アスリート・ダイエッターの腰痛へ…回復のために重要な事・入浴剤をつかったお風呂の勧め

入浴・入浴剤

アスリートやダイエッターにとっての腰痛は、思っているよりも深刻な状態であることが多いです。

本文中に詳しく記載しますが、その回復のためには、あらゆる努力がかかせません。

特に入浴の習慣は、非常に大事だとおもってよいでしょう。

入浴剤などを活用してしっかりとお風呂を嗜んでいただきたいと思い、本記事を書きます。



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運動する人の腰痛

のっけから言ってしまうと、運動する人にこそ、入浴剤を用いた湯治をおすすめしたいところ。

しかしその結論の説明をする前に、アクティブに動く人の腰痛のしくみから探っていきたいと思います。

故障の危険も?

ある程度、筋トレ・スポーツ医学に詳しい人ならばご存じかとは思いますが…お腹周り、内臓をとりかこむように、ぐるっと筋肉がコルセット上にあります。

背面と背中のかなり奥深くにあるのですね。

これを「体幹」と呼びます。

どのような競技においても、体幹は非常に重要とされています。

身体のひねり・安定性・他の箇所の故障などからの防御のために働いてくれるからです。

この部分にダメージがくると、競技全体に支障がでます。

最近では、サッカー選手のトレーナーが火付け役で、体幹トレーニングによるダイエットというのも主流になり始めています。

しかし、ランニングや筋トレなどで痩せることをお考えのかたにも、是非併せて考えてほしいのが、この部位のことになります。

体幹が弱い・または故障してしまうと、運動時の身体にブレが生じて、ドミノ式に故障が起こったり・トレーニングの効果が十分に引き出せなかったりすることもあります。

ゆえに、体幹は誰でも鍛えるべき箇所であり・それは運動をする人ならばますます必要性がある。

この部分に痛みが生じると…特に腰痛に関しては深刻なことなので、それはクールダウンタイムである。

まずはこのことを是非、念頭に置いていただきたいと思います。

筋肉痛がきたら休もう!

体幹以外にも身体には無数の筋肉がありますが、基本的に、「筋肉痛がきたら休む」のはほぼ常識といって間違いありません。

痛みが来ない程度のゆるい運動ならば毎日やって問題ありませんが、トレーニングを強めにやっている人は、きちんとサイクルを考えてやるのが秘訣です。

これも通説であり、良く知られていることですが…筋肉痛とは、筋繊維が傷つき、回復しようとしているときに起こる痛みです。

この回復の際に、修復が過剰に行われることで以前よりも強い筋肉が出来、どんどんトレーニングの成果が上がっていくという仕組みなんですね。

回復期には、十分な食事・睡眠と治癒のための色々な生活上の工夫が必ず必要になります。

腰痛に関して言えば、背中の重要な筋力が鍛えられる過程・あるいは「運動のし過ぎによる故障の前兆」と考えられるため、繊細に注意を払う必要があるでしょう。

以下に記載していくのは、お風呂を含めた、身体のクールダウンタイムに関することです。



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回復のために必要なこと

体幹・特に腰痛の回復に必要なことは、第一に食生活です。

糖質や脂質をなるべく控えて、和食を中心としたたんぱく質が多めの食事を心がけましょう。

胃腸に負担をかけると腰痛がより激化する可能性もあります。

内臓は背中側のほうに集中しているためです。

そのため、腹八分目を常に心がけるのも大切でしょう。

次に重要なのが、睡眠です。

そして、高い質の睡眠をとるために、入浴は欠かせません。

トレーニングをやっている人は体温が高めなので、「お風呂は苦手」という人が多いかもしれません。

しかし、そんな人ほど、しっかりと入浴をしてより血行を促すべきなのです。

下半身・腰をしっかりと温めていくことで、身体の中心…「体幹」を通る血流はしっかりと促進されていきます。

すると全身の血行がよくなり、腰痛以外にも故障している箇所、あるいは筋肉痛が起こっている場所の疲労成分を取り除き、代謝を促してくれます。

これが入浴…「湯治」の最大の効果でしょう。

なお、高い質の睡眠をとるために…といいましたが、入浴と睡眠の関係は切っても切れない間柄。

血行がしっかりと促進されると、入眠時に必要なホルモンや、筋力成長に欠かせない成長ホルモンの分泌が促されます。

これらが戦略的睡眠の鍵となり、トレーニングの効果を最大限まで引き出すとともに、痛みのある個所の修復に効きます。

シャワーだけで普段お過ごしのかたや、入浴が苦手で避けているというかたで、腰痛を含む何かしらの「痛み」を覚えられている方は、是非入浴の習慣を取り入れてみてください。

そして、それに役立つのが「入浴剤」です。

入浴剤を利用した「湯治」

筆者の考えとして、アスリートの湯治に最も向くのは、薬湯ではないかと思われます。

詳しく解説すると、入浴剤にはいくつか種類があります。

ひとつは温泉成分を含んだアルカリ性のお湯、炭酸風呂など。

ドラッグストアで主流となっている入浴剤がこの類ですね。

もうひとつがバスボム・バスオイル・バスバーなどの、お肌に効く成分をたっぷりと含んだもの。

女性に人気で、入浴を単純に楽しみたいのであればおすすめです。

最後に挙げるのが、おすすめする薬湯。

これは、東洋医学の考え方に基づいて

  1. 疲労回復
  2. 怪我の治療
  3. 血行促進

などなど、これらに有効とされる薬草をティーパックあるいは粉末状にして、入浴剤にする…という趣旨のものです。

鍼灸院やアスリート向けの整体院などでもたいへん勧められるそうで、筆者も実際にダイエットをしていたころから、引き続き愛用しているのがコレ。

香りは独特のハーブっぽいものなので、向き・不向きはありますが、手っ取り早く効果を実感したい人には是非おすすめしたいところ。

薬湯のなかで、後述するストレッチやトレーニング・ツボ押しなどをしながらゆっくりと15分ほど入っていると、身体がほんのりと火照って運動後の状態になっていくのを感じます。

また、肌を覆うようなベールの効果もあり、就寝まで香りが続くので、安眠の効果も期待できます。

余談ですが、こういったものの香りには精神を落ち着ける効果もあるのだとか。

社会人でアスリートも兼業している、と言う方にはぴったりなのではないでしょうか。

ぜひお試しを。

おすすめの入浴中ストレッチ

入浴剤のなかには、湯ざわり自体が変わるものもあります。

それを楽しみながら、以下のようなトレーニング・ストレッチをしてみてもいいのではないでしょうか。

握力トレーニング

筆者がやっているのは、アルカリ性のしっとりとしたお湯のなかで腕を伸ばし、ひたすらグーとパーを3秒ごとに続ける「握力トレーニング」です。

ストレッチ効果もありますし、握力は全ての競技の要なので、ちょうどいいですね。

腹式呼吸

ダイエッターだと特におろそかにしがちですが、腹式呼吸を静かにしているだけでもトレーニングになります。

お湯の中であれば、その効果は非常に高まります。

やりかたは、背筋をまっすぐにしておへそのあたりに手を置き、お腹を膨らませるように5秒ごとに息を吸う・吐くを繰り返すだけ。

最近運動を始めたばかり、というかたにもおすすめです。

まとめ

身体の動きをまとめる「体幹」ですが、これが傷つくのは故障の全てのはじまり。

特に腰痛は、のちに深刻な影響を与えることがあります。

早々に回復するには、食事・睡眠とそのための入浴は欠かせません。

入浴剤をしっかりと活用して、お風呂を楽しむ必要があるでしょう。

これを機に普段のお風呂の習慣・入浴剤にこだわりを見出していただきたいと思います。






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