫌な臭いがしてくることもあるので、拭かずに終わらせるのはやめてください。

丁寧に水分を拭きとっておけば、いつでも快適に使うことができます。

ただし、拭くときに使うタオルは、できるだけ柔らかいものにしておきましょう。

ゴワゴワした硬いもので拭くと、細かい傷をつけてしまうおそれがあります。

少しでも余計な劣化を防ぐためには、柔らかいタオルで優しく拭いてください。

干すときは陰干し

シーバスロッドを長持ちさせるなら、干し方にも気を配るべきです。

直射日光は劣化の原因になるので、天日干しは避けてください。

日光に当てた方がより確実なように思えますが、実際には、寿命を縮めることになってしまうのです。

干して乾燥させるときは、日当たりのよい場所ではなく、日陰を選びましょう。

ギラギラと日光が当たる場所でなくても、風通しがよければ、乾燥は可能になります。

なるべくダメージの少ない方法で、しっかり乾かすようにしましょう。

乾燥まで正しい方法でできれば、シーバスロッドの手入れは終了です。

汚れがなくてもやる

シーバスロッドの手入れは、「使うたびに毎回やる」ということも重要なポイントになります。

汚れがひどいときだけやる方法だと、劣化を防ぐことができません。

これは、塩がついてしまうためです。

一見すると目立った汚れがないようでも、海で使ったものには、塩分が付着しています。

それを放置していると、傷みの原因になってしまうのです。

確実に劣化を遅らせるなら、汚れの程度にかかわらず、毎回手入れを行うようにしましょう。

必ず洗うようにしておけば、塩分を残すことはなくなります。

それなら、ひどい劣化も回避できるため、いつでもベストな状態でフィッシングを楽しめるのです。

まとめ

シーバスロッドの手入れをするなら、ここで紹介した方法をしっかり押さえておきましょう。

適当に洗ってしまい、汚れや塩分をすべて落としきれなかったりすると、劣化が早まることになります。

しかし、汚れが落ちやすくなる方法やダメージの少ない方法を知っていれば、確実に長持ちさせることができるのです。

お気に入りのロッドと長く付き合うためにも、最適な方法を頭に入れておいてください。

参考URL・参考文献・根拠など

https://www.fam-fishing.com/entry/care-of-fishing-tools
https://enjoy-oyaji.com/hoBBy/fishing/rod-spinning-reel-care
https://seabass-times.com/wp/2015/06/03/post-87/
https://tsuriho.com/p/6136
https://fishing-wolf.com/ルアーロッドのメンテナンス方法%EF%BC%81コーティング/







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