シクロクロスとはどんな自転車なのか? その特徴と注意点。

シクロクロス

N)Bianchi(ビアンキ) LUPO(ルポ) ロードバイク 2007年 550サイズ

最近、健康を考えて通勤や通学などで自転車に乗る方が増えてきました。

自分も自転車を購入してみようと考えている方、実は街乗りにも最適と言われているシクロクロスという自転車があります。

シクロクロスとは一体どんな自転車だろうとと思っている方。

その特徴と注意点、また初心者におすすめのシクロクロスをご紹介します。






シクロクロスとは

シクロクロスとは、オフロードも走れるロードバイクのことをいいます。

そのため、オフロードを走ってもトラブルが起こらないような設計がされているのが特徴です。

例えば太めのタイヤが取り付けられたり、ブレーキも砂の影響を受けにくいカンチブレーキなどになっています。

またフレーム素材もクロモリというモデルが多く、振動吸収や耐久性にも優れています。

もちろんオフロードだけでなく舗装道も走れるので、非常に万能なバイクになります。






シクロクロスの特徴

シクロクロスにはロードバイクとは違う特徴があります。

ではシクロクロスにはどのような特徴があるのでしょうか。

ブレーキの効きが良い

シクロクロスの特徴の一つにディスクブレーキというものがあります。

普通は雨が降っていると自転車のブレーキは効かなくなります。

また雨で濡れた地面を走ることでリムが濡れてしまうと、自転車のブレーキは簡単に制動力を失ってしまいます。

しかしディスクブレーキは自動車にも使用されるブレーキ方式なので、雨天時の制動性や泥汚れが付着しても制動性が高いという特徴があります。

そのためディスクブレーキ搭載のシクロクロスなら雨の日や、突然の天気の変動にも安心して走行することが出来るのです。

パンクに強い

シクロクロのタイヤは適度に太く、トレッドと呼ばれるタイヤの溝も深く刻んであるため、パンクに強い特徴があります。

そのためロードバイクよりタイヤが丈夫で、またもちもいいです。

もしスピードが気になる方はフラットタイヤに履き替えるとロードバイクと殆ど変わらないスピードを出すことが出来ます。

ハンドル

シクロクロスは力強いペダリングの為にドロップハンドルバーが多く採用されています。

乗車持の姿勢が、ロードレーサーに比べるとやや穏やかな前傾姿勢になるのが特徴です。

そのため悪路走行での操作性とハイスピードでの走行を両立させてくれるのです。

走りやすい

自転車は道路の端を走行するものですが、道路の端は時にひび割れてガタガタだったり、コンクリートがうねっていたり、砂利や破片が落ちていたりと悪路が多いです。

もしこんなところをロードバイクで走ったらパンクしたり転倒してしまいますが、悪路に強いシクロクロスならこういった悪条件でも走りやすいのです。

上記の通りパンクがしくく、またブレーキも効き安定して走行できるので転倒が少なく、初心者の方やこういった道路が多い場所でも安心して走れるのです。

ロードバイクに出来る

ロードバイクといえばスラリとした細いタイヤが特徴です。

実は太いタイヤのシクロクロスも、タイヤを細いものに履き替えればロードバイクに早変わりすることが出来るのです。

シクロクロスはロードバイクの機材をそのまま使えるためこのようなことが可能なのですが、逆にロードバイクにシクロクロスのタイヤを履かせることはできないのです。

それはロードバイクのフレームにはシクロクロスのタイヤは太すぎるためです。

このように走る場所に合わせて、セッティングを切り替えられる対応力はシクロクロスの魅力です。

シクロクロスの注意

そんなメリットだらけのシクロクロスにも、購入の際には注意しなければならないことがあります。

値段が高価

シクロクロスは本格的な競技用の自転車という側面があるため、グレードの高いパーツが付いていることがあります。

そのため、街乗りやロードバイク初心者をターゲットにした自転車よりも高くなってしまいます。

もし手が出しづらい場合は自転車屋さんで相談すると、パーツのグレードを下げて予算内に収めてくれることもあるので、交渉してみるのもありかもしれません。

重量がある

シクロクロスですが、ロードバイクに比べ若干重量が重いというデメリットがあります。

フレーム素材のクロモリもそうですが、パーツ類が決して軽量ではないためどうしても重くなってしまうのです。

もし重さが気になるようであれば、軽量ホイールと軽量ロードタイヤの組合せにするだけで、いっきに軽量化させることもできます。

もちろんその分、費用もかかりますので購入の際はこの点も注意が必要なのです。

おすすめのシクロクロス

自転車を買ったことのない方がいきなり高価なシクロクロスを買うには、やはり抵抗があると思います。

そのため今回は初心者でも手を出しやすい10万円台のシクロクロスを紹介したいと思います。

ビアンキのルポディスク

N)Bianchi(ビアンキ) LUPO(ルポ) ロードバイク 2007年 550サイズ

ビアンキのルポディスクはスチールフレームのラインナップでも、長きに渡って愛されているロングセラーモデルのシクロクロスです。

美しい細いフォルムをもつクロモリフレームは、振動吸収性が高く乗り心地が良いのが特徴です。

そのため長距離走行でも疲労しにくく、直進の安定性も高いため通勤・通学、ツーリング、泊りがけのサイクリングなどにもピッタリな一台です。

また雨天時でも制動力が落ちないので、急な天候の変化にも安心です。

マリンの2017年モデル 二カシオSS

二カシオSSは、フィットネスから通学通勤まであらゆる用途に対応出来るモデルになっています。

衝撃吸収もしっかりしており、またメカニカルディスクブレーキが搭載されているため雨の日のブレーキングも心配ありません。

ロングツーリングでなく、ショートツーリングや街中でのバイクとして楽しめるので初心者の方にもおすすめのシクロクロスです。

また値段も7万円台とかなり手ごろです。

ボーラのD・OLACT-X

見た目も細身でスタイリッシュなためかっこいいシクロクロスです。

また値段も10万台とお手頃です。

もちろんディスクブレーキに対応しており、走破性やブレーキ能力に優れたシクロクロスフレームです。

ジオスのピュアドロップ

ジオスのピュアドロップは軽量アルミフレームをベースに作られており、ボリュームのある35Cタイヤを装着したシクロクロスバイクになります。

フェンダーやキャリアの取り付けも可能でなので、走る場所を選ばない万能のバイクになります。

街乗りだけでなく、競技も考えている方にとっておすすめのシクロクロスです。

コーナのプライベートジェイク

全体的に黒いデザインになっておりシックでとてもかっこいいです。

黒いためオフロードを走る際にかかる泥や汚れが気にならないのが嬉しいところです。

またヘッドが寝ているため非常に操作がしやすく、またディスクブレーキも初期搭載されているため雨天時でも安心して走行できます。

またサイズが48㎝からと幅広いので、身長の小さな女性でも安心して乗ることが出来るのも魅力です。

女性をはじめ、シクロクロス初心者に是非おすすめしたい一台です。

まとめ

このようにシクロクロスは初心者におすすめの自転車で、とても安全性があります。

今は手ごろな価格のシクロクロスも出ており、またおしゃれでかわいいデザインも多いので女性にも人気が出ています。

健康のためにでもよし、競技に出てもよし、すぐ近くまでの買い物でもよしと万能なシクロクロスで、毎日を楽しんでみてはいかがですか。








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