マットレスの上で嘔吐があったときの対処法は?きれいにするための4つのポイント
マットレスを使っているときの汚れはいろいろとありますが、その中でも、嘔吐によるものは少し厄介です。
かなりニオイもあるので、うまく取り除かないと、寝るたびにストレスを感じることになってしまいます。
そのため、あまり適当に処理してしまうのはよくありません。
ここでは、マットレスで嘔吐があったときの対処法について、順番に詳しく説明していきます。
12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら
汚れを取り除く
マットレスの上での嘔吐は、誰でもなるべく避けたいものです。
しかし、体調を崩していたり、つい飲みすぎてしまったようなときは、場所を移す余裕もなく、その場で吐き出してしまうこともあります。
そんなときは、「大変なことになった」「どうしよう」とパニックになってしまうこともありますが、慌てていても上手な掃除はできません。
慌てたことで思わぬ失敗をすることもあるので、まずは落ち着いて、冷静に最初の作業を始めてください。
その最初の作業というのが、付着した汚れを取り除くことです。
まず汚れそのものをなくしておかないと、そのあとのニオイの対策もできません。
新聞紙やキッチンペーパーなどを使って、シーツの上の汚れを包み、ゴミ袋に入れていきましょう。
ニオイのもとになる汚れをできるだけきれいに除去しておけば、そのあとに行う対策の効果を、より確実なものにすることができます。
水分は吸い取る
嘔吐物は、すべてが紙で包めるような状態になっているわけではありません。
水分も多く含まれているので、マットレスに染みこんでしまうことも多くなります。
そんなときは、いらなくなった布を使い、叩くように拭いてみてください。
ゴシゴシと擦るように吹くと、汚れが広がったりすることもありますが、叩くような拭き方なら、水分をしっかりと吸いとることができます。
水分が多量に残っていると、あとからニオイがひどくなることもあるので、できるだけ少ない状態にしておきましょう。
素手はNG
汚れを取り除くときは、慌てていると、そのまま素手で作業を始めてしまうことがあります。
しかし、嘔吐したときの汚れを素手で処理するのはよくありません。
病気で体調を崩していたときの嘔吐物は、菌やウイルスをたくさん含んでいる可能性があります。
そのため、誰かの嘔吐物を素手で処理して、あとから食事をするようなことになれば、自分まで体調を崩してしまうことがあるのです。
掃除のあとに手を洗うとはいえ、多量の菌を完璧に洗い流すのは難しいことも多いので、病気の二次感染を防ぐには、なるべく手が汚れない方法で処理を行うべきです。
そこでおすすめなのが、ゴム手袋を装着することになります。
しっかり手袋をつけていれば、手に直接汚れが付着することはないため、感染のリスクをかなり抑えることができるのです。
ただし、汚れた手袋はそのまま捨てるのが望ましいので、購入するときはできるだけ安いものを選んでおきましょう。
100円ショップなどで安く購入しておけば、使い捨てにしてもそれほど惜しくはありません。
ゴミの捨て方にも注意
嘔吐物を包んだ新聞紙などをビニール袋に入れたら、適当に捨ててしまうのではなく、二次感染を防ぐための工夫をしておきましょう。
袋の中のゴミに消毒液をかけておけば、そこから広がる菌やウイルスを抑え込むことができます。
また、袋の口を軽く閉じただけで捨てるのはやめてください。
捨てるときは、きっちりと硬く結ぶことをおすすめします。
きつく結んでから捨てれば、菌やウイルスを袋の中に閉じ込めておくことができるので、より完璧な対策になります。
シーツやパッドは洗濯
マットレスの上にかぶせていたシーツや敷きパッドなどの汚れを落とすには、洗濯をすることになります。
ただし、二次感染を防ぐためには、そのまま洗濯機に放り込んではいけません。
おおまかな汚れは落としていても、そこにはまだ菌やウイルスが残っているため、油断はできないのです。
感染を防ぐためには、洗濯機で洗う前に、熱湯か薄めた塩素系漂白剤に浸して、しっかりと殺菌をしておきましょう。
そのあとで、通常の洗濯物と分けて洗うようにすれば、被害の拡大を抑えることができます。
また、それらの作業をするときも、素手で行うのではなく、手袋を忘れずに装着しておきましょう。
12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら
重曹をかける
マットレスの汚れを丁寧に取り除けば、見た目はある程度きれいになりますが、ニオイはかなり気になってしまいます。
嘔吐物独特の異臭を防ぐためには、汚れた部分に重曹を振りかける方法がおすすめです。
汚れを拭き取ったあとの濡れた部分に重曹をかけ、そのまま1時間くらい放置しておきましょう。
そうすると、重賞が残った汚れを吸収し、消臭効果でニオイも防いでくれるのです。
ただ拭き取っただけでは、ニオイまではうまく消すことができないので、マットレスを快適に使うなら、こうした処理をきちんと行うようにしましょう。
量は多めに
重曹を振りかける方法は、汚れと一緒にニオイまで消すことができるおすすめの対策ですが、その量には注意してください。
振りかける重曹の量が足りないと、思うように効果を得られない可能性があります。
消臭効果をより高めるためには、汚れの跡がすっかり隠れるくらい多めにかけるようにしてください。
少し盛り上がって厚みが出るくらいたっぷり振りかけておけば、しっかりとニオイを防ぐことができるのです。
仕上げは掃除機
多量に振りかけた重曹を取り除くときは、ティッシュで適当に拭うのではなく、掃除機を使って吸い取るようにしましょう。
軽く拭いただけでは、なかなかすべてを取り除くことができません。
掃除機であれば、強い吸引力でみるみる吸い取ってくれるため、短時間でかなりきれいにすることができます。
せっかく掃除をするなら、最後の仕上げまで丁寧に行うようにしましょう。
消臭スプレーをかける
嘔吐によるマットレスのニオイを確実に防ぐなら、重曹だけでなく、消臭スプレーも併用してみてください。
重曹を使ったあとにスプレーをしておけば、ニオイが残りにくくなります。
ただし、市販の消臭スプレーには注意が必要です。
マットレスは、頻繁に洗ったりできないものも多いため、消臭のための化学薬品がいつまでも残ってしまう可能性があります。
余計なデメリットを避けるには、クエン酸を薄めたものがおすすめです。
それをスプレーボトルに入れて噴きかけるようにすると、ニオイだけでなく、シミを防ぐ効果も期待できるのです。
クエン酸は、100円ショップやホームセンターなどで簡単に手に入るので、ぜひ試してみてください。
乾かす
嘔吐したときのマットレスの掃除は、汚れを取り除いて終わりではありません。
汚れをすべて取り除き、ニオイの対策も行ったら、最後はしっかりと乾かしてください。
乾かして水分を蒸発させれば、マットレス内部の湿度が下がり、カビやダニの繁殖を防ぐことができます。
晴れていれば天日干しでも構いませんが、運ぶのが難しいような場合は、いらない雑誌や箱などをマットレスの下に挟み、少し浮かせるようにしましょう。
風通しをよくしておけば、その場に置いたままでも湿気を飛ばすことができます。
まとめ
マットレスの上で嘔吐があったときは、そのあとに残る汚れやニオイのことを考えて憂鬱になることもありますが、きちんと掃除しておけば、ほとんど気にならない状態にすることができます。
ただし、あまり適当な掃除をしていると、汚れやニオイがうまく取り除けなかったり、さらに被害が拡大したりすることもあるので、ここで紹介したポイントはしっかり押さえておきましょう。
適切な方法で掃除していれば、失敗することはありません。