凝り固まった肩こりは入浴剤入りのお風呂で手軽にほぐせる

入浴・入浴剤

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一年を通して辛い肩こり、自分でマッサージしても中々改善しない肩こりは、肩だけでなく体全体のこわばりから来る筋肉の緊張で凝ってしまっているケースが多くあります。

肩だけでなく首や頭がズンと重い、背中や腰がいつもだるいという場合は、入浴剤入りのお風呂で自宅にて手軽にほぐす事が出来ます。

体全体のこわばりから来る肩こりの仕組みや血行不良の改善方法、一年中使える入浴剤のテクニックまで詳しくご紹介します。



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体全体のこわばりから来る肩こりの仕組み

無理な姿勢を支えて体の筋肉が固まる

肩こりは肩だけが凝っていると考えがちですが、多くのケースでは上半身から下半身に至るまで筋肉が過剰に緊張して引き起こされている肩こりもあります。

歩く姿勢が悪い人は頭が前方に下がるので、成人でも約5kgはあると言われる頭部を支える為に、首から背骨、背筋に無理な力が入り常に緊張した状態となります。

緊張した状態が続くと、首や肩周りが肩こりの痛みとなって発生する場合もあります。

また、デスクワークなど常に一定の姿勢で長時間作業をしている場合も、眼球を支える筋肉が疲労し、呼吸が浅くなって知らないうちに筋肉への酸素供給が不足し、動かすのも辛い肩こりになり易くなります。

肩こりは、日頃の姿勢の悪さから全身の筋肉のこわばりへと連動し、夜眠ってもすっきりしないだるい肩こりになる場合が多くあります。

慢性的な筋肉の冷えによる肩こり

体を動かして有酸素運動をすると、大きく呼吸をして血液中に酸素が大量に送り込まれて熱が発生します。

運動を全くしない状態では呼吸が浅くなるので、血液中の酸素の量も運動時よりは低下します。

血液中に流れているヘモグロビンは酸素を体中に送り届ける役目を持っていますが、運動をしない人は血液中の酸素濃度が低いためヘモグロビンの活動も低く、筋肉も冷え気味になり血行不良となります。

筋肉は使わないとどんどん衰え、体表面は温かくても筋肉はあまり温かくない、筋肉の冷えによっても肩こりは誘発され易くなります。

かと言って暖房器具で外から体を温めても表面上が温かくなるだけで、中々筋肉の奥深くまで熱を伝える事は難しくなります。

入浴剤入りのお風呂は、上半身から下半身、指の先まで全体を温かいお湯で包み込むので熱の逃げがなく、またじっくりと浸かる事により冷え切った筋肉も徐々に温めてくれます。

慢性的な筋肉の冷えによる肩こりには、入浴剤入りのお風呂が改善に役立つという事になります。



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肩こりに良い入浴剤の効果

素肌に直接届く熱伝導が肩こりに効く

服の上からカイロで温めたり、毛布で包まる事でも熱伝導は得られますが、体の一部分を温めているので冷える速度が速く、一時的なものになります。

冷える速度が速いと折角活発になった血流の流れがまた遅くなり、肩こりの改善には程遠くなります。

人がお風呂に入る時は素肌でお湯に浸かるので、お湯の熱をダイレクトに体に伝える事が出来ます。

お湯も時間が経てば冷えて行きますが、入浴剤を入れたにごり湯などはお風呂の熱が冷めにくく、湯上りも体がぽかぽかと温かい効果をしばらく持続させます。

冷えた体を温めるならカイロなどの部分的な温もりよりも、全身くまなく温められて持続性がある、入浴剤入りのお風呂がおすすめになります。

腕や肩に触れるとひんやり冷たい、冷え性の肩こりで汗をあまりかかない人にも、入浴剤入りのお風呂はもっともおすすめする肩こり改善方法になります。

炭酸泡で全身の血流を改善する

炭酸の泡を発生させる入浴剤が、どうやって血流を活発にしているかご存知でしょうか?

炭酸泡系の入浴剤の多くは、入浴剤をお風呂に入れる事で二酸化炭素を発生させます。

お湯の中に溶けた二酸化炭素の泡は肌に付き、肌から二酸化炭素が吸収されます。

吸収された二酸化炭素は血管に取り込まれ、増えた二酸化炭素を排出しようとする血管の働きと温浴効果などにより、血管が拡張されて血流が大きくなります。

毛細血管が広がる事で全身に熱が行き渡り、揉んでも中々改善しない肩こりにも効果が期待できると言えるのです。

また炭酸泡の心地よい肌さわりが刺激となって、体全体にリラックス効果ももたらします。

肩こりの血行不良に効く入浴剤の使い方

お湯の温度はややぬるめがマスト

お風呂に入る時のお湯の温度は、体全体のこわばりから来る肩こりの改善に大きく関わって来ます。

一般的に42℃以上のお風呂は高温浴になり、入ると熱いと感じ長風呂には向きません。

ゆっくり浸かって体に温浴効果をもたらすなら、40℃程度のお湯がベストと言えます。

入浴剤はお風呂の湯を浴槽にある程度ためてから投入し、溶けきるまで混ぜておきましょう。

よく炭酸泡が勿体ないと、入浴しながら入浴剤を入れて炭酸泡を楽しむケースもありますが、入浴剤の炭酸泡は直接肌に触れなくても入浴剤が溶けきった後の方が万遍なくお湯に二酸化炭素が溶け込んでいるので、入浴剤を入れながら入浴するよりも効果的と言えます。

また、入浴剤を入れながらお風呂に入ると、発生した炭酸ガスを吸い込み過ぎたりするので、必ず入浴剤が全て溶けきってから入る事をおすすめします。

入浴剤のアロマ効果で頭もリラックス

入浴剤には温浴効果や血流改善だけでなく、アロマ効果による肩こり改善も期待出来ます。

人の脳は使えば使うほど、体の中でも沢山の酸素を使う場所になります。

ストレスなどを抱えていると脳が酸素不足になり、頭全体が固くなって肩こりに繋がります。

頭が重いだるい時には是非、入浴剤入りのお風呂に浸かってアロマ効果を感じてみて下さい。

目を閉じ、ゆっくり鼻から香りを嗅ぐと頭の緊張がほぐれ、リラックスが出来ます。

鼻の臭覚は直接脳の神経に伝わります。

体全体のこわばりから来る肩こりの改善は、自宅で手軽にアロマ効果が得られる入浴剤入りのお風呂で、とことんリラックスする事をおすすめします。

一年中入浴剤入りのお風呂を楽しむテクニック

バスソルト入り入浴剤で肌をつるつるに磨く

入浴剤にはバスソルト入りの物も多く販売しています。

入浴剤に入ったバスソルトは、肌表面の古い角質層を優しくオフして肌の肌理を整える効果があり、美肌を手に入れたい女性におすすめの入浴剤です。

また温泉成分入りの入浴剤は、神経痛や冷え性に効果が期待出来る有効成分が入っているので、重くて仕方がない辛い肩こりの改善に大いに役立ちます。

アロマ効果を期待するなら、花や薬草の香りがある入浴剤を複数用意して、体や疲れの状態によって入浴剤を日替わりで使用する事もリラックスに繋がるのでとてもおすすめです。

半身浴で汗と一緒に老廃物を出し切る

暑い時期に長風呂が出来ない、という場合は入浴剤入りのお風呂で半身浴をおすすめします。

半身浴はお臍の上あたりまでお湯を張り、下半身を中心に温浴させる入浴方法になります。

下半身を温めてもお湯から伝わった熱は体全身を巡りますので、硬くてだるい肩こりや筋肉のこわばりも優しく包み込むような温もりで改善に導いてくれます。

半身浴では出来るだけ楽な姿勢で、体の力を抜くイメージで浸かるとだるい肩こりも楽になって行きます。

まとめ

肩を自分でマッサージしてもこりが取れない、体全体がだるくて重い肩こりは、入浴剤を使ったお風呂に浸かって改善する事が最適の方法となります。

入浴剤入りのお風呂の温浴効果なら、自分でも気づかない部分の冷えや筋肉の緊張に隅々まで熱を行き渡らせるので、いつものお風呂タイムで誰でも簡単に出来ます。

入浴剤には炭酸ガス入り、アロマ効果が期待できるもの、にごり湯などのテクスチャーなど種類がとても豊富なので毎日使っても飽きず、手軽に取り入れる事が出来ます。

筋肉のこわばりから来る肩こりには是非、手軽で毎日使える入浴剤入りのお風呂でリラックスしてみて下さい。






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