入浴剤を冷え性対策とするときにはまずは有効成分について学ぶ
冷え性対策にはどのような改善方法が有効だと考えていますか。
さまざまな改善方法がありますが、入浴剤の使用がとても手軽で効果をしっかり感じることができる方法だと言えるでしょう。
しかし、一口に入浴剤と言ってもさまざまな成分が含まれている物があります。
まずはどのような成分が冷え性に効果的なのかを理解していきましょう。
冷え性から起こる体の症状
抵抗力の極端な低下
女性の場合、もともと冷え性に悩まされていると言った人はとても多いでしょう。
酷い症状の場合には、冬場だけではなく、夏場のエアコンでも耐えられないほどの寒気を感じてしまう人もいるほどです。
こうした症状は仕方がないと考えている人も多いかもしれませんが、冷え性から起こる体の不具合はとても多いのです。
ほとんどの人は、こうした体の不具合は冷え性から起こっていると認識していません。
例えば、冷え性になってしまうことで体の抵抗力が極端に低下してしまいます。
体調管理に気を付けていても、気が付くと風邪を引いてしまっていたと言った症状や、怪我をしてもなかなか完治しないと言った症状は、抵抗力の低下から起こっている可能性があるのです。
こうしたさまざまな症状の改善には、まずは冷え性を克服して抵抗力を向上させることが先決だと言えます。
冷え性は美容の敵
冷え性から起こる症状として有名なのが、肌荒れでしょう。
体が冷えてしまうことで、血行が悪くなってしまい新陳代謝が低下していきます。
一時的な代謝の低下であればそれほど深刻に考える必要はないかもしれませんが、この新陳代謝の低下が続いてしまうことで、酷い肌荒れを招いてしまうことになるのです。
つまり、冷え性は美容の敵だと言えるでしょう。
一度肌荒れを引き起こしてしまうと、新陳代謝の低下からなかなか完治しなくなってしまいます。
慢性的な肌荒れに悩まされている人の中には冷え性の人が多く、改善方法を見つけ出すことができなくなっていることがあります。
一刻も早く、冷え性の改善を行う必要があると言えます。
肩こりや腰痛の原因になる
冷え性は、肩こりや腰痛の症状を招いてしまいます。
こうした症状もとても有名で、肩こりや腰痛を抱えている人の中には、同時に冷え性に悩まされている傾向があるのです。
肩こりや腰痛も慢性化しやすく、さらに冷え性により血行が悪い状態が年中続いてしまうことで、どんどんと悪化していくでしょう。
また、こうした症状は肝臓などの臓器にまで影響を及ぼすことも決して珍しくはないのでただの冷え性だと考えるのではなく、深刻に受け止めて早目の改善を検討することが重要となるでしょう。
冷え性と入浴剤の関係
血行促進効果が期待できる
では、冷え性を改善させるにはどのような方法を取れば良いのでしょうか。
慢性的な症状に悩まされている場合、改善が見込めないと諦めている人も多いかもしれませんが、意外に身近な物で改善を行うこともできるのです。
その身近な物とは入浴剤です。
入浴剤で今まで改善できなかった冷え性が改善できるのか不安に感じるかもしれませんが、入浴剤の中には体の血行を積極的に促進してくれる成分が多く含まれているタイプも多いのです。
中には冷え性改善用の入浴剤もあります。
すぐに冷え性が改善できるわけではありませんが、毎日続けていくことでその効果を徐々に実感できるようになるでしょう。
入浴剤に含まれる有効成分
無機塩類系入浴剤
無機塩類系入浴剤の最大の特徴は、塩類が皮膚の表面に膜を形成してくれることです。
この膜のおかげで、体の熱の放散を防いでくれるため、入浴後の保温効果が高くなり湯冷めしにくくなるのです。
冷え性にとって入浴後の湯冷めは大敵なのです。
また、この無機塩類系入浴剤には、あせもやひび、そしてあかぎれなどの予防にも効果がありますので、美容効果も得ることができます。
商品の中には各地の温泉名が記載しているタイプも多いことから、日本の温泉には無機塩類系の成分が多いことが分かります。
体の保温効果と美容効果を得ることができる有効成分だと言えます。
炭酸ガス系入浴剤
炭酸ガス系入浴剤は、炭酸ガスの血管拡張作用を有効利用したタイプです。
冷え性改善の入浴剤としては最も有名な有効成分だと言えるでしょう。
この炭酸ガスは実はお湯にとても溶けやすく、さらにお湯に溶けた炭酸ガスは皮膚に吸収されやすいと言った特徴があります。
皮膚に入り込んだ炭酸ガスは、直接血管の筋肉に血行促進効果を促すことができるのです。
その結果、全身の新陳代謝が活発になっていき、体の冷え性を改善してくれるだけではなく、疲れやなども同時に癒やしてくれます。
とくに温かいお風呂との相性がとても良く、体は長い時間ぽかぽかとした感覚を維持できるでしょう。
冷え性の人にはまずおすすめしたい有効成分だと言えます。
薬用植物系入浴剤
薬用植物系入浴剤は、生薬の種類によって違いはありますが、生薬に含まれている有効成分の働きが体の保温効果や冷え性予防効果に役立ちます。
また、体の改善だけではなく癒やし効果を与えてくれる香りにもメリットがあります。
生薬を利用した冷え性の改善などには、とても長い歴史があります。
その効果については医療用としても用いられるほどであり、日本だけではなく世界で常に注目されてきた成分なのです。
とくに種類の多い生薬は、まだまだ知られていない効果も多いので、将来的な期待も集まる物だと言えるでしょう。
人気の入浴剤3選
生薬浴用剤薬草湯
生薬浴用剤薬草湯に含まれている成分は、ほとんど生薬5種類とハーブのみと言うとても珍しい入浴剤です。
この5種類の生薬は、体を温めてくれる成分に優れており、まさに冷え性対策の救世主となってくれる存在です。
今までさまざまな入浴剤を試して冷え性の改善を行ってきた人でも、想像以上の効果を得ることができなかった人は、この生薬浴用剤薬草湯はとてもおすすめできます。
期待以上の効果を得ることができるでしょう。
バスハーブ
ツムラから発売されている薬湯のバスハーブは、体を芯から温めてくれるだけではなく、体の傷などの治りがとても早くなる薬草が使われているため美容効果も得ることができるでしょう。
薬草は、さまざまな効果のある物を厳選され使用されていますので、今まで体感することができなかったさまざまな良い効果を得ることができるのは間違いありません。
薬湯しょうが
薬湯しょうがは、まさに生姜をベースに作られていますので、慢性的な冷え性に悩まされている人には最高の入浴剤だと感じることができるはずです。
温かいお湯だけではなく、少しぬるいと感じるお湯でもこの入浴剤を使用することで、体がゆっくりと温まってくるのが分かります。
入浴剤は温かいお湯でなければなかなか効果を得ることができないと感じていた人でも、しっかりと有効成分の効果を感じることができるでしょう。
また、薬湯しょうがは乾燥肌の人には治癒力を高めてくれる効果があります。
寒い冬の乾燥した時期には、冷え性だけではなく乾燥の改善にも有効です。
まとめ
冷え性に入浴剤が効果的なのは、良く理解できたはずです。
しかし、重要なことは数ある冷え性に効果的な入浴剤の中で、自分に合った有効成分を早目に見つけることでしょう。
入浴剤は使用し続けるからこそ、その効果が高まっていくのです。
まずは、有効成分についてしっかり学び、早目に自分に合う入浴剤を見つけ使用し続けていきましょう。