なぜ必要なのだろう?睡眠においてまくらが大切な理由
良い睡眠をとるためには、自分にあったまくらを選ぶことがすごく大切だと言われます。
でもそうしてまくらが大切だと言われた時に、一つ疑問に思うことがあるでしょう。
それが、睡眠においてなぜまくらが重要なのかという事です。
そこでここでは、睡眠において何故まくらが重要なのかということについて見ていきたいと思います。
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楽な姿勢を作るために重要
まくらが重要な理由は、楽な姿勢を作るためです。
睡眠というのは何時間くらい普段とっているでしょうか?
もちろんその答えは人によって違うでしょうが、多いひとでは8時間くらい、少ないひとでもだいたい6時間とか5時間くらいはとっているのではないでしょうか?
ということはつまり、だいたい一日のうちの3分の1とか、あるいは4分の1くらいは、その姿勢で過ごすということになります。
では、一日のうちのそれだけの時間を、辛い体勢で過ごしていたらどうなるでしょうか?
それはまず間違いなく身体ががたがたになってしまいます。
そうして身体ががたがたな状態では、疲れもとれませんし、深い、リラックスした睡眠なんてとれるはずもないと言えるでしょう。
まくらが合わないと楽な姿勢にはならない
まくらが合わないと当然楽な姿勢にはならないと言えるでしょう。
まくらが合わないということは、首の角度がきつくなったり、あるいはあごがやたら上を向いたりするということです。
それは、今座っている状態でそうしてみても苦しいのではないでしょうか?
そんな状態で1日の3分の1とか4分の1とか寝ていて、体が楽になるはずもありません。
そうしないためには、しっかりと自分が楽に寝られるまくらをえらばないとなりません。
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楽な姿勢とはどんな姿勢か
ではそもそも、睡眠においての楽な姿勢とはどのような姿勢になるのでしょうか?
それが分からないと、なかなか良いまくらを選ぶことは出来ないでしょう。
睡眠においての楽な姿勢は、立っている時の姿勢になります。
つまり、背骨から頭までが緩やかなS字を描いているような状態が、寝ている状態でも作れること。
それが、楽な姿勢を作れるまくらになります。
丁度重さを分散できる体勢
でもなぜ、背骨から頭までが緩やかなS字になるような状態が、体にとっての楽な姿勢と言えるのでしょうか?
それはしっかりと重さを分散できるからです。
人の体は意外と重たいものです。
だいたい50キロから70キロくらいはあると言えるでしょう。
それが常に身体にかかっているのです。
ということは当然それが一か所にかかっていたら、そこがかなり疲れてしまいます。
そうなったらやはり日常生活を送るだけでも辛くなるでしょう。
なので、そうならないように自然と体重を分散できるようにしているのです。
上半身が緩やかなS字を描くことで、それを叶えているのです。
それは、寝転がった時にも同じことです。
重さがかかる向きは変わりますが、それでも全身に重たさは加わります。
でもそれは、綺麗なS字を描けていれば、腰や肩、そしてお尻や頭などに分散することが出来るのです。
だから、楽に寝ることが出来るのです。
慣れているということもある
また、単純にその姿勢に慣れているということも、その姿勢が楽であることの理由として言えることです。
その姿勢で日中の生活を過ごしているわけなのですから、当然人はその姿勢に慣れています。
慣れている姿勢で寝れば、それを楽に感じるのは当然の話なのです。
寝返りを打つためにも重要
睡眠においてまくらが大切な理由は、S字カーブを作り、体を楽な体勢にしてあげないとしっかりと寝ることが出来ないからと言うだけではありません。
睡眠においてまくらが重要な理由として、寝返りを打つためという理由もあります。
まくらがいまいちあっていないと、人は寝返りを打つことが出来なくなります。
たとえばまくらが高すぎたりしたら、首がうまく回らないので、きちんと寝返りを打つことが出来ません。
逆にまくらが低すぎたりしたら、肩が邪魔をして上手く寝返りを打つことが出来ない可能性が出てきます。
でも、こうして寝返りをうつことが出来ないと、気持ちよく寝ることは出来ないのです。
体が固まってしまう
なぜ寝返りを打つことが出来ないと気持ちよく睡眠をすることが出来なくなるかわかりますでしょうか?
寝返りをうつことが出来ないと気持ちよく睡眠をすることが出来なくなる理由として言えるのは、体が固まってしまうということです。
人は、ずっと同じ姿勢でいることを良しとしない生き物です。
それは、寝ている時にも言えることです。
寝ている時にも動かないでいたらどんどん筋肉は固まっていき、体が硬くなっていくのです。
そうして身体が固くなったら、当然ながら寝ていても身体に痛みを感じやすいでしょう。
なので、寝づらさを感じて、深く眠ることが出来なくなるのです。
さらに、起きた後にも当然身体が痛くて、決して疲れがとれているような状態にはならないでしょう。
それを避けるためには、やはり寝返りを打って、適度に体を動かしていかないとならないのです。
その上で最終的に綺麗なS字を描くような仰向けの姿勢に戻るというのが、理想の睡眠になります。
寝返りが打ちやすいまくらとは?
では、寝返りが打ちやすいまくらは、どのようなまくらになるでしょうか?
寝返りが睡眠において重要で、だからまくらも重要だというのであれば、寝返りを打ちやすいまくらを買わないとなりません。
でもそれがどういう物か分からないとソレを買うことは出来ないでしょう。
まず大きいまくらであること
寝返りが打ちやすいまくらには、いくつかの条件があります。
まず一つは、ある程度大きいまくらであることです。
小さいまくらの場合、寝返りをしたらそこから落ちてしまう可能性が出てきます。
そして、寝返りをしてそこから落ちたら、そこから先の睡眠ではまくらがない状態で寝ることになります。
ということは当然ながら綺麗なS字を描くことは出来なくなるでしょう。
まくらがない方が綺麗なS字を描くことが出来るひともいますが、普通の人であればまくらがある方が綺麗なS字を描けるはずです。
そして、まくらがないということは、かなり低いまくらで寝ているのと同じようなことになるので、そこから先は寝返りも打てなくなります。
なので、あまり寝返りができなくなるのです。
それでは意味がありません。
だからそうならないように、まくらはある程度おおきめのものがおすすめです。
ただ、大きめといっても高めではないので気を付けてください。
高さは、自分の肩幅などによっても変わってくるでしょうから、実際にまくらの上で寝てみて、その上で寝返りをしてみて、それがしやすいかどうか確かめてみると良いでしょう。
そして固いまくらであること
さらに、固さも重要です。
柔らかいまくらでは回転する際の力を吸収されて上手く回れないでしょう。
ある程度固いまくらで、しっかりと力を反発してくれないと寝返りはできないのです。
なので、ちょっと固く感じる位のまくらを選ぶのがおすすめです。
まとめ
まくらが睡眠において大切な理由はお分かりいただけましたでしょうか?
寝やすい体勢を作るためにも、そして寝返りを打ちやすくして気持ちよく寝られるようにするためにも、まくらは重要だったのです。
だから、まくらなんて何でも良いやと思って適当に選ぶことはやめて、是非しっかりしたまくらを選ぶようにしていってください。