入浴剤先進国のドイツで発見できる質の良い入浴剤とは?
ドイツでは、日本と同じく入浴による健康を重んじる国でもあります。
観光の際にドイツお土産でも入浴剤を選ばれる方もおられます。
この国で用いられている入浴剤からどのような健康促進効果があるのか調べてみるのは興味深いところです。
では、ドイツでの入浴剤とは?
その効果は?
どのような種類の入浴剤があるのでしょうか?
調べてみましょう!
本場ドイツではどのように入浴剤が活躍しているのか?
ドイツはご存知の通りに日本に勝るとも劣らないほど寒い国です。
それで、昔から薬用やハーブでの入浴を試みる考えはあるようです。
しかし、やはり欧州の国ですから、日本人のように頻繁には湯船に浸かるということはないようです。
ではなぜ?
薬用入浴剤などが使用されているのに、毎日、日本人のように湯船に浸からないのか?
それは、水の質によるところが大きいと言えます。
日本という国では水道水から流れ出る水は軟水なので、水によって肌が乾燥して痛むことはないですが、ドイツでは事情が異なります。
基本的に硬水なので入浴後は肌が乾燥しやすいという問題を抱えています。
だからかもしれませんが、入浴剤に保湿成分も含まれています。
それでも驚くほど多くの種類による入浴剤が店頭で売られているほど入浴剤に関して歴史を持つ国です。
ドイツならではの考え方もある
ドイツでは日本と同じく健康の為にというのが入浴剤を用いるための主な理由なのですが、先ほどもお伝えしましたように、ドイツでは乾燥肌との闘いが日々あります。
そこで、日本のように入浴剤は石鹸のようなカタマリのタイプが一般的ですが、ドイツではバスクリームやオイルタイプの入浴剤も多く見かけます。
やはり乾燥肌に対応してオイルなどで保湿を保つという目的のためだと言えます。
そしてもちろん健康促進の為にも用いられています。
さらに、見た目で楽しむ入浴剤もたくさんあるのがドイツ生まれの入浴剤です。
このように種類も豊富で見た目にも楽しめる、あるいは健康の為にも活用されるということで気分に合わせて活用できます。
さらに、自然素材の入浴剤も多くあり、植物由来のものなど天然の素材による入浴剤の生産にも力をいれています。
では、健康を重んじる日本の文化にドイツの入浴剤は合っているのでしょうか?
健康大国日本でもドイツ産の入浴剤は活躍できる?
ドイツとうえば炭酸泉がかなり多くある国であるということをご存知でしょうか?
炭酸泉によって人体に肯定的な影響があると考えられ、研究が進められてきたのは19世紀の後半からですが、それ以前からヨーロッパの国々では自然の炭酸泉を楽しむ文化がありました。
それゆえに、ドイツではあらゆる地域で温泉場、温泉病院、温泉による医療の施設が見られます。
特にバート・ナウハイム温泉では昔から温泉による研究が実施されていて、ドイツでも温泉関連で有名なところです。
そして、その効能が確かなものであるのかどうか研究者たちによって日々調べられています。
このような西洋の医学や研究が日本の江戸時代の終わりごろに入ってきた時にも同じような炭酸泉の研究が始まったとされています。
そして、ドイツで炭酸泉を研究した人たちが昭和の時代に日本での炭酸泉を発見したとも言われています。
日本ではわずかな数しかない炭酸泉なので貴重ですが、健康の為に研究はドイツと同じように進められています。
このように、健康を重んじる日本とドイツには確かに入浴剤や温泉で関わりがあると言えます。
ここでおすすめしたいドイツ風の入浴剤
このように、入浴剤について歴史と文化が根付いているドイツですから、ドイツ発祥の入浴剤は興味深いものです。
では、ドイツ生まれの入浴剤は私たち日本人にも良いのでしょうか?
確かな効果があるのでしょうか?
おすすめの入浴剤とはどのようなものなのかまとめてみました。
ドレスナーエッセンス
こちらは創業が1910年と100年以上の歴史を持つ入浴剤です。
こちらは、まさに香水のように香りも楽しめる入浴剤で、その種類も豊富です。
ドイツでも長年慕われているだけあって、試してみても十分価値がある質の良好な入浴剤です。
伝統的な会社ですから入浴剤のための材料の組み合わせにも十分に研究で出来上がったもので、完成度は高です。
こちらのドレスナーでは、バスソルト、クリームバス、スパークリングバスなどがあります。
中身も炭酸系のものザクロ系のものさらには天然エッセンシャルオイルが含まれているものもあります。
それだけでなく、チョコレート、バラ、オレンジ、ブドウなどもあって香りなどいろいろと楽しめます商品の見た目も可愛いということで日々のストレスの緩和におすすめできる入浴剤です。
クナイプの入浴剤
こちらも長年の歴史を持つ入浴剤で1世紀以上120年もの実績があります。
ドイツでも一番シェアされている安心してお試ししていただける入浴剤です。
このクナイプの入浴剤はどの商品もお試ししていただけますが、特におすすめしたいのがSchaumbadの入浴剤で使うと浴槽の中が泡だらけになるものです。
映画などでよく目にするタイプですが、日本人には珍しいもので抵抗があるかもしれませんがドイツでこれだけ実績のある製品の入浴剤であるとわかるとトライしても良いかもしれません。
こちらは、気分を変えたいという方におすすめしたい入浴剤です。
バース中性重炭酸入浴剤
こちらはドイツ発祥の重炭酸系の入浴剤で無着色、無香料なので安全性も高いです。
炭酸の効果はドイツの炭酸泉から来た発想で自然炭酸ほどの効果を得るために中性重炭酸が使用されています。
地下1000mもの奥深くから噴出される炭酸ガスですが、これはその炭酸がお湯に溶けてそのまま湯船の中で効能が得られます。
効果は幅広く、疲労回復、肩こり、腰痛、リウマチ、湿疹、冷え性、ニキビにも有効です。
ただ、この重炭酸イオンがお湯で溶けて体に浸透させるには中性の状態を保つ必要があります。
そこで、こちらのBarthではお湯の中が中性の状態をキープさせるために重曹とクエン酸が使用されています。
また、こちらのクエン酸は石油由来のものではなくデンプンから生成されたものなので安心できます。
それに、ビタミンC使用なので、お風呂の水は塩素ですが中和されるので、この点の問題もクリアーされています。
炭酸は体に浸透した時に血行を促進しリカバリーできる状態へと体をリセットしてくれるので仕事やスポーツで体が疲れている方におすすめしたいドイツからの入浴剤です。
世界の湯紀行ドイツまぼろしの地ビール
ドイツと言えばビールですが、この国ではお風呂にビールを入れて健康を維持するという習慣もあります。
もったいないと思われるかもしれませんが、ビールを大量に入れるのではなく少しだけ入れて混ぜるというシンプルな方法です。
それで、この世界の湯紀行ドイツでは、それを具現化させた入浴剤です。
ビール酵母にはアミノ酸が含まれていてこれが肌の角質に潤いを保たせるという効果があるようです。
もちろん、効果を多く期待できるのは現実的ではないかもしれませんが、ビールがお風呂に入るという発想は面白いものです。
こちらも、たまには気分転換に浸かってみようという方におすすめしたい入浴剤です。
まとめ
入浴剤は世界を見渡すと本当に種類が豊富で楽しいです。
今回はドイツを特集で取り上げてみました。
国が違えば入浴剤の質も異なりますが、基本は健康促進という同じ目的のもと入浴剤を活用しているドイツ、しかも歴史を見てみると日本もドイツの入浴剤の歴史から恩恵を受けています。
互いの文化や知識をコラボすることでさらに入浴剤の楽しみ方が深まってきます。
ぜひ試してみて自分に合う入浴方法を見つけてみましょう!