クッションプラスうつ伏せで寝ていると腰痛になる理由と対処方法

クッション

うつ伏せで寝るのが好きな人は多いでしょう。

完全に寝る時には仰向けになったりもするでしょうが、たとえば寝転がりながら本を読んだりする時には、やはりうつ伏せになり、顔の下のあたりにクッションを入れたりしてだらだらと読んでしまうものです。

でもそれは腰痛を引き起こすものなのです。

ここではその理由と対処方法について紹介していきます。



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上半身が反るから腰痛になる

まず、うつ伏せプラスクッションの体勢が何故腰痛になってしまうのかと言うことから説明していきたいと思います。

うつ伏せプラスクッションの体勢が腰痛になってしまう理由は、上半身が反ってしまうからだと言えます。

うつ伏せで寝ているだけも上半身は反ってしまいますが、そこにさらにクッションがプラスされているわけです。

となると、当然そのクッションの高さの分だけ上半身は反ってしまうことになります。

そうして上半身が激しく反られると、腰痛は起こるのです。

でも、なぜ上半身が反られると腰痛が起こるのでしょうか?

筋肉が緊張するため

それは簡単に言うと腰のあたりの筋肉が緊張してしまうためだと言えます。

腰のあたりの筋肉が緊張してしまうということは、それだけ負担になっているということになります。

そんな腰に対して負担になっている姿勢で長い時間過ごしたら、当然腰痛が引き起こされます。

また、そうして上半身を反っている姿勢では、背骨はC字の様になってしまうでしょう。

背骨の適切なかたちは、まず間違いなくS字です。

それがC字になってしまえば、当然それだけ負担になるでしょう。

C字と言えば基本的には猫背のような姿勢を想像するでしょうが、その逆だってまたC字になるのです。

猫背が腰に悪いのはなんとなく想像はつくでしょう。

それと同じことなのですから、当然上半身を反るのも腰痛の原因となるのです。



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うつ伏せならばせめてクッションは使わないように

もしうつ伏せで寝るのであれば、クッションは使わないようにするのがおすすめです。

クッションを上半身の下に入れてしまうからこそ、上半身がすごく反ってしまい、腰が痛くなってしまうのです。

でも、もしクッション入れなかったらどうでしょうか?

それは確かにクッションを入れようが入れまいが、ある程度腰は反ってしまうでしょう。

しかし、クッションを入れるのと入れないのでは、その角度は明らかに違います。

そして、角度がきつければきついほど腰にとっても良くないのは言うまでもありません。

なので、うつ伏せで寝ていたいのであれば、せめてクッションは使わないようにしていきましょう。

うつ伏せで顔だけ横にするのがベター

うつ伏せでダラダラする時に一番腰に負担にならないのは、やはりうつ伏せで寝て、顔だけ横に向けることでしょう。

そうして顔だけ横に向けるようにすれば、たとえば本を読むときなどでも、顔を立てることがなくなります。

ということはつまり、その分だけ上半身が反る角度が落ち着いていくということになるのです。

だから、腰への負担は和らいでいき、腰痛になる可能性は少なくなると言えます。

ただそうして顔を横に向けている状態を長く続けていると、今度は首が痛くなる可能性がきわめて高いです。

なので、その姿勢であってもあまり長時間はそうしていない方が良いでしょう。

あくまでも20分30分程度にとどめておくことをおすすめします。

長編の小説一冊をその姿勢で読んでいたら、まず間違いなく首はきつくなります。

抱き枕を使うというのも効果的

どうしてもうつ伏せにプラスでクッションを使いたいというのであれば、抱き枕を使うというのも効果的です。

抱き枕を使うようにすると、上半身だけではなく、全体的に持ちあがるようになります。

上半身の下だけにクッションを入れると、そのせいで上半身だけがかなり持ちあがることになりますが、こうして全体的に持ち上げるようにすれば、何もクッションを入れないでうつ伏せになっていた時と、結果的には変わりはなくなります。

それでいてクッションの柔らかさは享受できるわけですから、抱き枕を使用するというのはすごく効果的な方法だと言えるでしょう。

腰くらいまで持ち上げられればOK

抱き枕を使う時にポイントとなるのは、サイズ感です。

たとえば、抱き枕とは言っても、あまり長くないショートサイズの抱き枕もありますし、そもそもあまり長いのを使用してもそれは邪魔になったりします。

だから、サイズ選びは意外と難しいのです。

でも、基本的には腰位のサイズのものを選ぶのがおすすめです。

腰より下、つまり骨盤より下位は持ち上げても持ち上げなくてもあまり変わりはありません。

うつ伏せプラスクッションでも腰痛を起こさせないようにするためには、上半身の反る角度を滑らかに出来れば良いのです。

そのためには、腰のあたりから持ち上げていけば、足先から見た時にすごく滑らかになります。

なので、それが正解のサイズ感だと言えます。

腰くらいまでの長さのある抱き枕を使用していくとよいでしょう。

クッションを2つ使うのも正解

うつ伏せプラスクッションで腰痛を起こさせないようにするためには、クッションを二つ使用するというのもおすすめになります。

クッションを二つ使用するというのは、まず今まで通りに上半身の下、顔の下のあたりにクッションを入れます。

そして、もう一つ、腰の下のあたりにクッションを入れるということになります。

そうして二つクッションを入れることで、上半身の反る角度が滑らかになっていくのです。

抱き枕と同じような効果になる

それはつまり、抱き枕と同じような効果になるのです。

なので、抱き枕は腰の下あたりから上半身までを全体的に持ちあげて、上半身の反りをなめらかにしていました。

胸や顔の下あたりにクッションを入れて、腰の下のあたりにクッションを入れるのでも、結局のところ同じように全体が持ちあげられることになるので、上半身の反りは滑らかになります。

だから、腰への負担は多少は和らぐと言えるでしょう。

腰の方が高くならないように注意

ただそうして2つのクッションを利用するという時には、一つ注意点もあります。

それが、胸よりも腰の方が高くならないようにするということです。

クッションを2つ入れるのですから、一歩間違えると胸の位置よりも腰の方が高くなることがあります。

でも、そうして胸の位置よりも腰の位置の方が高くなってしまうと、すごく変な反り方をするようになってしまうのです。

するといつもとはまたちょっと違ったような負担が腰にかかることになってしまうでしょう。

それでは腰痛がひどくなってしまう事もあります。

そして何より、そういう姿勢ではどうしても気持ちよくリラックスすることは出来ないでしょう。

あまり慣れていない姿勢になりますから、リラックス感は低いのです。

でも、リラックス感が低いと、やはりあえてその姿勢をしている意味がなくなってしまいます。

気持ちよく感じているから、腰に負担になることを知りながらもしていた姿勢なのに、そもそも気持ちよくも感じなければまるで意味がなくなります。

だから、クッションは胸や顔の方に入れるものサイズの方が大きくなるように調節していきましょう。

まとめ

うつ伏せプラスクッションで腰痛がおこってしまうというその原因や、それに対する対処方法はお分かりいただけましたでしょうか?

このように、色々と対処方法もありますが、一番良いのはそもそもその姿勢をとらないことであることは間違いありません。

なので、どうしてもということでもない限り、その姿勢にはならない方が良いでしょう。






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