ドラム式洗濯機をお使いの家庭は枕のお手入れに注意!おすすめの枕をご紹介します
最近、洗濯機はドラム式を使っているというご家庭が多いと思います。
枕のお手入れをしようとドラム式洗濯機で枕を洗濯してみたら、エラーで止まってしまって、最後まで脱水できなかった経験ありませんか?
実は、構造上、ドラム式洗濯機で枕の洗濯(脱水)をするのはとても難しいことなのです。
今回は、ドラム式洗濯機をお使いの家庭におすすめの枕をご紹介します。
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枕のお手入れ方法
枕のお手入れ、皆さんはどのようにされているでしょうか?
人間は寝ているときにコップ1杯分の汗をかくといわれていますね。
もちろん、枕の種類によってお手入れ方法は違ってきますが、たいていの方は、枕を洗濯していると思います。
日本は周りを海に囲まれており、水資源に大変恵まれた国です。
毎日夜に入るお風呂もちゃんとバスタブに湯を張りますし、食器の洗い物や衣類の洗濯、当たり前にたくさん水を使いますね。
「金を湯水のように使う」との言葉、ご存知ですか?
お金をお湯や水を使うように惜しげもなく使う様子を表した言葉です。
「惜しげもなく使う」表現が、湯水なのは日本ならではです。
例えばヨーロッパでは水は貴重なもの。
洗顔もあまりしませんし(コットンで拭き取りします)、食器の洗い物もすすぎを日本ほどしません。
あまり水を使わない文化なのです。
でも、日本人は、水をたくさん使って洗う文化で育ってきました。
もちろん、寝汗をたくさん吸い取っている枕も、できれば洗いたいですよね。
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洗える枕の落とし穴
家庭で洗濯OKの枕が洗濯できない!
家庭で洗濯することを念頭に置いて枕を購入するとき、まずは品質表示のタグを確認しますよね。
洗濯機での洗濯OKとなっているかが一目でわかります。
ネットショッピングや通販で購入する際も、家庭で洗濯できるかどうか、そのお手入れ方法は必ずページに記載されています。
よく確認しましょう。
ところが、ここで問題が発生する場合があります。
それが、ドラム式洗濯機での枕の洗濯です。
洗濯OKのウォッシャブル枕を購入したのに、ドラム式洗濯機で洗濯したらエラーになって、最後まで洗えなかったというケースが多発しているのです。
いったいなぜでしょう?
ドラム式洗濯機の罠
ドラム式洗濯機は、ドラム内の洗濯物に偏りがあると脱水できません。
脱水の工程に入る前に、ドラム内の洗濯物の偏りをなおすよう、何回も回転してからまった洗濯物をほぐします。
それでも偏りがなおらない場合は、エラーとなって止まってしまうのです。
ここでいう偏りとは、重さの偏りのことです。
例えば普通の衣類とタオルケットなど毛布類を一緒にドラム洗濯機で洗濯した場合、タオルケットが水をたっぷり吸って濡れた状態の重さと、普通の衣類が濡れた状態の重さでは大きく違いがでます。
すると、ドラム内で重さの偏りが出るためにエラーになるのです。
この偏りが、洗濯OKのウォッシャブル枕でも起こってしまうのです。
洗ってすすぎを終わった後の枕は水をたっぷり吸収して、とても重いもの。
そしてタオルケットのように広がる形状でもないので、どうしてもドラム内で重さに偏りがあると判断されて、エラーになってしまいます。
こうなると、自力で脱水するしかありません。
空の浴槽に置いて、足で踏んで脱水するのが自力でできる脱水方法としてはおすすめですが、脱水に限界がありますし、疲れてしまいます。
きちんと脱水できないと、干しても中まで完全に乾かなくて、生乾きの嫌なにおいが発生してしまうこともあります。
できれば洗濯機で最後の脱水工程まで終わらせたいですよね。
ドラム式で洗濯できる枕探し
では、ドラム式洗濯機で洗濯できる枕はあるのでしょうか?
ドラム式洗濯機OKのウォッシャブル枕
通常のウォッシャブル枕よりも選択肢はさらに狭まりますのが、ドラム式洗濯機でも洗濯できるウォッシャブル枕は販売されています。
ネットショッピングで探すときには、必ず「ドラム式」のキーワードを入力しましょう。
それでも心配でしたら、商品の口コミも載っているようなサイトで購入するのがおすすめです。
ドラム式洗濯機でも洗濯できる枕は、水を吸ったときに重くなりすぎないよう、小さめで薄く、軽い枕がほとんどです。
市販の枕カバーに入れると、カバーが余ってしまう可能性が高いです。
ベッド周りのリネン類はお気に入りのブランドで揃えているなど、こだわりのある方は、サイズもよく確認してみてください。
ネットに入ったパイプ枕
また、ネットにパイプが入っているタイプのパイプ枕もドラム式洗濯機で洗濯できます。
素材が軽いので、エラーで脱水できないという事態になりません。
ここで注意点があります。
ネットの網目の大きさによっては、パイプがこぼれて飛び出してくる可能性もあります。
パイプが飛び出してドラムの穴や排水口に詰まると大変なので、パイプがこぼれないよう注意しましょう。
網目が大きめでしたら、細かい網目の洗濯ネットに入れてあげれば安心ですね。
注意点の二つ目は、パイプ枕は洗濯機での洗濯はNGと記載されている場合もあります。
パイプ枕は安いですから、万が一使えなくなっても大丈夫と割り切って、あくまでも自己責任で、挑戦してください。
あえて、洗わない枕
今まで、枕をドラム式洗濯機で洗う前提でお話してきましたが、ここで視点を変えてみましょう。
「洗わない」という選択肢です。
日本人はどうしても、汚れるものは水洗いしたいと考えてしまいますが、これは水資源が豊富な日本ならではの考え方。
前述の枕のお手入れ方法でもお話しましたが、ヨーロッパでは、水は貴重なものです。
そのせいか、水洗いを念頭に置いていないヨーロッパ産の枕もあります。
中でも有名なものをご紹介しましょう。
テンピュールの枕
テンピュールは本社がスウェーデンにある、世界的に有名な寝具メーカーです。
テンピュールの素材は、水洗いOKの表示があるもの以外、基本的に全て、水洗いはできません。
まず、枕カバーをこまめに変えて、洗濯してあげること。
そして、陰干しをすること。
これがお手入れの全てです。
テンピュールは直射日光もダメな素材なので、部屋の中での陰干しが基本です。
夏や冬などエアコンを使っているときは、風の当たるところにおいてあげるといいでしょう。
汚れた物は水洗いが基本の考え方の日本人には、陰干しだけのお手入れは抵抗があるかもしれません。
ですが、テンピュール社でそれが最善のお手入れ方法とおすすめしているわけですから、心配はいりません。
非常に中身が詰まっている構造なので、通常の枕よりも、枕の中に汗がほとんど染み込んでいかないそうです。
洗濯をしたり天日干ししたりする手間が省ける分、楽なお手入れ方法ですね。
ところで、洗濯大好きな国民性の日本にも、洗濯できない枕はあります。
ご紹介しましょう。
そば殻枕
そば殻とは、そばの実の殻を乾燥させたものです。
日本では古くから、枕の素材として使われてきました。
通気性、吸湿性に優れているのが特徴です。
お値段もリーズナブルです。
お手入れ方法としては、そば殻は、洗濯できません。
そば殻という性質上、虫もわきやすいので、こまめに天日干ししてあげることがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
なぜドラム式洗濯機で枕の脱水ができないか、そんなドラム式洗濯機で洗濯できるおすすめの枕、あえて洗わないお手入れ方法の枕をご紹介しました。
なにがなんでも枕は洗濯したいという方、その枕に合ったお手入れ方法ならば洗濯しなくても大丈夫という方、考え方はそれぞれです。
枕を購入する際、お手入れ方法・洗濯の観点も大事ですが、何よりご自分の体型に合っていることが大事です。
気持ちの良い睡眠ができる枕に出会えるといいですね。