映画で英語を学習するときのコツは?しっかり学ぶための9つのポイント

英語の学習をするときは、普通に本を使うだけでなく、映画を利用する方法があります。

洋画を見て、ストーリーや映像を楽しみながら、英語も覚えていくというものです。

ただし、ぼんやりと画面を眺めているだけでは、効果的な学習にはなりません。

映画で英語を学ぶためには、ただ見るのではなく、学習のコツを意識して見るようにしましょう。

興味のある映画を探す

映画を使って英語を学ぶのであれば、まずは見る映画を探すことになりますが、適当に選んだりしてはいけません。

英語をしっかりと学習するためには、自分が興味をもてる映画を探しましょう。

「勉強のために見るなら興味は関係ないだろう」と考える人もいますが、まったく興味が湧かない映画を選んでしまうと、モチベーションが上がりません。

ストーリーの面白さがよくわからず、キャストにも魅力を感じないような映画だと、見ていても退屈なだけです。

それを見ながら勉強するというのでは、退屈な参考書を読むのと変わらないので、映画を選ぶ意味がなくなってしまいます。

また、あまりつまらない映画だと、見るのが苦痛になってくるため、途中で投げ出してしまう可能性もあるのです。

映画で学習するときのメリットは、楽しみながら覚えられることなので、なるべく興味のある映画を選択するようにしましょう。

楽しめる要素があるものなら、積極的に見て勉強することができます。

自分の英語のレベルに合わせる

英語の学習をするための映画を選ぶなら、興味があるというだけでなく、自分のレベルに合っていることも重視してください。

「これは面白そう」という映画があったとしても、難解な用語が飛び交う骨太なSF作品だったりすると、難しすぎて勉強には使えないことがあります。

ある程度の英語力がある人なら、多少難しくても問題はありませんが、それほど自信がない場合は、簡単なものから挑戦していきましょう。

ディズニーのアニメ映画などは、セリフもシンプルになっていることが多いので、勉強のために見るならおすすめです。

また、ラブストーリーも、あまり難解な単語が出てくることはないので、勉強には役立ちます。

SFや歴史ものなどを選ぶとしても、あまり小難しい内容ではなく、なるべくわかりやすいものを探すようにしましょう。

まずは普通に見る

映画を使って英語の勉強をするなら、いきなり始めるのはよくありません。

まずは普通に一回見て、映画の内容を把握してください。

そうすることで、学習をよりスムーズに進めることができます。

初めて見る映画で、ストーリーの展開が読めないときは、勉強よりも内容の方が気になってしまうことがありますが、結末までの展開を知っていれば、勉強の方に集中することができるのです。

字幕でも吹き替えでも構わないので、とりあえず普通に楽しみながら鑑賞してください。

この点を考慮するなら、過去に一度見た映画の中から選ぶというのも、よい方法になります。

すでにストーリーを知っているお気に入りの映画なら、すぐに英語の学習を始めることができます。

音をよく聞く

映画で英語の学習をするなら、英語の音に意識を集中させ、しっかりと聞くことが大切です。

最初は難しく感じてしまうこともありますが、何度も挑戦していれば、だんだんと普通に聞き取ることができるようになります。

そのため、聞き取れない言葉や意味がわからない言葉があっても、いちいち止めないようにしましょう。

わからないところは、すぐに調べた方がよさそうに思えますが、その方法だと時間がいくらあっても足りません。

また、無理に意味を理解しようとすると、頭の中で和訳を行うことで、会話の内容についていけなくなってしまいます。

そうなると、学習が捗らず、途中で挫折してしまうことがあるのです。

多少わからないところがあっても、そのときはいったん流して、もう一度見直したときに確かめるようにしましょう。

英語の字幕を表示する

最初に見るときは日本語字幕だったとしても、しっかり学習するために見るのであれば、やはり英語字幕を使うことが大切です。

ずっと日本語字幕にしていたのでは、英語として頭に入ってこないので、なかなか捗りません。

英語字幕をつけることで、より効果的な学習ができるようになるのです。

ただし、このときも、わからないところをいちいち調べながら見る方法はよくありません。

それだと、あまりに時間がかかりすぎて挫折する可能性があるので、わからないところはメモに残しておき、とりあえず文脈で理解するようにしましょう。

気になったところがあれば、あとで調べるようにしてください。

また、最初は普通に見て、見直すときに英語字幕を表示させ、自分が聞いた内容と字幕の違いを確かめる方法もおすすめです。

辞書を使う

英語字幕で見て、どうしても文脈でわからないところがあったときは、あとから辞書を使って調べることが大切です。

そのつど立ち止まっていたのでは学習が進まなくなってしまいますが、だからといって、わからないところを放置してよいわけではありません。

ひと通り見たあとで、辞書を使って単語を調べ、しっかりと知識を補うようにしましょう。

また、調べたことをノートにまとめておくようにすると、あとで見返して復讐することもできます。

音読する

映画で英語を学習するなら、音を聞いたり字幕を読んだりするだけでなく、登場人物のセリフに合わせて音読を行いましょう。

そうすることで、ネイティブの発音を学ぶことができます。

お気に入りのセリフがあったときは、ぜひ声に出してみてください。

ただし、音読をするのであれば、ただ喋るのではなく、俳優の真似をすることが大切です。

発音はもちろん、イントネーションや話すスピードなど、細かいところもチェックして、できるだけ同じように喋ってみてください。

真似をすることで、ネイティブの話し方をしっかり身につけることができます。

繰り返し見る

映画で英語を学習するときに大切なことは、何度も繰り返して見ることです。

多少わからないところがあったとしても、何度か繰り返すことで、最初は聞き取れなかった単語がすんなり聞き取れるようになったり、セリフの意味がわかってきたりします。

「映画なんて一度見れば十分」という人もいますが、英語を覚えようという目的があるなら、やはり見直しは必須です。

とはいえ、同じ映画だけを延々とリピートするのは、なかなか辛いものがあります。

繰り返し見ることは大切ですが、同じものを見るのは3回くらいにしておきましょう。

何度でも見られる作品なら問題はありませんが、3回以上見て飽きてしまうようなら、他の作品も見てください。

映画を見て英語を学ぶなら、楽しむことも大切なので、見ることが苦痛にならないように、変化をつけていきましょう。

古い映画に注意

英語の学習をするのであれば、あまり古い映画をチョイスするのはおすすめできません。

優れた作品に時代は関係ないものですが、ここで問題になるのは、英語の表現です。

古い時代の映画は、現代ではあまり使わないような表現が出てくることも多いため、古い表現が身についてしまう可能性があります。

学習に使うのであれば、せいぜい30年以内のものにしておきましょう。

それくらいなら、あまり大きな違いはないので、効果的な学習をすることができます。

まとめ

好きな映画を見ながら英語を覚えるというのは、とても魅力的な方法ではありますが、ただ見ていたのでは、あまり意味がありません。

ぼんやりと眺めていたり、ストーリーだけを追いかけたりするようでは、なかなか身につかないのです。

しっかりと学習をするためには、ここで紹介したコツを押さえて、なるべく効果の高い方法で鑑賞するようにしましょう。