初心者がシーバスロッドを選ぶときのコツは?4つのチェックポイント

シーバスロッド

シーバスフィッシングを楽しむためには、シーバスロッドが必要になります。

しかし、初めて挑戦するときは、ロッドの選び方で迷ったりするものです。

シーバスロッドといってもいろいろあるので、よくわからないまま選ぼうとしても、なかなかうまくいきません。

ここでは、初心者向けに選ぶときのチェックポイントを紹介していきましょう。






硬さ

シーバスロッドの硬さには、7つの種類があります。

  • UL(ウルトラライト)
  • L(ライト)
  • ML(ミディアムライト)
  • M(ミディアム)
  • MH(ミディアムヘビー)
  • H(ヘビー)
  • XH(エクストラヘビー)

ライトは柔らかいタイプ、ヘビーは硬いタイプ、ミディアムは中間です。

購入するときは、この7つの中から、自分に合ったものを選択することになります。

硬いロッドのメリット

硬いロッドは、操作しやすくなっています。

ルアーを動かしやすいため、日中に激しく動かすときなどは、硬い方が便利なのです。

また、強い引きがあったとき、グッと強引に引き上げるなら、柔らかいものより硬いものが適しています。

硬いロッドの方がパワーが出やすいため、強い引きにも負けることはありません。

その点を優先するときは、MH~XHの製品から探すことになります。

柔らかいロッドのメリット

柔らかいロッドは、先が柔軟に曲がることで、魚の口に入りやすくなっています。

しっかり針がかかるため、失敗が少なくなるのです。

また、流れに沿った動きにも注目です。

よく曲がるロッドは感度が高いため、シーバスが集まる流れの強弱の境目を見つけやすくなります。

そうしたメリットを得るためには、UL~MLの製品が適しています。

初めてならML

硬さが違えばメリットも違ってきますが、初心者が選ぶときは、「結局どれがいいの?」と戸惑うことが多いものです。

それぞれ違いがあるために、どれを選べばよいのか、余計にわからなくなってしまいます。

数も7つあるので、初心者だとかなり迷ってしまうものです。

そんなときは、とりあえずMLを選んでおきましょう。

MLは、硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどよいタイプになります。

中間だとMを選びたくなりますが、それだと微妙に硬いので、ライト寄りのMLにしておいてください。

標準的なタイプを選んでおけば、初めてでも楽に使うことができます。






長さ

シーバスロッドの使いやすさには、長さも影響してきます。

そのため、あまり適当に決めてしまうのはよくありません。

長さをしっかり確認して、本当に便利なものを購入しましょう。

取り回しと飛ばしやすさ

ロッドが長いものは、とても飛ばしやすくなるので、広い場所での遠投には最適です。

しかし、長さゆえに取り回しは難しくなってしまいます。

取り回しのしやすさで考えるなら、おすすめは短いタイプです。

短いものなら、狭い場所でも楽に扱うことができます。

その代り、長いロッドのように飛ばすことはできないため、遠投に向いていません。

このように、長いものと短いものでは、メリットやデメリットが逆になっています。

選ぶときは、その点をしっかり頭に入れておきましょう。

長さも標準がベスト

初心者が選ぶのであれば、長すぎるものや短すぎるものなど、極端なタイプを避けることが大切です。

硬さと同じように、標準的であることに注目してください。

そこでおすすめなのが、8.6~9フィートのロッドです。

短いものは6フィート、長いものだと10フィートくらいあったりしますが、その間を狙うようなイメージで選びましょう。

それなら、初めてでも楽しくシーバスフィッシングができます。

場所に合っているか

長さを選ぶときは、場所との相性も考えておく必要があります。

基本的には中間がよいとはいえ、場所によっては、少しずらして考えた方が便利になることもあります。

先述したように、狭い場所では取り回しを考えなければならないため、7フィート以下の短いものでも、それほど不便には感じないものです。

ボートの上で使うことが多い場合などは、必ずしも中間である必要はありません。

また、幅のある大きな河川であれば、よく飛ぶ長めのロッドが使いやすく感じることもあります。

漁港や堤防で釣るなら中間がおすすめですが、より狭い場所や広い場所で使うなら、長めと短めのどちらかに少し寄せてみてください。

テーパー

テーパーというのは、竿の曲がり具合のことであり、3種類に分けられます。

  • ファーストテーパー
  • レギュラーテーパー
  • スローテーパー

この3つの中から、使いやすいものを選ぶことになります。

ファーストテーパーが最も柔らかく曲がるタイプであり、スローテーパーの曲がりは緩やかです。

レギュラーテーパーは、その中間になっています。

初心者はやはり中間を

硬さや長さと同じで、初めてなら、なるべく極端でないものを選ぶべきです。

したがって、初心者向けとして最適なのは、レギュラーテーパーのロッドになります。

レギュラーテーパーは、極端に曲がったりせず、曲がりが足りなくて困るようなことも少なくなります。

標準的なタイプなので、いろいろな場面で幅広く活躍してくれます。

そのようなタイプを選んでおけば、初めてでも楽に使いこなすことができるのです。

デメリットも

レギュラーテーパーは初心者向けですが、デメリットがないわけではありません。

ルアーの操作がしにくいように感じることもあるので、注意してください。

あまり気になるようなときは、ファーストテーパーも検討してみましょう。

よく曲がるファーストテーパーなら、レギュラーテーパーより操作しやすく、感度もよくなります。

値段

初めてシーバスロッドを購入するなら、値段もしっかりチェックしておくべきです。

よく見ないで適当に選んでしまうと、失敗してしまいます。

予算と相談しながら、よい買い物をしていきましょう。

最初は抑えて

初めてのシーバスロッド選びでは、気合を入れて高いものを買ってみたくなることもありますが、それはよくない方法です。

いきなり高いものを買ってしまうと、自分に合った製品を見つけにくくなります。

実際に使ってみて、「別のロッドならもっと合いそうだ」と感じても、高額なものを買ったのでは、他のものに手を出しづらくなってしまうのです。

その点を考慮すれば、最初はそこそこの値段にしておくべきです。

まずはあまり高くないものからスタートして、自分にぴったりなものがどれなのか、じっくり見極めていくようにしましょう。

安すぎるものに注意

値段をチェックするときは、高すぎるものと一緒に、安すぎるものも選択肢から外しておいてください。

使えるお金が少ないときは助かりますが、あまり安すぎるものを選ぶと、使いにくさを強く感じてしまうことがあります。

安いものは、値段相応のクオリティになっていることが多く、不具合が起こりやすいのです。

最も注意しておきたいのは、ラインを通すガイドです。

特売品として売られているようなロッドは、ガイドの品質があまりよくないため、簡単にとれることがあります。

それでは、快適に釣りを楽しむことができません。

低価格の製品がすべて使いにくいわけではありませんが、極端に安いものは選ばないようにしましょう。

まとめ

シーバスロッドを選ぶなら、なんとなく見た目で決めてしまうのではなく、ここで紹介したポイントを細かくチェックしてみてください。

適当に決めてしまい、自分に合わないものを使ったりすると、シーバスフィッシングを楽しめないこともあります。

余計なストレスをなくし、思う存分楽しむためには、本当に使いやすいロッドを見つけるようにしましょう。

参考URL・参考文献・根拠など

https://seabass-startguide.net/39
https://tsurihack.com/38
https://seabasslabolatorysecond.jp/second/seabass-rod/
https://my-best.com/1477
https://turiiko.com/seebass-rod/
https://s-bass.com/hazimetetakkuru/roddo/
https://extry.net/10506/
https://lure-tsuu.com/salt-50/







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