腰痛対策のマットレスに熱がこもる場合の4つの対策とは?
現代のマットレスは、身体にかかる負担を少なく、腰痛にならないように設計されているものが多くあります。そして、多くのマットレスは、寝心地が悪くなったり、傷んだりするのを防ぐために、通気性も考えられて設計されています。ですが、通気性にあまり期待することができないマットレスも存在します。通気性に期待できないものを使っていると、睡眠中マットレスに熱がこもってしまう場合があります。
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扇風機の風をマットレスにあてる
マットレスの通気性が悪いと、熱がこもりやすくなります。その通気性が悪いということをカバーする方法として、扇風機の風をあてるという方法があります。通気性がいまいちでも、扇風機の風をあてることによって、マットレスに風が通るようになります。つまり、マットレスに扇風機の風をあてると、外で陰干ししているような状態にすることができるのです。干しているような状態になることから熱はこもりにくく、湿気は抜けやすくなります。
身体よりもマットレスにあてたほうが体調を崩さない
睡眠中に扇風機を使うなら、マットレスよりも身体にあてたほうがいいような気がします。確かに、扇風機の風を身体にあて続けていれば身体は冷え、マットレスに熱がこもっていても関係ないかもしれません。ですが、睡眠中、ずっと身体に扇風機の風をあて続けるのはおすすめできません。睡眠中ずっと身体に風をあて続けると、身体が冷えすぎてしまう可能性があり、冷えすぎることで身体の調子を崩す恐れがあります。一方、身体ではなくマットレスに扇風機の風をあてる場合は、身体が冷えすぎることはなくなります。もちろん、マットレスに風をあてていると、身体にも風が少しあたってしまいます。ですが、身体にはしっかり風があたっているわけではないので、身体が扇風機によって変に冷えることはありません。身体に直接風があたることで寝つきが良くなっても、風邪を引いたりなどして体調を崩すと意味がないので、身体ではなくマットレスに扇風機の風をあてたほうが良いのです。
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シーツや敷きパッドを敷く
マットレスに熱がこもらないようにするには、マットレスの上に何も敷かないほうがいいような気がします。しかし、そのようなことはなく、熱がこもらないようにするにはマットレスの上にシーツや敷きパッドを敷いたほうが良いのです。シーツや敷きパッドを敷くことで、マットレスに熱が伝わりにくくなるし、熱がこもったとしても身体には感じにくくなります。また、それらを敷くことで湿気対策にもなります。何も敷いていないで眠っていると、寝汗が直接マットレスについてしまい、マットレスには湿気が多く溜まってしまいます。それでは、寝心地はとても悪くなってしまい、熱がこもるこもらないの問題だけではなくなってしまいます。ですから、熱がこもらないようにするためにも、湿気を溜めないようにするためにも、シーツや敷きパッドは敷いたほうが良いのです。シーツや敷きパッドを敷くことは寝心地を良くすることにも繋がり、寝心地が良くなれば腰痛を防ぐことにも繋がります。
除湿シートを敷いて湿気対策をする
マットレスに熱がこもらないようにするには、マットレスの上側に対して対策を行ったほうがいいような気がします。確かに、マットレスと身体が接している上側の部分から熱が伝わってしまいます。ですが、マットレスの熱がこもるのを軽減するには、上側だけでなく下側も重要になります。その下側への対策として、除湿シートというアイテムがあります。除湿シートは、その名の通りシートのように薄いため、マットレスの下に敷いて使うことができます。マットレスで湿気が溜まりやすい部分は、ベッドフレームや床に接している下側になります。除湿シートを敷いて湿気を抜けば、熱も蓄積しにくくなります。
できるだけ湿気の少ないところに設置する
マットレスに熱がこもる対策として有効なのは、できるだけ湿気の少ないところに設置することです。湿気が溜まりやすいことと熱がこもりやすいことには何の関係もないように思えますが、意外と深く関係しています。湿気が蓄積しやすい場所というのは、通気が悪いところでもあり、通気が悪いところでは熱はこもりやすくなります。逆に、通気が良いところでは湿気は蓄積しにくくなり、熱はこもりにくくなります。そのように、湿気の溜まりやすさと熱のこもりやすさは深く関係しており、熱をこもりにくくしたいのなら、湿気が少ないところ、または通気の良いところに設置することが大切です。そのような場所に設置すれば、マットレスだけでなく、自分の身体の周りの通気も良くなり、快適に眠れる場合もあります。そうした空気の流れは自然なものなため、扇風機の風よりも身体に良いといえます。
湿気の少ない場所とは
「湿気の少ない場所=熱がこもりにくい場所」といっても、湿気が少ない場所はどこなのか分からないという人もいることでしょう。部屋によって湿度は変わってきますが、部屋の中でも湿気の多い場所と少ない場所があります。窓を開けている状態なら、窓際が湿気が少ない場所になり、通気も良く、熱がこもりにくい場所にもなります。ですが、冬の寒い時期なんかだと、窓を閉めていれば窓に結露ができやすくなり、窓際の湿度は上がりやすくなります。湿度は上がりやすくなるため、湿気は蓄積しやすくなりますが、寒い時期なため熱はこもりにくいです。部屋の中で熱がこもりにくい場所はもう1つあり、それは部屋の中央になります。当たり前のことですが、中央にマットレスを設置すれば、すぐ横に壁はありません。つまり、中央に置くということは、空気が通りやすい場所に置くということになります。壁にくっついてないないため空気が通りやすく、マットレスには熱がこもりにくくなります。熱をこもりにくくしたいのなら中央に置くのも良いですが、中央に置くと部屋の使い勝手が悪くなってしまいます。そのため、多くの方は端の壁のほうに設置しますが、壁にくっつけると空気の通り道が少なくなるので熱はこもりやすくなります。端にマットレスを置くのなら、壁にピッタリとつけずに、隙間ができる程度にちょっとだけ壁から離すことをおすすめします。ちょっと壁から離れることによって空気の通り道ができ、熱はこもりにくくなります。
まとめ
特に暑い時期は、マットレスに熱がこもってしまうと寝苦しさを感じてしまう場合があります。寝苦しさを感じることで睡眠の質が低下すれば、疲れは取れにくくなり、腰に負担がかかって腰痛を起こしてしまう可能性もあります。ですから、マットレスの熱がこもる対策は行ったほうが良いのです。