体の不調はまくらが原因!?
何度も何度も寝返りを打って熟睡できていない気がする。
朝起きてもすっきりしない、肩がこっている。
などということはありませんか?それはもしかしたらまくらが原因かもしれません。
今までどんなまくらを使ってきましたか?体に合ったまくらは一体どういうものか知っていますか?
まくら一つで朝の目覚めが変わるかもしれません。
一度まくら選びについて考えてみませんか。
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自然な姿勢を寝ていても保つために
私たちの体は一直線ではなくS字のようなカーブを描いています。
そのカーブを寝ている時にも保てると、体に負担がかからず良質の睡眠が得られます。
起きて立っている時には人は体を支えようと力を入れていますが、寝ている時はだらんと力が抜けてしまっているので、この力が抜けた状態でも筋肉の代わりに体の形を自然に保ってくれるのが、体に合ったベッドのマットレスや敷布団、そしてまくらです。
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まくらで頸椎を支える
頸椎とは、頭を支える首の骨のことで、頸椎を寝ている時にしっかり支えられないと肩や頭に余計な負担がかかり、肩こりや頭痛の原因となってしまいます。
まくらの重要な仕事は「頸椎を支える」ということです。
頸椎を自然な形に保つことが自然な寝姿勢を保つことにつながります。
寝て頭にまくらを当てた時に首の下に手を差し入れてみましょう。
その際手がスッと入ってしまう空間が空いていると、自然な姿勢とは言えません。
手が入る隙間がなく、まくらが空間を埋めている状態が理想です。
まくらの高さ
まくらの理想の高さは人によって違います。
同じまくらでも、人により頸椎部分のカーブは違うので、それぞれに合ったまくらを選ぶ必要があります。
まくらが高すぎるとあごを引いた状態になってしまい、気道が圧迫され呼吸も浅くなり、いびきの原因にもなります。
血流も圧迫されるので、十分な血の量が巡らず不眠の原因になります。
また、あごを引いた状態なので、首のしわが深くなるという、女性なら気になる見た目にも影響が出ます。
逆にまくらが低いと、あごは上がり、頭部が下がった状態になります。
そうすると血が頭の方へ下がってしまいのぼせるような状態になり、寝つきが悪くなってしまう上に、むくみの原因にもなります。
まくらが高くても低くても余計な力が体に入りますので、肩こりや寝違えの原因になります。
呼吸のしやすい、自然な姿勢でいられる高さの枕を選びましょう。
まくらの素材
まくらにはたくさんの種類があり、中身の素材も数多くあります。
柔らかさや肌触りは素材を選ぶうえで大事な要素ではありますが、いちばん重要なのは、「吸湿・発散性」があるかということです。
人は眠っている間にコップ一杯分の汗をかくと言われます。
汗をかき、体温を下げることで、深い眠りへと入っていくのです。
体の中でも頭は非常に多く発汗し、放熱する場所の一つです。
その頭を置くまくらに熱がこもってしまうと、体温が下がらず、寝つきが悪くなります。
綿や羽毛、そば殻など天然素材のものは、そのものが元から持つ吸湿・放湿力があり、まくらの素材として適しています。
非天然の科学素材もポリエステルや低反発ウレタン、ビーズなど様々な素材があります。
空洞部分を多くして通気性を良くしているものもありますが、中には熱のこもりやすい素材もあります。
また、天然、非天然に関わらず、素材によって洗えるものと洗えないものがあります。
まくらは非常に多くの汗を吸収するものですので、洗えるものがおすすめです。
まとめ
まくら選びには様々なポイントがあることがお分かりいただけましたか。
自分の体に合ったまくらを見つけるには、実際に試してみることが一番です。
しかし、お店で試してみた時は良いと思っても、自宅のベッドや布団で使ってみたら相性が良くなかった、などということもあります。
詰め物を出し入れして高さを微調整したり、タオルなどを敷いて厚みを調整することで、より良いまくらにカスタマイズすることも時には必要です。
心地よい睡眠のために、自分に合った最適なまくらを是非見つけてください。