マットレスの役割と選び方
一日の疲れを癒やす大切な睡眠時間。
みなさんはどんなマットレスを使っていますか?
布団派の人でも、敷布団の下にマットレスを敷いている人も多いと思います。
そんな身近なマットレスですが、体に合わないものを使用していると、疲れが取れないばかりか腰痛や体調不良の原因にもなってしまいます。
マットレスの役割を理解したうえで、自分の好みと体に合ったマットレスを選びましょう。
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マットレスの役割
そもそもマットレスの役割とは何でしょうか?
マットレスに最も必要な役割は、寝返りのサポートをすることです。
人間は寝返りをすることによって熟睡することができ、疲れを癒やすことができるのです。
寝返りによって血液の循環を良くします。
そして発汗作用を促し、体にこもった熱を発散する事ができます。
寝返りは人間の睡眠にとって非常に大事な役割を持っており、それをしっかりサポートすることがマットレスの役割なのです。
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マットレスが合っていないサイン
合わないマットレスで寝ている場合、体にどのようなサインが出てくるのでしょうか?
マットレスが合っていない時には、主に下記のような症状が現れる場合が多いです。
・睡眠時間は十分なはずなのに朝起きた時にスッキリしない。
・朝の起床時にどこか体が痛い。
・なかなか寝付けない。
・眠りが浅くなり、夜中に何度も目が覚める。
どれか一つは当てはまる人も多いかもしれません。
硬すぎるマットレスだと、寝返りがしにくくなってしまいます。
寝返りは血流を良くするための行動なので、それが出来ないと疲労感につながります。
また腰が浮いた寝姿勢になりがちなため、腰痛の原因にもなります。
反対に柔らかすぎるマットレスの場合は、寝返りの際に無駄な筋力を使ってしまい、体が疲れてしまいます。
そして体が沈み込み過ぎることにより熱がこもってしまい寝苦しさを感じます。
暑い季節には特に強く寝苦しさを感じます。
また背骨が曲がった寝姿勢になりがちなので、背中や腰に負担がかかります。
体からのサインを無視せずに、自分に合うマットレスを探しましょう。
マットレスの素材
マットレスには多くの素材があります。
各素材の特徴を紹介します。
●綿…敷布団に近く柔らかい素材です。
使う程に圧縮されてしまうため、快適さも無くなっていきます。
マットレスとしてはあまりおすすめではありません。
●スプリング式(バネ)…マットレスの素材として世界中でもっとも多く使用されています。
バネで出来ているのでヘタリは少なく耐久性があります。
使用感は硬めです。
硬い寝心地が好きな人におすすめです。
また耐久性があるので、体重が重い人にもおすすめです。
●普通ウレタン…やや厚みのあるマットレスです。
敷布団にも使用されている素材で、面全体で体重を支えます。
使用感はやや柔らか目です。
ふんわりした寝心地が好きな人におすすめです。
●低反発ウレタン…反発力が低い素材で、手で押すと手形が残ります。
温度に左右されやすい素材で、寒い時は硬く、暑い時は柔らかくなります。
四季がハッキリしている日本で使用するにはデメリットもある素材です。
使用感は柔らかめです。
柔らかい寝心地が好きな人や寝ている時間が長い人におすすめです。
沈み込む素材なので、体重が軽めの人に向いています。
●高反発ウレタン…反発力の高い素材です。
通気性が悪い素材なので暑い季節には不向きです。
温度に影響を受ける為、気温が高い夏には高反発の性能が落ちる場合もあります。
使用感はやや硬めですが、適度な硬さです。
腰痛持ちの人におすすめの素材です。
沈み込まないので、体重が重くても快適な寝姿勢を保てます。
●高反発樹脂…スポーツ選手がよく使用しています。
通気性が良いので暑い季節でも快適に眠れます。
洗うこともできるので衛生的でもあります。
全ての素材のなかで一番寝返りの打ちやすい素材です。
使用感は硬めです。
腰痛がある人や、起床時に疲労感のある人におすすめの素材です。
マットレス選びのポイント
仰向けで眠ったときに寝心地が良いものを選びましょう。
マットレスと腰との間に2?3cmの隙間ができるものが理想です。
そして寝返りが打ちやすいかを確認します。
余計な力を使わずに、すんなりと寝返りを打てるかどうかが大切なポイントです。
不快な音が鳴らないかも確認します。
睡眠は毎日のことなので、きしむ音や不快な音鳴りは避けたいです。
通気性がよく衛生的に使用できるかも重要です。
梅雨時期でも不快感を感じることなく使用したいものです。
まとめ
人間は一生のうちの3分の1の時間は眠っていると言われています。
快適な睡眠時間を手に入れることができれば、人生の3分の1を快適に過ごすことにもなるのです。
一度マットレスを購入すると、なかなか頻繁には買い換えることができません。
自分に合ったマットレスをちゃんと選び、快適な睡眠時間を手に入れましょう。
その日の疲れはその日のうちに取り除き、気持ちの良い朝を迎えたいですね。