生きていく上で大事な頸椎、たかが寝違えと侮らずに慎重にまくら選びを

まくら

枕 高さ調節できる 首・肩・頭にジャストフィットまくら(アーチ型) HST-P115 【ハルカスタイル】

ゆっくり寝て目が覚めてみたら、首が痛いと言う経験は誰にでもあるものです。

寝違え、と呼ばれている症状ですね。

これになると本当に1日中、首だけでなく方も背中も腕まで痛くなったりしますので、本当に気が重い症状です。

この寝違え、場合によってはまくらで悪化もするしまくらで改善も出来るものなのです。

とりもなおさずこの寝違え、大事な頸椎にも負担をかけています。

軽減するためにも、まくら選びを慎重にしましょう。



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極端に首に負担をかける職業

格闘技の選手を見ると、首の太い人が多いのは歴然としています。

あれは別に太っているとかではなくて、頸椎(首の骨)を守るために首回りに筋肉を付けた結果なのです。

特に格闘技の場合、首に負担のかかる技が多いので頸椎を損傷したりしないように、あらかじめ鍛えておくわけです。

こういった方々の場合、まあ寝違えは少ないでしょう。

首の筋肉自体を鍛えているので、サポートはしっかりされているはずです。



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日常生活だけでも負担は大きい

普通の人はそこまで過酷な負荷を、頸椎にかけることはありませんが、それでも日々頸椎だけで頭を支えているわけです。

この頭の重量は平均で5キロくらいありますので、それを頸椎だけで支えて言えるのですから日常だけでも負担がかかるわけですね。

5キロと言うと、お米の重さで大体の感覚がつかめると思いますが、結構な重さです。

お米の5キロ袋を手で支えてみてください、10分もしたら翌日筋肉痛になりかねません。

これを頸椎は毎日、起きている間中やってくれているのです。

首の部分は頭を支えるだけではない

アクション映画などで主人公が敵を気絶させるのに、首の後ろを殴ると言うやり方をしているのを見た方も多いでしょう。

何故首を叩いただけで、人が気絶するのか不思議に思った方も多いでしょう。

頸椎の中には、大事な神経や延髄など、身体全体のバランスや生きていく上に必要な器官が詰まっているのです。

これをいきなり刺激すれば、気絶したりと言うこともあるわけです。

加えてこの8本の骨で、頭部の重量まで支えているのですから、ちょっとした刺激でも異常を起こすことがあるのは、歴然としていますね。

普段あまり顧みられない首の部分ですが、実は本当に大事な役目をはたしている部位でもあります。

頸椎ヘルニアなどにならないように、普段から大事にしてあげることが必要です。

そのためにも夜の休息時間を充実させる、しっかりと首も頭もサポートしてくれるまくらが、重要なものになります。

首の部分が休めるのは睡眠中だけ

この1日中頭を支えて、しかも身体全体のバランスもとって、大事な器官を働かせてくれる頸椎が唯一休めるのは、寝ている時です。

頭の重量をまくらに預けて、頭を支えると言う役目から解放されるのが睡眠時なのです。

ただこの時は、首回りの筋肉もリラックスしてしまっているので、頸椎自体やその関節部に影響が出やすくなっている時間です。

ここで頸椎も支えてくれるようなまくらを選べば、寝ている間に本当の休息を与えてあげることが出来ます。

まくらが合わないと、頸椎の休息も充分に取れないと言うことになります。

その辺りも気を使って、まくら選びをしましょう。

寝違えしやすい人は

まくらも合っているはずなのに、入眠時は気持ち良く横になれたのに、朝起きてみたら寝違えを起こすことが多い。

そんな方に共通なのは、寝ている時に寝返りが多いと言うことです。

寝返りと言うのは、質の良い眠りには欠かせない動作ですが、無意識でやっているので妙な身体のひねりが入ることもあります。

その姿勢で苦しくなるまで、次の寝返りが来ない場合、結構長時間ねじりの入った姿勢で寝入っていることになります。

この時に寝違えを起こしやすいのです。

しかも覚醒時と違って、首の筋肉も休んでいる状態ですのでサポートも効きません。

ねじれた首の関節部と筋などは、そのままねじれっぱなしになるわけです。

これでは起床時にねじれたままだった首の部分が痛む、と言うことがあるのは当然でしょう。

寝違えを起こしやすいまくら

今使用している人は少数でしょうが、江戸時代などに使われた「箱枕」と言うものがあります。

髷が崩れないように後頭部だけを支える形で、頭の部分を空中に浮かせた感じで使用します。

この箱枕などは首にも大変負担がかかるので、寝違えを起こしやすい、また首に故障を起こしやすい枕ですが、不幸中の幸いでこの不安定さで熟睡できずにいるので、筋肉サポートがそこそこあって意外と寝違えは起こさないと言います。

まあこの箱枕では、寝返りも打てませんので当然と言っていいかもしれませんね。

これは特殊な例ですが、普通のまくらの場合で寝違えを起こしやすいまくらと言えば、箱枕と同じように頸椎を支えてくれないまくらが、寝違えを起こしやすいと言っていいでしょう。

高さがあって、頭は支えてくれるけれど頸椎はまくらと布団の間でUの字になるようなまくらは、避けた方が賢明です。

寝違えを緩和できるまくら

これはもうお解りの様に、頭の重量だけでなく頸椎も支えてくれるようなまくらです。

出来れば寝返りを打った時に、その態勢でも頸椎に負担をかけないように、まくらの形体が変化してくれることが望ましいですね。

低反発のまくらの場合、かなりこの条件に当てはまりますのでお試しになって見ることをおすすめします。

硬さやサイズ、形状など多種多様な物が出ていますので、試してみてご自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

試用する時に、仰向けだけでなく色々な姿勢で試すのをお忘れなく。

自分に合った枕を探すためです、周りの目線は無視してしっかりと暴れてみてください。

まくらの高さの調節を

普通の枕でも勿論、低反発のまくらの場合はその内どうしても高さが変化してしまいます。

高さが合わなくなると、寝違え再びと言うことになります。

でもお気に入りの枕だし、買い替えのための余裕もないしと言う場合は、以下のように枕の高さの調節をしてみるものおすすめです。

やり方は非常に簡単で、単にまくらの下にバスタオルなどをたたんで敷いて、高さの調節をするだけです。

タオルをたたんで、まくらの下に敷くだけですので手間もかかりません。

普通のまくらで寝違えの多い方も、この高さ調節で寝違えが軽減されることもありますので、お試しください。

まくらの高さは、頸椎を支えるのに重要な役目を果たしてくれますので、時々このやり方で調整してみるとよろしいでしょう。

またパイプの詰まった、高さ調節の出来る枕を購入なさった場合、高さ調節後に余ったパイプはとっておきましょう。

パイプは硬いのは事実ですが、それでも毎晩5キロ乗せ続けていますとその内つぶれてきますので、後々の調節のために保管しておくのがベストです。

選ぶ時の感覚として

まくらを選ぶと言う作業は結構大変なものですが、ここは感覚を働かせてみましょう。

これも極端な話ですが、いっそ寝違えを起こしている時にまくらを選びに行くと言う手も、悪くないですね。

痛む部分を包み込んでくれるようなまくらを探せれば、これが一番次の寝違えから自分を守ってくれるまくらと言うことになります。

出来ればですが、頸椎と頭だけではなく、肩の辺りから包み込むような感じのするまくらが、寝違えや首のトラブルから脱却できるまくらと言えるでしょう。

まとめ

生きる上でも大切な器官を内蔵している首の部分、たかが寝違えと侮らずにしっかりとまくらを選んで、昼間働かせた分休ませてあげてください。

良い眠りをとれた次の朝の爽快感に加えて、何よりも数日も続くあの陰険な寝違えの痛みから解放されるためにも、注意してご自分に合ったまくらを選んでください。

気持ちのいい目覚めは、フィットしたまくらからと言うことも書き添えておきましょう。






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