マットレスがへたってしまうと腰痛を引き起こす原因になるということを知っているでしょうか。この記事ではその理由がなぜなのかを説明した上で、へたりと腰痛の対策になる方法を3つ紹介するので参考にしてください。

マットレスのへたりが腰痛の原因になる理由と3つの対策

マットレス・敷き布団

マットレスがへたってしまうと腰痛を引き起こす原因になるということを知っているでしょうか。この記事ではその理由がなぜなのかを説明した上で、へたりと腰痛の対策になる方法を3つ紹介するので参考にしてください。



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マットレスがへたると変形する

マットレスがへたると変形してしまうのが大きな問題になります。マットレスの種類によってどんな変化が生じるのかが少し違うので、大きく二種類に分けて違いを理解しておきましょう。

ボンネルコイルやポケットコイルの場合

マットレスの種類として昔からよく選ばれているのがボンネルコイルやポケットコイルです。この二つはコイルを使用しているのが特徴で、へたりの主な原因はコイルそのものの劣化です。人がマットレスの上で寝ていると大きな圧力がかかり、コイルには負荷がかかり続けてしまいます。耐久性が高いものでもだんだんとばねの力が弱まっていって反発力を失い、形状も固まってきてしまうのです。

低反発や高反発の場合

最近人気になっている低反発マットレスや高反発マットレスはコイルを使用しているマットレスと少し違う変形の仕方をします。体圧分散ができるようになっているのが低反発や高反発のマットレスの特徴です。これはコイルによって反発力を出しているのではなく、マットレスを作り上げている素材そのものに反発力が備えられていることに起因しています。結果として、低反発や高反発のマットレスは使っているうちにマットレスの素材が変形していってしまいます。端的に言えば、体と同じ形にへこんでいってしまいやすいのです。

変形が腰痛の原因になるのはなぜか

このような変形が腰痛の原因になるという点ではどちらも同じです。へたりによって反発力が低下し、マットレスの表面が体の形に沿ってへこんでしまうと、体を支える力が低下してしまいます。仰向けに寝ても体が丸まった状態になってしまいやすいので腰に負担がかかりがちです。さらに、へこめばへこむほど寝返りを打ちにくくなり、長時間にわたって同じ負担が腰にかかるようになってしまいます。起きたときに特に腰が痛いという場合には寝返りを打てないのが原因のことが多いので、へたりが問題を引き起こしていると考えると良いでしょう。



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上下左右を入れ替えて対策しよう

マットレスのへたりの対策としてまず挙げられるのが上下左右の入れ替えです。最も簡単にできる対策なので、なぜへたり防止になるのかを理解しておきましょう。

同じ場所に圧力がかかるとへたりが早い

マットレスのへたりが進行してしまう原因として大きいのが、同じ場所にいつも圧力がかかるからです。同じ向きのままマットレスを使っていると、いつも同じところに体を寝かせることになるでしょう。例えば、おしりのところにはいつもおしりがあり、その重さや形状に合わせてマットレスが変形していってしまいます。

上下も左右も入れ替えていくと寿命が延びる

上下も左右も入れ替えてマットレスを使うと、マットレスにかかる圧力が定期的に変化します。コイルの劣化にしても、素材の変形にしても圧力にかかり方が変わると変化し、大きく劣化してしまうリスクが低減されます。

定期的に干すようにしよう

上下左右を入れ替えるのと同様に比較的簡単にできるへたり対策がマットレスを干す方法です。定期的に干すことでへたりを防げる理由についても知っておきましょう。

空気を入れ替えないのがへたりを早める

マットレスの中には空気が入っていて、その空気を入れ替えずに放置しておくと劣化が進みやすくなります。空気の入れ替えをする目的で干すようにするとへたりの防止になるのです。

定期的にマットレス内部の空気を入れ替えよう

空気の入れ替えは毎日行う必要はなく、目安としては月に一回くらいで十分です。中に溜まってしまった湿気が問題になりやすいので、梅雨の時期には頻繁に干すようにして方が良いでしょう。習慣にしてしまった方が忘れなくて良いため、日付や曜日を決めてマットレスを干すのがおすすめです。

タイミングを見計らって買い換えよう

へたったマットレスで腰痛になってしまわないようにするためには買い替えによる対策も必要です。へたってしまったマットレスを元に戻すのは難しいので、変形してしまったのがわかったら買い換えるのが腰痛の予防につながります。ただ、タイミングを見計らうことが重要で、頻繁に買い換えていると費用負担もかなり大きくなってしまうでしょう。目安としてはボンネルコイルやポケットコイルなら5年から10年くらいですが、低反発や高反発のマットレスは比較的寿命が短めなので3年から6年です。上下左右の入れ替えをしているか、体格に合ったマットレスを選んでいるかによっても違いがあるので、変形具合を確認して買い換えるべきかを判断するのがおすすめです。

まとめ

マットレスがへたってきてしまうと変形してしまって腰痛が引き起こされるリスクが高くなってしまいます。上下左右の入れ替えやマットレス内部の空気の置換をして対策をしつつ、変形してしまったときには買い換えるようにしましょう。