体の特徴は人それぞれ!体重や体型に適したまくらの選び方
まくらには様々な種類があり、種類によって高さや重さ、素材や形などの性質が異なります。
そして、これらが本人の体の作り(体型)に合わないと寝つきが悪くなり、質の良い睡眠を取ることは難しくなります。
人間は、太っている人・痩せている人・身長が低い人・身長が高い人など、体型は様々です。
そのような様々な体形に適応したまくらはないため、自分の体型にピッタリなまくらを選ぶ必要があります。
それでは、自分の体型に適したまくらの選び方を説明していきます。
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自分の体型に合わせたまくらを選ぶこと
人間の体型は人それぞれになり、身長が低い人がいれば、身長の高い人もいます。
また、男性と女性とでは体の特徴が異なることから、体の作りも違ってきます。
そして、体の作り(体型)に適していないまくらを使用すると、身体に不調をきたす原因になります。
それは、合わないまくらによって背骨や頸椎が歪んだり、寝返りが打ちにくくなったり、呼吸がしにくくなったり、寝つきが悪くなったりするためです。
また、いびきが悪化したり、首のシワの原因にもなったりします。
これらの以外にも、寝返りが打ちにくくなることにより、寝返りの回数が減り、筋肉が固まりやすくなるため血行が悪くなります。
そのようになると、日中の疲れを効率よく取ることができず、慢性疲労の原因にもなります。
つまり、まくらが合っていないと質の良い睡眠を取ることが困難になるため、体調を崩す原因になります。
眠って身体を休めているのに体調を崩すことは本末転倒と言えます。
そのため、自分の体型に合ったまくらを使用し、質の良い睡眠をとって身体をしっかり休ませてあげるようにしましょう。
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たくましい感じの人は高めのまくらがおすすめ
太めの方や、筋肉量の多いたくましい方は、お肉がたくさん付いているため、高めのまくらが合いやすいと言えます。
具体的な数字で説明すると、4、5cmの高さが理想となります。
また、体格の良い女性と男性とでは体型が異なることが多いため、女性は0.5cmくらい低い方が良い場合もあります。
肉付きのよさを考えると、たくましい感じの男性や女性はこれくらい高さのあるまくらが丁度よく、寝返りが打ちやすいため、質の良い睡眠が取りやすくなります。
しかし、体の太さなどの体型だけでなく、猫背の具合や首の長さなども影響するため、実際に本人が使用してみないと適しているまくらなのか判断することは難しいと言えます。
ですが、体型でまくらを選ぶことは判断材料の一つになるので、参考にすると良いでしょう。
体型が標準の人や痩せている人
体型が太くなく、痩せてもいない男性は、高さ3、4cmのまくらを選ぶと良いでしょう。
そして、痩せている(スリムな)方は、2.5から3cmが理想的なまくらになります。
女性の場合は、この数字よりも0.5cmくらい低いまくらが合っていることもあるので、試せる場合は試してみると良いでしょう。
これらの高さは一般的な理想の高さになり、スリムな方でもスポーツなどで鍛えている場合は、その数字よりも高い方が合うこともあります。
また、横向きで眠ったほうが寝つきが良いという方や、横向きで眠っていることが多いという方は、一般的な理想の高さよりも1cmくらい高いまくらの方が合っているといわれているので、眠る姿勢が横向きが多い方は1cmくらい高いまくらを使用することをおすすめします。
まくらの高さの平均は、女性が3cm、男性が4cmといわています。
ですが、まくらの高さは体型によって異なってくるので、この数字は参考程度に覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、なぜ女性の方が気持ち低めのまくらが理想的になるかというと、一般的に男性よりも女性の方が首の深さが浅いからです。
自分の体重を考えてまくらを選ぶこと
体重と体の作り(体型)はイコールではありません。
スリムでも体重が重い人もいれば、がっしりとしているのに体重が軽い人もいます。
それは、筋肉や脂肪の付き方が深く関係しており(身長の違いも関係していますが)、体型だけでなく体重のことも考慮してまくらを選ぶことが大切になります。
一般的に背中の筋肉や脂肪の付きが良い方は、体重は重くなります。
そのため、標準的な体形に見えていても、体重を考慮し、自分に適した高さのまくらを選ぶ必要があります。
まくらの柔軟性や大きさなども重要になりますが、まくらの高さが本人に合っていないと質の良い睡眠を取ることはできないので、自分の体重を把握し、その体重に適したまくらを使用するようにしましょう。
体重が軽い場合は低めのまくらがおすすめ
体重が軽い人ほど低めのまくらが合う傾向にあり、軽めの体重の人は高めのまくらよりも低めのまくらの方が適しています。
しかし、体重が軽い方は低めのまくらが良いということは一概に言うことはできず、背骨が自然なS字カーブを描けるまくらを使用することが大切なため、体重が軽いからといって低めのまくらを選べば良いということではありません。
頸椎や背骨を歪まない姿勢で眠ることのできるまくらを使用することが重要なため、まくら選びは人それぞれ違ってきます。
体重が重い場合は高めのまくらがおすすめ
一般的に、体重が重い人ほど高いまくらが使いやすい傾向にあります。
それは、体重が重いことにより頭と敷き寝具との間が広くなるためです。
そのようなことから、体重が重いほど眠っている最中に気道が圧迫されやすくなり、呼吸がしにくくなります。
そして、呼吸がしにくくなるといびきをかきやすくなり、眠っている最中に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。
これらの症状によって睡眠の質は低下してしまうので、十分に疲れを取ることが困難になり、朝スッキリと目覚めることが難しくなります。
そのため、体重が重い方は高すぎるまくらは避けるようにしましょう。
まくらが合わないと起こりやすい症状
まくらが合わないと、様々な症状を起こす恐れが出てきます。
それでは、その主な症状を説明していきます。
頭痛や腰痛
まくらが原因となって頭痛が起こることもあり、それは首が圧迫されることにより交感神経に影響を及ぼし、脳への血液の流れが悪くなるからです。
その頭痛を起こす主な原因は、低すぎるまくらと硬すぎるまくらになります。
まくらが低すぎると脳の高さが低くなってしまうため、頭に血が上りやすくなり、睡眠の質が低下してしまいます。
そして、硬すぎるまくらは頭が不安定になりやすいため、首に負担がかかり睡眠の質が低下してしまいます。
これらのことにより、朝スッキリと目覚めることができなく、頭が痛く感じてしまうことがあります。
そして、頭痛だけでなく腰を痛めてしまうこともあります。
正常の人間の背骨は自然なS字カーブを描いていますが、自分に合わない高さのまくらを使用すると、頸椎(首の骨)に負担がかかり、それが背骨にも影響を及ぼすため、腰を痛めてしまいます。
いびきや睡眠時無呼吸症候群
高すぎるまくらを使用すると、気道が圧迫されやすくなります。
そのようになると、空気が通る道が狭くなり、呼吸がしにくくなります。
そのため、いびきをしやすくなるのです。
また、いびきだけでなく睡眠時無呼吸症候群を起こして悪化させることもあります。
まくらが合わないことで首に負担がかかると、肩こりだけでなく頭痛や腰痛やいびきなどを引き起こす可能性が高まるので、首に負担のかからないまくらを選ぶようにしましょう。
まとめ
体型や体重に適したまくらの選び方を説明してきましたが、いかがでしたか?
まくら一つで身体に不調をきたしてしまうため、自分の体型や体重を把握してまくらを選ぶことも重要になります。
そして、もしまくら選びが難しいという方は、低めのまくらを購入し、タオルなどで高さを調整すると良いでしょう。
それでは、自分の体型に適したまくらを使用し、質の良い睡眠を取ってください。