受験を控えた高校生に電子辞書を使った勉強法が有効なワケ

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高校生にとって、受験とは時間との勝負です。

1分1秒でも長く勉強をしたいなら、電子辞書の使い方がカギになります。

電子辞書は「勉強する人」のために作られた電子機器です。

勉強に特化した機能が搭載された電子機器の使った勉強の効率は、紙の辞書を使っていた従来の勉強法とは比べるまでもありません。

ここでは、電子辞書を使った勉強法がどうして効率的なのかをご紹介していきます。

電子辞書を使うと勉強効率がグンと上がる

ここ数年の革新的な技術の発達と共に、勉強の方法も変わってきました。

かつて語学の勉強といえば、紙の辞書をひいてスペルや発音記号を読み解くものでしたが、現在は電子辞書を使った勉強法が一般的になりつつあります。

今では日本各地多くの公立高校などで、電子辞書を使った授業が行われています。

受験を控えた高校生にとって、時間は一秒でも大切にしたいもの。

そこで紙の辞書よりも勉強効率の良い電子辞書が、高校生にとって必需品となりつつあるのです。

紙の辞書に慣れた世代からみると、電子辞書を使う高校生は楽をしているように見えるかもしれません。

しかし、実際のところ電子辞書を使った勉強には紙の辞書よりも優れている点がいくつもあるんです!

どうして電子辞書が勉強効率を上げることに繋がるのか、その理由をいくつか挙げてみましょう。

辞書をひく時間を短縮して勉強時間を増やす!

電子辞書を使うことで最も節約できるのは"時間"です。

同じ単語の意味を調べるとき、紙の辞書よりも電子辞書を使ったほうが圧倒的に早く目的の単語を探し出せます。

調べる時間に個人差はありますが、電子辞書で単語を検索するのにかかる時間はほんの数秒です。

紙の辞書で、毎回数秒以内に単語を探し出すことはできませんよね。

大学受験のために勉強を始めた場合、その勉強期間は1年~5年。

その期間に学ぶ全ての単語を紙の辞書でひいていたら、とんでもない時間のロスが生じてしまいます。

電子辞書を使っていれば、無駄になるはずだった時間を全て新たな勉強に費やすことができるのです。

受験勉強に時間の無駄は大敵。

電子辞書を使えば、時間のロスを最小限に押さえることができます。

複数の辞書を同時検索できるので無駄がない

電子辞書には、複数の辞書を同時検索できるシステムが備わっています。

A社の辞書に載っている解説が不十分だったとき、念のためB社の辞書を確認する…といった行為がスムーズに行えるのも電子辞書の強みです。

複数の辞書を確認する作業を紙の辞書で行うのは一苦労ですが、電子辞書ならそれが一瞬で済みます。

同じ単語でも辞書ごとの解釈を見比べて、より深い理解を得ることができます。

ひとつひとつの単語の理解を深めることは語学習得への近道です。

文字だけでなく画像を見ることで記憶を定着させる!

電子辞書の単語ページには、イメージ画像が掲載されている場合があります。

例えば、紙の辞書で「cat」とひいても「猫」という和訳と簡単な用例くらいしか載っていませんが、電子辞書には猫の写真やイラストが掲載されているのです。

人間の脳は、文字だけを見るよりも、画像や音と合わせた方が覚えやすいと言われています。

歌や語呂合わせで年号を覚えたりするのもこのためですね。

電子辞書に掲載された画像と文字を結びつけて覚えることで、複雑な単語も記憶しやすくなります。

持ち運べるので外出先でも勉強が再開できる!

電子辞書は外出先で勉強をするときにも役立ちます。

外出の時に重い辞書を何冊も持ち歩くことはできませんが、電子辞書ならコンパクトに持ち運びが可能です。

外出先で勉強中、辞書が無くて困ることはありません。

解らない単語があれば、その場ですぐに調べることができるのです。

電子辞書なら外国語の発音も学べる!

電子辞書には、外国語の発音が収録されています。

これは紙の辞書には無い、電子辞書の強みと言えるでしょう。

紙の辞書の場合、スペルや発音記号を読んで発音を想像しなければなりませんが、電子辞書の場合はすぐに答えがでます。

電子辞書が正しい発音で読み上げてくれるので、変則的な読み方をする英単語や、長い英単語でも問題ありません。

発音記号を読めるようになるのも大切ですが、間違った発音で覚えてしまっては元も子もありません。

単語ひとつひとつの正しい発音方法を学ぶことも、語学力上達には欠かせない勉強です。

英語以外の言語でもOK

電子辞書を英語の学習に役立てる方は多いと思いますが、最近の電子辞書は英語以外の言語学習にも対応しています。

メーカーや商品によっても収録辞書に違いがありますが、フランス語・ドイツ語・中国語・スペイン語・韓国語・イタリア語といった主要な外国語の翻訳辞書はほとんどの電子辞書に備わっています。

また、簡単な日常会話の用例集などを搭載している電子辞書も多いため、留学する学生や、卒業旅行などで外国に行く学生さんにもおすすめです。

最新の電子辞書には語学以外の勉強にも役立つ機能が多い!

辞書というくらいですから、電子辞書は語学の習得に役立てるのが基本です。

しかし最新の電子辞書には、辞書というカテゴリーを超える機能が多く搭載されているのです。

計算機能やメモ帳機能といった、外出先でのちょっとした勉強に役立つ機能はもちろんですが、注目したいのは収録コンテンツの多さ!

辞書だけでも、紙の辞書数十冊分を収録しているのが当たり前で、辞書以外にも多くの書籍が収録されているため、電子書籍リーダとして使用できるほど。

メーカーによっては、一つの電子辞書に100冊以上の書籍データを収録していることも。

今やちょっとした調べものなら、図書館に行くよりも電子辞書で調べたほうが圧倒的に早いのです。

もはや電子辞書が図鑑や実用書を内蔵しているのは当たり前!

電子辞書に収録されている書籍には、辞書の他にも以下のようなものがあります。

●百科事典
●旅行案内
●海外旅行会話集
●世界の文化図鑑
●名作小説
●日本史解説
●世界史解説
●俳句
●家庭の医学
●ラジオ体操
●冠婚葬祭マナー
●野鳥図鑑
●スポーツ用語辞典
●日本の名城
●百人一首
●献立レシピ集
●動物の医学

ここに挙げたのはごく一部であり、電子辞書によってはさらに広範囲の知識をカバーしてくれます。

電子辞書は語学習得だけでなく、歴史を学ぶとき、外国の文化について学ぶとき、ビジネスマナーを学ぶときなど、様々な勉強に対応してくれます。

勉強と勉強の合間に新しい参考書を探す手間が省けるので、教科別の勉強をするときにも電子辞書は効果を発揮してくれます。

講義の動画が観ながら学べる機能

メーカーによっては、公式サイトから学習動画をダウンロードできる電子辞書も販売されています。

代々木ゼミナールなどの有名ゼミ講師の実際の講義を撮影したもので、自宅にいながら質の高い授業を受けることができます。

こうした講義動画は電子辞書にダウンロードすることで繰り返し見られるため、場所や時間を選ばず講義に集中することができます。

また、電子辞書を販売しているメーカーが年ごとに新しい動画をリリースしてくれるため、センター対策など、その年に合った新しい知識を仕入れることにも役立ちます。

まとめ

電子辞書は今や高校生の受験勉強に欠かせないガジェットです。

受験までには与えられた時間は全員同じです。

その限られた時間の中でライバルたちと差をつけるには、いかに時間を節約するかが大切です。

1年間で数えきれないほど扱う辞書を、電子辞書に変えるだけで莫大な時間のロスを押さえることができるはずです。

電子辞書を使って、効率的に勉強しましょう!