入浴剤の使い方間違っていない?正しい使い方と入浴方法のポイント
入浴剤には保温効果や保湿効果、またリラクゼーション効果など、健康や美容に効果的なものが豊富に揃っています。
毎日のバスタイムに利用することで、身も心も癒されそうですね。
しかしせっかく入浴剤を使用しても、入れ方や入浴方法が間違っていると効果が得られにくいこともあります。
そこで今回は、入浴剤の効果を得るための正しい使い方と入浴方法のポイントをご紹介します。
入浴剤を入れる際に注意したいこと
用法容量を守って入浴剤の効果を得ましょう
自分へのご褒美として入浴剤を購入した場合や、ギフトで高級な入浴剤を貰った場合、早く極上のお風呂に入りたいと気持ちが焦るかもしれませんね。
現在入浴剤の種類は大変多くなっており、それぞれにお湯を入れた時の状態に違いがあります。
それぞれの商品ごとに最上の効果を得るための用法や容量が定まっていて、説明書きがなされていますから、まずは使い方をしっかり確認することが大切です。
そして特に注意したのは、容量です。
発汗作用やアロマ効果など、その効能を高めたいとツイツイ入浴剤をたくさん入れてしまいがちです。
しかし、たくさん入れ過ぎることで肌負担が掛かることもあるため注意が必要です。
たくさん入れ過ぎて肌トラブルになることも懸念されますから、それぞれに定められている適量を守って使うようにしましょう。
ぬるめの温度が最適!熱すぎるお湯は注意が必要
ところで、入浴剤を入れる際のお湯の温度はどれぐらいが最適かご存知でしょうか。
熱すぎず冷たすぎない、ぬるま湯の温度が最適です。
具体的には人肌程度の38度から40度程度と言われています。
熱いお湯に入浴剤を入れた場合、その成分に影響を及ぼして効果が充分に発揮できないケースもあります。
特に熱いお湯が大好きと言う方は、入浴剤を使う日はちょっとお湯の温度に注意が必要ですね。
ぬるま湯で入浴することは、それ自体リラックスできる温度と言えます。
身体もほどよく温まり、ゆったりした気分になれるため身も心も癒されます。
お湯の温度にも気遣って、入浴剤を上手に使っていきましょう。
入浴のタイミングは、いつがいい!?
溶かしながら入るのはNG。溶けるのを待って!
入浴剤を使用する場合、多くの方は入浴する前にお湯に入れておくのではないでしょうか。
入浴剤の種類は様々にありますが、バスエッセンスやバスオイル、顆粒やパウダータイプのものならお湯に溶けやすいため、浴室に入ってから入れる人も多いでしょうしかしバスボムなどの固形のモノは、溶けるのに多少時間が掛かりますよね。
いずれの場合も、入浴剤がお湯にしっかり溶けてから浴槽に入ることが大切です。
お湯に溶けきった状態こそ、入浴剤の効果が最大限発揮されるのです。
入りながら入れることは、避けてくださいね。
特に気をつけたいのは、発泡系の入浴剤です。
溶けるときに発生する泡を浴びることで、効果が得られると勘違いしている人もいるかもしれません。
しかしこれは間違った入り方で、しっかり泡がお湯に溶けた状態でないと効果が得られないのです。
充分に泡が溶けるのを待って、入るのが正しい入浴方法です。
勘違いしやすい入浴剤として、覚えておきたいポイントです。
入浴剤を入れたら、早目に入ろう!
入浴剤を先に入れて溶かしておくことは大切ですが、時間が経ってから入るのはNGです。
入浴剤を入れてから時間が経つとその効果は減少してしまい、2時間以内に入るのが目安のようです。
家族で順番に入る場合も、その範囲内で入れば効果が得られそうです。
入浴剤が溶けたら早目に入浴するのが、最適な入り時と言えますね。
特に発泡系の入浴剤の場合は、炭酸ガスの効果が減少しやすいので早目に入浴するのがおすすめです。
ちなみに前日に入れた入浴剤の効果は、翌日に入っても得られませんのでご注意くださいね。
入浴方法にも、注意したいポイントが!
やってしまいがちな、長風呂には注意が必要
入浴剤を使うとそのお湯の感触が気持ちよく、また香りや温浴効果に癒されてツイツイ長風呂になってしまいがちです。
温浴効果が高い入浴剤を使ったら、より効果を得たいと長くお湯につかっていたいですよね。
アロマ感覚の高価な入浴剤を使ったら、少しでも長い時間贅沢な気分に浸っていたいと思うものです。
しかし長時間の入浴により、肌に必要な皮脂が失われて乾燥を招いてしまう懸念があります。
保湿効果が高い入浴剤でも、長くつかり過ぎることは注意が必要なのです。
長くお湯に浸かっていると、指などがシワシワになった経験はありませんか。
そんな状態になるまで入るのは、避けた方が良いでしょう。
入浴剤を入れた心地よいバスタイムで、特にやってしまいがちな行為として、覚えておきたいポイントです。
入浴剤入りのお湯に入った後は、洗い流していい!?
保湿効果や保温効果などがある入浴剤入りのお湯に浸かると、身体がポカポカした状態やスベスベした状態を実感できます。
身も心も大満足と言った感じですが、最後にシャワーで洗い流した方が良いのか、洗い流さない方が良いのか、気になるのではないでしょうか。
好ましいのは、洗い流さずそのままタオルで身体を拭いて着替える方が最適です。
お湯で流すことで保湿成分などが流れてしまい、その効果が得られにくくなってしまうからです。
多くの入浴剤に保湿効果がある成分が含まれていますから、無駄にしたくないですよね。
入浴剤の種類によっては洗い流すことが適切なものもありますから、使用する前に説明書きを読んで確かめてみましょう。
その他、入浴剤を使用する場合の注意点
入浴剤は混ぜても良い?
入浴剤の種類はたくさんあり、それぞれに異なる効果があります。
アロマ系の香りを楽しめるもの、温泉感覚で楽しめるもの、炭酸ガスの泡で疲れがとれるもの、発汗性が高いバスソルト系のものなど、どれも魅力がありますね。
入浴剤を自分へのご褒美として購入したり、時にはギフトでもらったりとして、色々な種類の入浴剤を毎日取り換えて楽しんでいる人も少なくないかもしれません。
気持ちとしては、違う種類の入浴剤を混ぜて複数の効果を楽しみたいところですが、そのような使い方は注意が必要です。
混ぜることで、効果が損なわれてしまう可能性があるからです。
また香りが混ざってしまうと、変な臭いになりかねません。
個々の入浴剤の用法に、他の入浴剤と混ぜないような表記があるケースも見受けます。
しかし入浴剤でも、バスオイルなどの場合は、混合して使うことが可能なものもあります。
使い方の説明に混ぜて楽しむ方法などが記載されていますから、そんな商品なら混合して楽しむのもよいでしょう。
それ以外の場合は、その入浴剤の効果を存分に発揮させるためにも、単体で使用するようにしましょう。
浴槽の掃除は、こまめに行って!
最後に入浴剤を使用した際の、浴槽のお手入れについて触れておきたいと思います。
入浴剤の使用にあたっては、浴槽や風呂釜などへの影響が気になりますよね。
特に注意したいのはイオウ成分が入った入浴剤で、風呂釜をいためます。
温泉系の入浴剤ではイオウ成分の有無が表記されていますから、確認してみましょう。
また温泉系の入浴剤はじめ、全てのタイプにおいて使用後の注意書きがあると思いますので、よく読んでその内容を守って使用することが大切です。
風呂釜や浴槽への影響が気になる場合は、入浴後にお湯を抜いて浴槽を流しておくと安心です。
色などが付着する場合もありますので、浴槽や排水溝はこまめなお掃除をおすすめします。
まとめ
保温効果やリラクゼーション効果が期待できる入浴剤は、心身の健康や美容に役立つバスアイテムです。
それぞれの入浴剤の効果を得るには、正しい使い方や入浴方法を知っておきましょう。
その基本は個々の入浴剤の用法や容量を守ることで、ぬるめのお湯で使いましょう。
入浴のタイミングは入浴剤がよく溶けてからで、2時間以内に入ると効果が得られます。
気持ちが良いからと長風呂することは禁物で、浴槽から上がった後は洗い流さない方が保湿効果を保てます。
その他、入浴剤の混合や浴槽のお手入れに注意して、美や健康に役立つ楽しいバスライフを送りましょう。