ダブルサイズのマットレスに憧れるカップル考えるべきことについて
もうすぐ結婚を控えているカップルの楽しみの1つは新居の準備です。
食器、雑貨、家具、家電など2人で使うものをあれこれ吟味し、選ぶ幸せは格別です。
そんな中の良いカップルはダブルサイズのマットレスで一緒に眠ることに憧れをもっているかもしれません。
しかし、ダブルサイズのマットレスには注意点も多いので、憧れだけで決めないようにしましょう。
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目次
ダブルサイズのマットレスには夢がある
もうすぐ結婚をするというカップルは結婚生活にさまざまな夢や憧れを持っていることが多いです。
その1つに挙げられることの多いのがキングサイズのベッドにダブルサイズのマットレスを敷いて、一緒に眠るというものです。
海外のドラマや映画では仲の良いカップルや夫婦がダブルサイズのマットレスを仲良く幸せそうに使っているシーンが多いです。
若いカップルだけでなく、年を重ねても使っていることが多いです。
幸せの象徴のようにも見えてきます。
しかし、マットレスというのは毎日使うものです。
憧れやイメージだけでダブルサイズのマットレスを購入すると後悔をしてしまうことになるかもしれません。
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ダブルサイズのマットレスは寝返りがダイレクトに伝わる
ダブルサイズのマットレスの場合、相手が身動きをするとその振動がダイレクトに伝わってしまいます。
ダブルサイズのマットレスは構造上、震動が伝わらないように設計がされていますが、それでも、全く伝わらないというわけにはいきません。
パートナーの身体が大きく、体重も重く、おして、寝がえりが激しいと誇張ではなく、相手の寝返りで自分の身体が跳ね上がってしまいます。
また、寝る時間がバラバラの場合、一方が先に寝ていて、もう片方がベッドの潜り込んできた場合、その振動で目が覚めてしまうこともあります。
もう少し気遣って静かにベッドに入ってきて欲しいと伝えてトラブルになってしまうこともあります。
普通サイズのマットレスを並べて置いておくと、真ん中に境目はできてしまいますが、相手の動きの振動が伝わってきにくくなります。
いびきから逃げられない
どんなに仲が良くても、イビキには我慢ができないという人はとても多いです。
マットレスを選んだり、結婚をする時点ではイビキをかかなくても、加齢によって太ったり、筋肉が減ってきたりするとイビキをかくようになる場合もあります。
眠りたいのにイビキで眠れないという日々が続くととても大きなストレスになります。
しかし、イビキを掻いて寝ている側はまったく自覚がないので、なんで相手がそんなに怒っているのか理解ができません。
そのことが更なる溝をつくってしまうことにもなります。
ダブルベッドだと別々の部屋で眠るという対策がとれないため、イビキを掻く側は口にテープを貼ったり、マウスピースを作ったり、いびき防止のまくらを使ったりしなけれればなりませんし、イビキを聞かされる側は耳栓をしなければなりません。
生活習慣の変化に対応ができないことも
どんなときにも例外なく、夫婦が同じマットレスを使って眠ることが美徳とは限りません。
結婚生活は長いです。
いろんな変化が生まれてきます。
片方が早く寝たり、片方が早く起きたりしなければならないという時もあります。
ダブルサイズのマットレスを使っていると、そのようなとき、相手を起こさないような気遣いが必要になってきます。
赤ちゃんが生まれれば夜泣きが夜にも世話をしなければなりません。
みんなが同じ部屋で眠っていると、みんなが同時に寝不足になってしまってしまいます。
片方ずつ休憩をするということができません。
病気の時に困ることも
インフルエンザや食中毒、風邪などに感染してしまった場合でもダブルサイズのマットレスを使っていると同じ部屋で寝る選択肢しかなくなってしまうことがあります。
そうなると感染の確率が跳ね上がってしまいます。
夫婦で共倒れになってしまえば、療養は困難になってしまいます。
普通サイズのマットレスをそれぞれが使っているのならば、病気の人を他の部屋に隔離をすることが出来ます。
そうすれば病気の人は療養に専念できますし、看病する側は感染のリスクを減らすことが出来ます。
2人が中央に寄ってしまいがち
マットレスが人の身体に合わせて凹みます。
あまり質の良くないマットレスを使うと2人で中央に寄ってしまいがちです。
マットレスのサイズ自体は大きくても、窮屈な思いをしてしまうことになりかねません。
寝相が悪いと悲惨
パートナーの寝相が悪いともう片方は苦労をします。
蹴られたり、殴られたり、ベッドの隅に追いやられてしまったりします。
朝起きる度に身体の痛みを感じることになるかもしれません。
マットレスのお手入れが大変なことも
マットレスはそう簡単に布団のように干すことはできません。
しかし、たまに立てかけて湿気をにがして上げたり、向きを変えて偏りを無くて上げたりといったお手入れもすると長持ちしますし、清潔に気持ちよく使うことが出来ます。
しかし、普通のマットレスでもそれなりに重さがあるのに、ダブルサイズともなればさらに重くなってしまいます。
ダブルサイズのマットレスは維持が大変です。
シーツの張替えは楽
ダブルサイズのマットレスは重くて持ち上げる作業は大変ですが、シーツの張替えは2人分が1回の作業で済むので、この点はとても楽と言えます。
廃棄も一苦労
ダブルサイズのマットレスは廃棄をするのも一苦労です。
普通の可燃ごみには出せないので、ほとんどの自治体で粗大ごみ扱いになります。
それなりの重さがありますが、自力で外のゴミ捨て場までもって行かなければなりません。
どうしてもダブルサイズのマットレスがいいというカップルは
どうしてもダブルサイズのマットレスがいいというカップルには以下の方法がおすすめです。
普通サイズのマットレスをくっつけて使う
普通サイズのマットレスをくっつけて使うと溝は気になるかもしれませんが、タオルケットなどを1枚敷いておくと目立ちにくくなります。
2つのマットレスを使うことで、震動が相手に伝わりにくくなります。
また、別々の部屋で寝たいと思えば簡単に実行が可能です。
旅行先でダブルベットを使う
ダブルサイズのマットレスを堪能するのは旅行先の特別な楽しみに取っておくのもおすすめです。
いくら憧れのダブルサイズのマットレスを使っていたとしても、それが日常になってしまうと、特別感は感じられず、むしろ不便さや欠点ばかりが目についてしまいやすいです。
旅行に行くと気にダブルサイズのマットレスで眠れる旅館や部屋を選ぶと新鮮さを楽しむことが出来ます。
せめて掛布団は別々に
どうしてもダブルサイズのマットレスでなければだめだというカップルであってもせめて、掛布団は別々のものを用意するようにしましょう。
男性と女性では熱さや寒さの感じ方が違います。
眠りながら掛布団の奪い合いになるというのも良くある話です。
自分に適した掛布団を自分で管理して眠る方が余計なトラブルを避け、快適に眠ることが出来ます。
まとめ
ダブルサイズのマットレスで毎晩一緒に眠るということに憧れを持っているカップルは多いです。
しかし、実際にはダブルサイズのマットレスで寝たからこそ、相手に不満が溜まったり、トラブルを招いたりしてしまうこともあります。
ダブルサイズのマットレスが本当に必要か、他の眠り方ではダメなのかをよく考えて選択をしましょう。