白髪が目立ち始めたら…さまざまな白髪染めの方法

白髪染め

30代も半ばを過ぎると生活習慣やストレスなどで、白髪が目立ち始める人も多くなってきます。

最初は抜いてしまったりすることもできますが、しだいに隠し切れなくなっていきます。

白髪が目立つと年齢の印象は7歳程度違って見えるともいわれます。

そうなると白髪染めを考えなければならなくなりますが、そのときにはどのようなことに気をつければよいのでしょう。



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白髪を「抜く」「切る」は避ける

まず、白髪染めを考える前に白髪がまだ少ないうちだと、抜いて対処するという方も少なくないかもしれません。

よく、白髪は抜くと増えるといわれますが、これにはまったく根拠はありません。

ただし、抜くことによって毛根にダメージを与えてしまうことが考えられます。

髪の毛は1つの毛穴から複数生えているものですので、ダメージを受けると脱毛の原因にもなりかねません。

また、頭皮が傷つくことによって雑菌が進入し、皮膚炎を起こす恐れもあります。

このため、白髪が目立つからといって、抜いて対処するのは避けたほうがよいでしょう。

たいていの場合、たとえ抜いたとしても、再び白髪が生えてくることがほとんどです。



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短い白髪はより目立つ

抜いたことによって再び生えてくる白髪は、他の髪よりも短く、はねてしまったりしてかえって目立ってしまいます。

あるいは白髪をできるだけ短く切ってしまうこともできますが、抜いたことによって生えてくる白髪と同様に、短い白髪は目立ちます。

このように、抜いたり切ったりする方法は、白髪への対処方法としては正しいとはいえません。

白髪染めの方法

そこでやはり、白髪は染めるのが最善の方法といえます。

ただし、一口に白髪染めといっても、主に市販の白髪染めを購入して自分で染める方法と、美容院で美容師に染めてもらう方法の2種類があります。

また、最初は美容院で染めてもらい自宅でケアするという方法もあります。

ではそれぞれの方法にはどんな違いがあるのでしょうか。

市販の白髪染めで自分で染める

市販の白髪染めを使って自分で染める最大の特徴は安くて簡単にすばやくできるということです。

市販の白髪染めのメリット

時間のない方や、白髪染めを安く仕上げたいという方にはおすすめです。

ドラッグストアで購入できるものであれば、安いものなら500円以下のものもあります。

また、最近では少し価格が高めの製品を上手に活用すれば、満足のいく仕上がりも実感できます。

洗い流すまでの放置時間も30分程度で、自宅であれば片手間で家事をすることもできます。

市販の白髪染めのデメリット

しかしながら、白髪染めといっても種類はさまざまで、どのようなメカニズムで髪を染めているのかも製品によって異なります。

また、毎回同じ白髪染めを使ったとしても染める前の髪の明るさや、髪がどの程度ダメージを受けているかによっても、仕上がりが異なります。

また、何より、市販の白髪染めは誰が染めてもある程度効果が得られるように、薬剤が強めのものが多い特徴があります。

一般的な白髪染めの薬剤はアルカリ成分が強いと染まりやすくなりますが、これはつまり髪や頭皮への影響が大きいということでもあります。

特に、指定された時間以上に放置してしまったりすると、思わぬダメージを受けることにもなりまねません。

また、白髪を自分で染める場合にはどうしても後頭部など見えにくい部分は薬剤を塗りにくく、きちんと染まらないこともあります。

このほか、髪の毛は体温の影響を受ける頭皮に近い部分と毛先では温度が異なり、ムラになってしまうこともあります。

このように市販の白髪染めを使って自分で染める場合には、薬剤の特徴や塗るときのコツを知っていないと、満足のいく仕上がりにはならないこともあります。

美容院で美容師に染めてもらう

仕上がりにこだわるのであれば、やはり美容院で美容師に白髪染めをしてもらうのがもっともよい方法です。

そもそもそれぞれ仕上がりの色は同じでも、薬剤は人によって異なるものなのです。

美容院で美容師に染めてもらうメリット

美容師の場合、毛髪化学なども理解し、専門的な知識を持っているので、一人ひとりのなりたい色に合わせた薬剤選び調合することができます。

好みの色も、カラーチャートを示してくれるので、自分の要望にあわせてもらえますし、美容院や美容師によっては的確なアドバイスを受けることもできるでしょう。

また、市販の白髪染めとは異なり、美容院では必要以上に髪や頭皮にダメージを与えないように考慮しているので、髪の状態に合わせて薬剤を調合し、パーツごとに分けて塗ることによって、ムラを抑えるほか、ダメージも最小限にとどめることができます。

さらに、シャンプーをする前には薬剤を落としやすくするために乳化という作業を行うので、髪に残りにくく頭皮への影響を軽減することができます。

美容院で美容師に染めてもらうデメリット

しかし、美容院で白髪染めをしてもらう最大の難点は、それなりの費用がかかるということです。

美容院の場合、白髪染めはおおむね1回約5,000円と市販の白髪染めと比較すると10倍程度の費用がかります。

ただし、美容院のメニューにはリタッチカラーというものがあります。

これは根元1センチから2センチ程度で、髪が伸びてしまった部分だけ染めることをいいます。

料金は美容院によって異なりますが、おおよそ3,000円程度です。

また、最も白髪の目立ちやすい分け目と顔まわりの生え際、いわゆるTゾーンだけを染め直すメンテナンスカラーというものがあり、こちらは約2,000円程度です。

この費用を高いか安いかと考えるのは人それぞれですが、仕上がりを考えた場合、必ずしも高いとはいい切れません。

ヘアカラートリートメントをする

髪や頭皮に負担をかけず、お金もかけたくないのであれば、家庭でできるヘアカラートリートメントがおすすめです。

ヘアカラートリートメントのメリット

ヘアカラートリートメントが一般的な白髪染めと異なるのは、白髪染めが永久染毛剤と呼ばれ毛髪の奥深くまで染毛成分が浸透することによって長期間染毛効果が持続するのに対して、ヘアカラートリートメントは半永久染毛料といわれ、染毛成分が髪の表面にだけ着色されるものだということです。

そもそも一般的な白髪染めは薬剤で髪のキューティクルを開き、コルテックスという部分のメラニン色素を壊した上で染料を入れるのです。

このため薬剤を洗い流してもキューティクルは開いたままで、コルテックスにもともとあった水分やタンパク質、脂質は流れ出してしまいます。

しかし、表面にだけ着色されるヘアカラートリートメントは皮膚や髪に刺激が少なく、皮膚トラブルや髪へのダメージが少なくてすみます。

仮に地肌についてしまった場合でも、すぐに洗い流せるものが多く、簡単に使いこなせます。

また、お風呂でシャンプーの後に使用するタイプもあり、手間をかけずに白髪染めをすることができます。

ヘアカラートリートメントのデメリット

ただし、髪の表面にしか着色されないので白髪しか染めることができず、白髪の染まり具合も白髪染めに比べると弱くなってしまいます。

さらに、シャンプーのたびに徐々に色落ちしていくので、頻繁に染めなくてはいけないという難点があります。

このため、美容院で白髪染めをしてもらい、ヘアカラートリートメントで補うという方法で利用している方も多く見受けられます。

まとめ

白髪染めは一度してしまえばそれで終わりというものではありません。

定期的なお手入れが必要で、毎回費用もかかり、髪や頭皮の状態も関わってきます。

さまざまな方法をうまく使い分けながら、費用や時間、髪や頭皮の状態も考慮して自分に最善の方法を見つけてみてはいかがでしょう。

白髪とうまく付き合っていけば、さまざまな髪色を楽しんだり、白髪染めも案外楽しくなるかもしれません。






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