どんな椅子をえらべば良いの?腰痛対策に効果的な椅子の選び方
腰痛を対策するためには、普段使う椅子の選び方もすごく大切になります。
なんとなくデザインで選んでいたり、とにかく安いものを…と思って値段で選んでいたりする人も多いとは思いますが、それでは椅子に座っているだけで腰痛になってしまう可能性もあります。
そこでここではそうならないように、腰痛対策に効果的な椅子の選び方を紹介していきます。
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アームレストがついているものを選ぶ
腰痛対策の椅子の選び方としてまずあげるのは、アームレストがついているという事です。
アームレストは、逆に邪魔だと感じる人もいるかもしれませんが、ふとした時に腕を置ける場所というのは、あった方が良いです。
それがないと、腕を置くところはデスクの上しかなくなるでしょう。
ではデスクの上に腕を置くとどうなるでしょうか?
まず間違いなく、前傾姿勢になりすぎます。
つまり、猫背のような状態になってしまうのです。
猫背は腰痛の原因となることですから、出来ればそういう状態になることは避けた方が良いです。
でも、たくさんキーボードを使う仕事であっても、キーボードから手をはなし、腕を休めながら画面を確認したりする時間はまずまず長いです。
それは、猫背でいる時間もまずまず長くなるという事です。
だから、そうならないようにアームレストが必要なのです。
立ち上がる時の負担も少ない
アームレストがあることには、立ち上がる時の負担が少ないという利点もあります。
そこを支点にして立ち上がることが出来るので、腰の力で立ち上がることはしなくてもよくなります。
ということは当然それによっても、腰にかかる負担は少なくなると言えるでしょう。
立ち上がるのは意外と負担がかかるものです。
アームレストがないと肩も疲れる
アームレストが無いと、キーボードを打つ時に肩に無駄に力が入ります。
ということは当然肩もこってきてしまうでしょう。
肩が凝ってきてしまうと、少しでもそれを楽にしようと思って、足を組んで身体をねじるような形にしたり、猫背にしたりしてしまうようになるでしょう。
そうして結果的に腰痛を起こしてしまうという事があるのです。
そういうことから見ても、アームレストがあった方が腰痛には効果的だと言えるのです。
特別なこだわりがあり、アームレストがあることがストレスになるというのであればそれは話が別ですが、特にそういうわけではないのであれば、アームレストつきの椅子を選ぶようにするのがおすすめです。
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角度の調整ができるもの
腰痛対策の椅子として使うべきは、角度の調節ができるものです。
椅子には、角度の調節ができるものと出来ないものがあります。
確かに角度が調節できるものは、自分でしっかりと自分に合う角度をみつけていかないとならないというデメリットはあります。
でも、それ以上にメリットがあるのです。
それが、使用タイミングに合わせて、常に適切な姿勢でいられるという事です。
直立が合う時と後傾が合う時がある
椅子に座る姿勢として適切なのは、直立ぎみの姿勢と、後傾気味の姿勢になります。
それらは、常にどちらも正しい姿勢というわけではなく、前傾気味の姿勢があう時と、後傾気味の姿勢があう時があるのです。
たとえば、なにかデスクの上で書き物をしたり、キーボードを売ったりする時には、直立ぎみがあうでしょう。
しかし、なにかをモニタリングしたり、画面を注視してみないとならない時には後傾気味の方が合います。
もし角度を調節できる椅子を使用していれば、そうしたタイミングに合わせて、しっかりと適切な角度を選ぶことが出来るようになるのです。
ということはそれだけ腰痛になる可能性を少なくすることが出来ると言えます。
たとえ多少の面倒があったとしても、そうして常に腰に良い姿勢をキープできるというのはすごく大きいことです。
腰の状態に合わせても変えられる
またそれは、腰の状態に合わせても代えられるという事になります。
腰は、いつも一定な状態でいるわけではありません。
この角度が痛いと感じる時もあれば、次の日にはまた別の角度で痛みを感じる事もあるのです。
でも角度を調節できる椅子であれば、そうした状態に合わせて常に痛くない状態を選ぶことも出来るでしょう。
だから常に良い状態で仕事をすることが出来るようになるはずです。
高さの調整ができる
ほとんどの椅子でそれは可能だとは思いますが、時にはそれができないものもあります。
でもその機能は必須だという機能があります。
それが、高さ調節の機能です。
もちろん高さは、買う前に試しに座ってみたりして、あわせてから買う必要はありますが、それでも高さ調節の機能は必須です。
なぜなら、その椅子を使用中に椅子以外の環境が変わる可能性がかなり高いです。
たとえばパソコンのモニターが変われば、それに対する適切な高さも変わってきます。
それなのに高さ調節の出来ない椅子を使っていたらどうなるでしょうか?
間違いなく首は辛くなり、肩こりになります。
そしてそれが腰痛を引き起こしていってしまうでしょう。
また、モニターが変わるどころか、そもそものデスク自体が変わる可能性だってあります。
今までよりも高いデスクになったり、低いデスクになったりした時、高さ調節ができないと対応できません。
それはモニターの変化レベルではない大きな変化となるでしょう。
だから、高さ調節の機能は備えておくべきなのです。
椅子は基本長く使うもの
椅子は、基本的には長く使うものです。
モニター等は1年2年で交換することもありますが、椅子は長い時は10年以上使う事もあるでしょう。
安い買い物ではないことも多いです。
だからこそ、高さ調節機能が必要だという事もあります。
それだけ長い間つかえば、環境が変わらないということはまずありませんから。
ある程度の固さのある椅子を選ぶ
椅子を選ぶ時には、無意識のうちに柔らかい椅子をさがしてしまう人が多いでしょう。
でも柔らかい椅子を選ぶのが必ずしも正解だというわけではないのです。
むしろ腰痛を予防するためには、ある程度固さのある椅子を選ぶのが正解になります。
固さのある椅子であれば、座った時にお尻が沈んで行ってしまうことがありません。
お尻が沈んでしまうと、それによって姿勢が崩れてしまうので、腰痛がおこってしまう可能性も高くなるでしょう。
上にクッションをしいて固さをカバー
もしどうしてもお尻の下が固いのが気になるのであれば、上にクッションを敷くと良いでしょう。
上にクッションを敷くと、それによって柔らかさが確保できるようになります。
でも、下には椅子本来のある程度の固さがあるので、あまりお尻が沈みすぎて姿勢が崩れてしまうという事がなくなります。
だから、弱点だけをカバーすることが出来るでしょう。
ただもちろんそれもあまりに柔らかいとだめです。
あまりに柔らかいと、結局それを敷く意味もあまりなくなりますし、変なかたちに凹んでしまい、それが原因で椅子に座っている時に姿勢が崩れてしまう可能性もあります。
だから、結局クッションを敷くにしても多少の固さは必要になると言えるでしょう。
それだけは意識しておかないと無いません。
まとめ
腰痛予防としての椅子の選び方は、以上になります。
これらのポイントを抑えた椅子を選んでいけば、少しでも腰痛になる可能性を減らすことが出来ると言えるでしょう。
椅子次第で腰にかかる負担は大きく変わるのですから、値段やデザインで決めるのではなく、こうして実用的なものを選んでいってください。
腰は人の身体においてすごく大切なところですから。