メリットとデメリットは? 小学生のうちに電子辞書を与える必要性はある?

電子辞書は、多くの場合で中学生くらいから使用し始めるものになるでしょう。

しかし中には、小学生のうちから電子辞書を使用させている方もいます。

でも、小学生のうちから電子辞書を与える必要性はあるのでしょうか?

ここではそれをみていくため、小学生のうちに電子辞書を与えることのメリットとデメリットについてみていきたいと思います。

メリットは電子機器の扱いを学べる点

小学生のうちから電子辞書を与えるメリットは、やはり小さいうちから電子機器の扱いについて学べるという事でしょう。

最近の電子辞書は、タブレット端末やスマートフォンのように、タッチで反応してくれるものも多いです。

だからそれの操作に慣れておけば、中学生になって授業でタブレット端末を使用しないとならなくなった時にもスムーズに対応できるでしょう。

また、そういう操作的な扱いだけではなく、電子機器はどういう風に取り扱うべきかという、そういう扱いについても学ぶことができます。

たとえば乱雑に扱ったら壊れてしまうとか、水に弱いとか、そういうことを小さいうちから学んでおけば、これから先そういう電子機器をたくさん使用するようになっても、それをなるべく壊さないように使えるようになるでしょう。

それは、間違いなく電子辞書を小学生のうちから与えるメリットと言えます。

電子機器に興味を持ってもらえる可能性も高くなる

また、こうして小さいうちから電子機器の扱いについて学んでいければ、そのまま電子機器全体に興味を持つ可能性も高くなります。

そういう電子機器的な物との遭遇が遅くなれば、当然それらの全体的に興味を持つのも遅くなり、イコールで学び始めるのも遅くなります。

そうなると、やはり将来的な選択肢にその電子機器方面への選択肢も上がりづらくなるでしょう。

そして当然、学び始めるのが遅くなればなるほど、その分野で通用する可能性も減っていくでしょう。

なので、何を学ぶのであっても、学び始めるのは早いにこしたことはありません。

そしてそのためには、それに興味を持ってもらえるのも、なるべく早い方が良いと言えるのです。

自発的に勉強する可能性も高くなる

電子辞書を小学生のうちから与えていくと、その分だけ小さいうちから自発的に勉強する可能性が高くなると言えます。

何故なら先述の通りに、最近の電子辞書は、もはやタブレットの様に使えるからです。

直感的に操作できるので、それを使用するのがたのしくて、なんでもかんでも調べようとすることもあるでしょう。

そうしてなんでもかんでも調べていくというのは、まぎれもない自発的な勉強です。

自発的な勉強の方が、やらされる勉強よりも学習効率は良いですし、そうして自発的な勉強が出来るようになる可能性が高くなるというのは、おおきなメリットでしょう。

タブレットとは違い本当の遊びには使えない

そうした自発的な学習であれば、タブレット端末でもできます。

なので、わざわざ小さいうちから電子辞書を与えなくても、自分が使用しているタブレット端末などを触らせておけば良いのではないか?

と思う方もいるでしょう。

確かにタブレット端末があれば、それを触るのに興味を持って、自発的に勉強する可能性も高いです。

また、タブレット端末も当然電子機器になりますから、先述のような、電子機器に扱いに慣れされるというメリットもしっかりと享受できます。

なので、ますますタブレット端末でも良いのではないかと思うでしょう。

でも、タブレット端末よりは電子辞書の方がおすすめになります。

なぜなら、タブレット端末は、本当の遊びにも使用できるからです。

電子辞書であれば本当の遊びには使用は出来ません。

本当の遊びとは?

本当の遊びとは何かというと、たとえばゲームアプリなどです。

勉強しか出来ないものであれば、自然と勉強に興味を持つでしょう。

では、勉強だけではなく、ゲームアプリが出来るものがあればどうでしょうか?

それを触った際に興味を持つのは100パーセントゲームアプリになるでしょう。

なので、ゲームアプリばかりをやるようになります。

それではいつまでも自発的な勉強は身に付かないでしょう。

それは、タブレット端末の大きなデメリットになります。

だから、小学生に与えるならば、タブレット端末よりも電子辞書の方がおすすめなのです。

小さいうちから与えると紙の辞書に慣れない

では、電子辞書を小さいうちから与えることのデメリットはどこにあるでしょうか?

まず一つは、紙の辞書に慣れないという点です。

電子辞書は、調べたいことをすごくスピーディーに調べることができます。

対して紙の辞書は、いちいち色々な単語や言葉の中から、自分が調べたい単語や言葉を探していかないとなりません。

なかなかそれは簡単ではないでしょう。

でも、そうした手間をかけて調べることも、時には大切になります。

しかし電子辞書に慣れていると、それに慣れていない方に比べて、はるかにその手間を嫌いになる可能性は高いと言えるでしょう。

色々なことに手間をかけられなくなる可能性も

そうして手間をかけないことに慣れてしまうと、調べることだけではなく、色々なことに手間をかけることができなくなってしまう可能性もあるでしょう。

ただ調べることに手間をかけられなくくらいであればまだましです。

でも、色々なことに手間をかけられなくなるのはすごくまずいでしょう。

人生においては、手間をかけないとならないことはたくさんあります。

むしろそのひと手間で差がついてしまうということがすごく多いのです。

だから、基本的には手間を惜しまない子供に育てていくべきだと言えるでしょう。

それなのに、電子辞書を小さいうちから与えていたら、全体的に手間をかけることが出来ない子供になる可能性も出てくるのです。

それは間違いなく大きなデメリットになります。

もちろん、他の教育でそういう手間の大切さを教えていくということは可能でしょうが。

すぐにまた違うのが必要になる

電子辞書は、小学生用や中学生用など、年代によってそれぞれに適した電子辞書があります。

なので、小学生のうちに電子辞書を与えていても、中学生になったら結局また中学生のようの電子辞書を買わないとならないこともあります。

となると、当然、小さいうちに電子辞書を与えていくと、コストがかかるようになります。

しかも電子辞書は、決して安い買い物ではなりません。

最低でも3年くらいは使用すると考えれば、トータルで見えると安いかもしれませんが、最初にかかるコストは、それなりなのです。

なので、それを何回も買い替えるのは、シンプルに経済的に厳しいというところもあるでしょう。

もう少し大きくなってから電子辞書を与えていけば、少なくとも数万円程度はコストを削減していけます。

出来れば節約はしない方が良いが

もしそもそも払えないのであれば、ちょっと話は違いますが、払えるけど払いたくないのであれば、それは出来れば払った方が良いと言えるでしょう。

教育にかけるコストというのは、家庭でも社会でも節約してはならない部類のコストになります。

なので、本当であればここのコストは節約しない方が良いと言えます。

まとめ

電子辞書を小学生のうちから与えていくメリットとデメリットについてはお分かりいただけましたでしょうか?

メリットもデメリットもそれなりに大きいものではありますが、どちらかと言うメリットの方が強いと言えるのではないでしょうか?

なので、基本的には小学生のうちから電子辞書を与えていくのは、必要性があり、おすすめになります。