兄から貰った大切な電子辞書、自分の気に入った電子辞書を使えばより活躍する

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私が初めて電子辞書を使い始めたのは高校生の時でした。

それまでは電子辞書の存在すら知りませんでした。

電子辞書を使うまでは、紙の辞書を使っていましたがあるきっかけがあり電子辞書を使い始めることになりました。

私が電子辞書を実際に使ってみて、紙の辞書との違いや電子辞書の便利さについてこれから話していきたいと思います。

初めて見る辞書

私が初めて辞書を目にしたのは本屋さんでした。

所謂、紙の辞書です。

当時小学生だった私は紙の辞書の分厚さに、なんて重たい本なんだという実感を持っていました。

こんなに重たい本を持った事が無かった為、その厚さと重さに驚きました。

勉強が苦手だった私は、沢山文字が書いてある紙の辞書を見た瞬間に、自分とは全く関係ない本だなとすぐに思いました。

それが紙の辞書との最初の出会いでした。

中学へ入学

私は小学校を卒業し、中学生になりました。

中学の授業では紙の辞書を買わないといけなかった為、親と一緒に本屋さんへ探しに行きました。

以前本屋さんへ行った時に紙の辞書は拝見していましたが、授業で必要とは言え私の心の中ではたいして使う気もないからどれでもいい、むしろ買わなくてもいいというぐらいの気持ちでした。

その為、選ぶのがめんどくさくなり最終的に親に選んでもらいました。

自分で選んで買った訳でもない紙の辞書を授業で使う訳もなく、3年間ほぼ新品の状態のまま私は沢山の辞書を抱える事となりました。

高校でも紙の辞書

中学を卒業し高校へ進学した時、私は普通科に入学した為また辞書が必要になりました。

中学生の時に買ってもらった辞書があったので、正直買う必要もありませんでした。

少し買い足せばいいかなというぐらいだったのですが、新しい物好きな私はすぐに本屋さんに行き新しい辞書を購入してもらいました。

たいして使っていない新品同然の辞書と、そして新しい辞書と、使いもしない辞書が私の部屋には沢山飾ってありました。

そしていざ学校へ持って行くことになっても、紙の辞書はとても重たく鞄にも入りづらく困りました。

一教科につき一つの辞書を持って行く事もあった為、とても大変で結局一度学校へ持って行ってそのまま持ち帰らず学校の机の中やロッカーに眠ったままになっていました。

家で勉強する時も、いざ辞書が必要と思っても学校に置いてある為使えず、結局勉強もやめてしまいと散々でした。

今振り返ってみても、何をしていたんだ自分はと思ってしまいます。

しかし根本的に勉強が好きではなかったのと紙の辞書への不満を感じていた為、ある意味なるようにしてなったのかもしれません。

そんなこんなで、高校も殆ど紙の辞書を使わずに新品状態のまま2年間が過ぎようとしていました。

電子辞書の存在

私が初めて電子辞書を見たのは、高校へ入ってからです。

高校では紙の辞書と電子辞書を使っている生徒に分かれていました。

その為、学校で電子辞書を使っている生徒を見てハイテクな物を使っているな、お金持ちだな、という感想を抱いていました。

強がりな性格な私は、電子辞書を使わせてという言葉が言えず、自分は辞書なんて使わないから関係ないと思っていました。

そしてある日、休日に家族で家電量販店へ行った時電子辞書が置いてありました。

沢山あり、どれもかっこ良く見えました。

そしてとても小さく軽い為、これなら持ち運びも便利だし辞書だって気軽に引けるのになと心の中で思っていました。

しかし、勉強をしない私がこれを買っても使う自信が無なかった為、親に買ってほしいと言えませんでした。

それから暫く経ち、夏休みに祖母の家に遊びに行く事になりました。

身近にあった電子辞書

私は家族で夏休みを使って祖母へ会いに行きました。

私には、2つ離れた兄がいるのですが兄は祖母の家から学校へ通っていました。

その為一緒には暮らしていなく、久しぶりの対面でした。

兄と何気ない会話をした後兄の部屋へ遊びに行った私は、兄の部屋になんと電子辞書が置いてあるのを発見しました。

私は正直驚き、なぜこんな高級な物を持っているんだと思いました。

しかし素直に聞く事ができず、心の中では羨ましいという気持ちが湧いていました。

私は無意識のうちに電子辞書ばかり眺めていたらしく、それに気付いた兄が電子辞書持ってるか?

と聞いてきました。

私は紙の辞書しか持ってなく電子辞書は持っていないと答えると、兄は高校へ入学したお祝いで祖母に電子辞書を買ってもらったと教えてくれました。

何も知らなかった為納得し、同時によく考えてみると何は中学の頃からすでに頭がよく私とは比べ物にならないレベルでした。

ですので、電子辞書を使っていても当然なのかもしれないという思考回路に当時の私はなっていました。

初体験

兄は昔からとても優しかったので、私の表情を見て電子辞書触ってみてもいいよと言ってくれました。

私は単純で幼稚だった為、その言葉がとても嬉しくすぐに顔が緩みました。

そして兄の電子辞書を触らせてもらいました。

以前、家電量販店で電子辞書を触った事があったので小ささや軽さの感動はありませんでしたが、一番驚いた事は電子辞書のデザインの高さでした。

私が今まで見た電子辞書の中で一番かっこ良く見えました。

どこにこんなにかっこ良い電子辞書があったんだろうと思い、改めて兄のセンスの高さを実感しました。

そして電子辞書の使い方を私に教えてくれました。

機会音痴と言う事もあり電子辞書を避けていた部分もあった私ですが、兄の教え方がわかりやすすぎた為電子辞書の便利さに今更ながら気付き、ものすごくほしくなってしまいました。

その日から電子辞書の事を良く考えるようになり、自分も使いたいなと強く思っていました。

遂に電子辞書が私の元に

祖母の家から実家に帰省した私は、次の休日を使ってすぐに電子辞書を探しに家電量販店へ行きました。

しかし色々あったのですがどれもパッとせず、使いたいという気持ちになれませんでした。

その時私は初めて思いました。

自分が気に入ったものじゃないと私は毎日使わない、と言う事はやはり兄が使っていた電子辞書を買うしかないと心の中で思っていました。

しかし、兄の真似をしたと思われるのも嫌だった為どうしようかとても迷っていました。

そうこうしているうちにあっという間に二年生が終わってしまい、三年生になってしまいました。

これから受験シーズンが始まるので、電子辞書の出番は増えます。

紙の辞書を相変わらず全く使う気のなかった私は、なんとか電子辞書がほしい、頭の中はその事ばかりでした。

すると、久しぶりに兄から一通のメールが届きました。

普段兄とはあまりメールをしない為どうしたんだろうと思いましたが、内容を見てみると何と兄が使っていた電子辞書を私にあげるいう内容でした。

私は嬉しさのあまり、メールを二度見しニヤニヤがとまりませんでした。

これから受験シーズンが始まるという事と、兄自身が新しい電子辞書を購入したという理由から貰えることになりました。

わたしはすぐに兄に電話で連絡しました。

すると、兄は少し照れたように俺が使ってた電子辞書ほしそうにしてただろ、と言ってくれ私は感動して泣きそうになりました。

この電子辞書を使って勉強頑張ってなと言ってくれ、私は卒業するまで兄の電子辞書を使い勉強をがんばりました。

電子辞書の便利さ

今まで紙の辞書を何度か使ってきましたが、正直辞書を引くのがとても大変でした。

慣れたらすぐに引けるようになるんだと思いますが、大きいですし何より重たいです。

そして文字も沢山書いてある為、探すのも大変でとても不便に感じていました。

しかし、兄から貰った電子辞書を使い始め私は衝撃の連続でした。

電子辞書は引きたい言葉は検索すれば一瞬で出てきます。

そして調べた言葉は記憶しておいてくれ、後からまたすぐに見る事ができます。

更に軽くて小さく持ち運びが便利で場所も取りません。

制服のポケットにも気軽に入れる事も出来、電子辞書がとても身近になりました。

紙の辞書と電子辞書を使ってみて、私には電子辞書の方があっているなと思いました。

そしてこの機種の電子辞書がおすすめというより、私は自分が気に入ってずっと使いたいと思える電子辞書を買うのが一番良い選択だと思いました。

兄から貰った電子辞書は今でも大切に持っています、私にとって思い入れのある大事な辞書です。

私の宝物です。

まとめ

私は学生時代、紙の辞書と電子辞書の両方を経験しました。

そして自分には電子辞書があっているなと思いました。

そう思えたのは、電子辞書が便利だったからという事もありますが、なにより兄から貰った自分が初めて使いたいと心から思えた電子辞書だったからだと思います。

勉強が苦手な方や紙の辞書に不満を抱えている方は、自分が気に入った電子辞書と出会えると辞書を引く楽しさや便利さをより感じる事が出来ると思います。

今の私にとって電子辞書は身近な物の一つです。