手作り入浴剤で、毎日のお風呂を充実させよう。 ソルトとハーブを使った入浴剤の作り方特集。

入浴・入浴剤

手づくり入浴剤―しあわせバスタイム!

今回は手作り入浴剤の作り方や使用方法を紹介したいと思います。

既成の製品を使ってみたけど、なかなか効果を期待できなかったという方もいらっしゃると思います。

そういう人はぜひ、手作り入浴剤を試してみては、いかがでしょうか。

現在では、エッセンシャルオイルのような精油も、ネットで簡単に入手できます。

家族とワイワイ言いながら手作り入浴剤をつくるのも楽しいものです。

そして、その入浴剤を使って、一緒にお風呂に入る、これもまた手作り入浴剤の醍醐味ではないでしょうか。

今回は比較的簡単に作れる入浴剤を紹介してみました。

いろいろ試して自分に合った入浴剤をみつけてください。



12年間腰痛の私が絶対おすすめする入浴剤ランキングはこちら




手作りバスソルト入浴剤

まず、ソルト(塩)を使った入浴剤を紹介します。

バスソルトは、優れた保温効果を発揮してくれる入浴剤です。

実は温泉水も微量の塩分を含んでいます。

ソルトは、そのまま使ってもいいのですが、精油とともに使用することで、一層効果を期待できます。

ぜひ、紹介した中から自分にあったバスソルトを見つけて下さい。



12年間腰痛の私が絶対おすすめする入浴剤ランキングはこちら




ジュニパーベリーのバスソルト

材料は以下の通りです。

天然粗塩200g熱湯50mlジュニパーベリーをすり潰したもの大さじ2杯ジュニパーの精油20滴(1ml)ジュニパーとは、北半球の各地に広く分布しているヒノキ科の常緑樹です。

蒸留酒「ジン」の香料としても使用されています。

ジュニパーは、ほのかな柑橘系の香りがします。

ジュニパーベリーは100gで600円程度、ジュニパーの精油は10ml、700円前後で販売されています。

作り方ですが、まずフタのついたガラス容器にジュニパーベリーをすり潰したものを入れます。

次に、熱湯を注ぎフタをして自然冷却します。

冷却したら、コーヒーフィルタに入れ、水分(ハーブのエキス)をしぼり取ります。

その後、耐熱用の皿に、天然粗塩200gを広げます。

コーヒーフィルタでしぼり取った水分(ハーブのエキス)のおよそ2分の1を粗塩に混ぜ、色をなじませます。

耐熱皿ごと、電子レンジに入れ、3分ほどかけて水分を飛ばします。

水分が抜けたら、残りのハーブエキスを加え、全体的に色をなじませます。

前回と同じように電子レンジで3分ほど加熱します。

塩が冷めたら、お気に入りのビンに入れ、精油20滴を加えフタをします。

最後に、ビンをよく振って出来上がりです。

浴槽で使うときは、全体の5分の1程度を使用します。

ジュニパーの入浴剤は、精神の安定、リウマチ、膀胱炎などに効果的です。

レモンのバスソルト

材料は以下の通りです。

天然粗塩200gレモン(精油)10滴(0.5ml)レモンの精油は10ml、300円程度で市販されています。

レモンのバスソルトの作り方は簡単です。

大きめのガラスビンに200gの粗塩とレモンの精油を加えます。

その後フタをして、よく振れば出来上がりです。

浴槽で使用するときは、全体の5分の1程度を入れて下さい。

レモンのバスソルトは、うつや精神・肉体の疲労回復に効果があります。

ユーカリのバスソルト

材料は以下の通りです。

天然粗塩200gユーカリ(精油)10滴(0.5ml)ユーカリといえば、コアラの主食としてご存知の方もいらっしゃるでしょう。

オーストラリア先住民であるアボリジニはユーカリの葉を、傷を癒す薬として使用していました。

ユーカリには、風邪やインフルエンザの予防効果があります。

また、花粉症のようなアレルギー症状を緩和する効能もあります。

ユーカリの精油は10ml、400円前後で入手できます。

作り方ですが、大き目のガラス瓶に粗塩を入れ、ユーカリの精油を10滴加えます。

フタをし、よく振って出来上がりです。

使用する時は、全体の5分の1を浴槽に入れてください。

風邪やインフルエンザが流行するときには、かかせないバスソルトです。

ゆずのバスソルト

材料は以下の通りです。

天然粗塩200gゆず(精油)20滴(1ml)日頃からゆず湯に親しまれている方もいらっしゃると思います。

ゆずは抗菌、抗うつ、血行促進、ひび、しもやけ、心身の疲労回復に効果があります。

もちろん、ゆずそのものを使ってもいいのですが、ゆずの精油のほうが使い勝手はいいですよね。

ゆずの精油は、10ml、2000円程度で市販されています。

需要が多いのか、他の精油と比較しても、価格が高めです。

作り方ですが、大き目のガラス瓶に粗塩を入れ、ゆずの精油を入れます。

その後、フタをし、よく振って出来上がりです。

前述したように、ゆずには数多くの効果がありますが、やはりその香りを抜きにして、ゆず湯を語ることはできません。

香りによるリラックス効果こそが、ゆず湯が最も好まれる要因なのではないでしょうか。

ハーブでつくる入浴剤

TVや雑誌で、ハーブを取り上げる事が多くなってきました。

ハーブとは、香辛料として利用したり、民間療法に使用したりする香りの強い植物を指します。

ここでは、天然の薬草(ハーブ)を使ったおすすめの入浴剤を紹介していきましょう。

カモミールを使った入浴剤

カモミール(カツミレ)は、ヨーロッパ、中東、イギリス南部に雑草として生えているキク科の1年草です。

栽培は、容易であり9月頃種をまき、ある程度成長したらプランターなどに植え替えて育成すると、翌年の5月頃に収穫できます。

保存する場合は、風通しの良い日陰で十分乾燥させた後、空ビンや空き缶に保存します。

その場合、花と茎は別々に保管するといいでしょう。

入浴剤として使用する場合、カモミールの花を適量袋に入れて、水の状態から浴槽に入れます。

葉や茎も精油を含んでいるので、ザク切りにして布袋に入れ、浴槽に入れます。

カモミールは精油成分が多いので、女性の冷え性やリウマチ・神経痛に効果があります。

皮膚炎にも効果があり、肌が蘇生し、本来のつやを取り戻します。

カモミールのお湯を使った後は、基本、上がり湯を使わない方がいいでしょう。

そのまま出れば、精油の効果が体の隅々まで浸透し、精神を安定させてくれるのです。

フェンネルを使った入浴剤

フェンネル(茴香)は、ヨーロッパ原産のセリ科の植物です。

茴香は、「ういきょう」と読みます。

セリ科特有の強い香りがします。

日本でも長野県や富山県で生産が盛んです。

入浴剤としては、乾燥させた葉を布袋に入れ、沸いているお湯にそのまま投入します。

フェンネルは、冷え症、疲労回復、便秘に効果があり、抗菌作用により、痔や切り傷にも効き目があります。

ただし、フェンネルは直接ホルモンに作用するので、妊娠中の女性は使用しないで下さい。

ローズを使った入浴剤

ローズつまりバラのことです。

今や世界中で、バラの花をみかけることができます。

本来は、中国、インド、アフリカ原産の植物です。

バラには、美容作用、疲労回復、抗うつ、抗リウマチなど様々な効能があります。

特に、皮膚の活性化に効果があり、敏感肌や乾燥肌に有効です。

浴槽への入れ方ですが、生の花をそのまま湯船に浮かべます。

バラの香りが、疲れた心身をリラックスさせてくれます。

オレガノを使った入浴剤

オレガノはシソ科の多年草です。

繁殖力が強く、さし木、株分けでもどんどん増やす事ができます。

入浴剤として使うときは、風通しの良い日陰で乾燥させた葉を使用します。

乾燥葉100gを布袋に入れ、沸いた湯の中に入れて使用します。

実際、使用してみると、ほのかなミントの香りがします。

この香りが、自律神経を調整してくれます。

オレガノは、香辛料として使用されているように、胃腸を整える効果があります。

また、抗うつ作用、疲労回復、肩こりなどにも効き目があります。

雑草のように繁殖力が強いハーブなので、庭先に植えておけば大変重宝する薬草です。

まとめ

毎日、お風呂に浸かっていると何かもう一工夫できないかな、と思う時がありますよね。

また既存の入浴剤にはあきてしまった、という方もいらっしゃるでしょう。

そういう方にこそ、手作り入浴剤はおすすめです。

ここで紹介した入浴剤の材料は、ネットなどで簡単に入手できるものばかりです。

これは自分に合いそうだな、というものがあれば、ぜひ試してみてお気に入りの入浴剤を見つけて下さい。






入浴・入浴剤