原因を知り対策しよう!椅子に座ると腰痛が起こるのはなぜ?
椅子に長時間座っていると腰痛になるという方は多いのではないでしょうか?
でもそうして腰痛になったら、仕事をするのも辛くなりますし、日常生活も送りづらくなります。
だから、出来れば椅子に座っても腰痛がおこらないようにしたいものです。
そのためにはやはり腰痛の原因を知らないとなりません。
そこでここではそれについてみていきます。
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同じ姿勢が筋肉に負担をかけるから
椅子に座ると腰痛になるその原因として言えるのは、長時間同じ姿勢でいることです。
長時間同じ姿勢でいるとどうしても腰の筋肉には長時間ずっと負荷がかかることになります。
その負荷が大きい場合は当然長時間座っていなくても腰痛になるでしょうし、もし正しい姿勢で座っていたとしても、長時間座って負荷をかけ続けていたら、当然腰にかかる負担は大きくなります。
そして、結果的にいずれにしても腰痛になってしまうようになるのです。
筋肉に負荷がかかると腰を支えられなくなる
筋肉に負荷がかかるとどうしても支える力は弱くなりますし、腰が痛くなるのは仕方がないと言えるでしょう。
腰というのは、意外と筋肉によって支えられていたりするものなのです。
もちろん筋肉だけではなく、たとえば骨盤などによっても支えられていますし、骨盤だけではなく、地面についた足などにも支えられていると言えるでしょう。
だから、腰の筋肉だけで支えているわけではありません。
でも、腰の筋肉によるところはすごく大きいと言えるでしょう。
なので腰の筋肉でのささえが弱くなると、腰が痛くなってしまうのです。
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血流が悪くなるのも痛みの原因と言える
また、腰の筋肉がそうして弱くなっていくと、それによって血流も悪くなっていきます。
そうして血流が悪くなることもまた、腰痛の原因と言えるでしょう。
血流が悪くなることで、何故腰痛が起こるかわかりますでしょうか?
それは、そもそも血流が悪くなること自体が痛みを発生させているからです。
血をとめると痛いのと同じこと
たとえば、手首などを紐できつく縛ってみて下さい。
するとだんだんと手の先の方がしびれていき、次第に痛みを覚えるようになります。
これは手首を縛ったことによって、きちんと血流が行かなくなったから起こることです。
それと同じことが腰にも起こるのです。
それは確かに、腰が痛いとはいっても、そうして手首を絞った時くらいに痛くなることはないかもしれません。
あくまでも椅子に座っていることで筋肉が弱り、それによって血流が悪くなっただけなのですから、縛った時ほどに血流が悪くなることはありません。
でもそれが逆に腰痛を慢性化させているともいえるでしょう。
そこまで痛くないから気づかない
椅子に長時間座ることでの腰痛は、じんわりとくるものだと言えます。
対して手首を縛った時の手の痛みは、一気にくるものです。
一気に来る痛みに関しては人はきちんと気がつきます。
でも、じんわりと訪れてくる痛みに対しては、気が付かないことが多いのが人間なのです。
なので、気が付いた時にはだいぶ痛くなっていたりするのです。
ちょくちょく体勢を変えて対抗
腰痛の原因は、椅子に座ることでずっと腰の筋肉に一定の負荷がかかり、そのせいで筋力が疲れてしまい、うまく働かなくなるというところにあります。
それが分かれば、対抗策は簡単だと言えるのではないでしょうか?
要するにずっと同じ姿勢でいないようにすればよいのです。
ずっと同じ姿勢でいるから腰の筋肉にだけ負荷がかかるのであって、たとえば数十分に1回くらい立ち上がるようにすれば、その都度腰の筋肉にかかる負担を他のところに移していくことが出来るようになり、腰が痛くなることはなくなるでしょう。
当然そこに筋力がうまく働かなくなることがなくなれば、それによって血流が悪くなることも起こりませんから、それによる腰痛も防げるようになります。
なので、是非、椅子にずっと座るのではなく、時には椅子から立ち上がるように心がけていってください。
椅子の上だけではあまり体勢は変わらない
体勢を変えれば腰の筋肉から他のところに負担を移すことができて、腰の筋肉の疲労を少しでも減らしてあげることが出来るのであれば、椅子の上ででも体勢を変えれば効果的なのではないかと思う方もいるでしょう。
確かに、いちいち立ち上がるのは面倒であることは間違いないですし、いちいち立ち上がるとすごく人の目もひくかもしれません。
だから、それができれば一番いいでしょう。
しかし、椅子の上で体勢を変えるだけではあまり意味がないと言えるでしょう。
椅子の上で変えられる姿勢には限度がある
なぜなら、椅子の上で変えられる姿勢には限度があるからです。
椅子の上での姿勢は、せいぜい足を組んだり、その上であぐらをかいたりすることくらいでしか変えることはできません。
しかしそれではあまり腰の筋肉は解放されません。
それどころかむしろ逆に腰に負担をかけてしまうようなポーズも多いです。
だから、椅子の上でだけ体勢を変えようとすると、逆に腰痛を悪化させてしまう可能性があります。
そういうことがあるので、椅子の上でだけ体勢を変えようとするのではなく、しっかりと立ち上がって、完全に腰の筋肉を解放してあげるのがおすすめになります。
腰を動かしてあげるとなお効果的
立ち上がったりして腰を開放してあげるだけでなく、腰を動かしてあげるようにするとなお効果的になります。
腰を動かすというのは、たとえばラジオ体操のような身体を大きく旋回させる運動でも良いですし、ただただ前屈のように身体を前に倒す運動でも良いです。
そうして腰を積極的に違う風に動かしてあげることで、披露していた筋肉はやや回復していきます。
ずっと同じ風に負荷がかかるのが問題なのであって、こうして全く違う負荷がかかることは問題にはありません。
そしてこれらの運動は、腰に負荷がすごくかかるような運動でもないので、これをして腰が痛くなる心配はないのではないでしょう。
是非こうした運動も立ち上がるついでに行うようにしてみてください。
出来れば1日数回くらい
ただ立ち上がるのはなるべく頻繁の方が良いですが、こうした腰付近の運動というのは、あまり頻繁に行う必要はありません。
腰付近の運動は、1日2回くらい行えば問題がありません。
わりとしっかりと腰を動かすので、がっつり立てる機会に行うと良いでしょう。
がっつり立てる機会が最初に訪れるのは、多くの場合でお昼休みではないでしょうか?
お昼であれば周りも動いているので、腰を運動させても特別な違和感もないはずです。
実際にオフィスではそういう人もたくさんいます。
だから余計にやりやすいと言えるでしょう。
もう1回は、トイレに立つ際に行うと良いでしょう。
トイレでならばそういう事をしていても特別変な目で見られることはないですし、トイレまでの移動距離でしっかりと身体も動かせるので、ガッツリと立ち上がれると言えます。
トイレに行く機会は、お昼以外ではせいぜい一日1回か2回でしょうから、頻度的にはちょうど良いです。
まとめ
椅子に長時間座ると腰痛が起こる原因は、腰の筋肉にありました。
なので、これらの方法を参考にして、上手く腰の筋肉を負荷からリリースしてあげて、少しでも腰が楽になれるようにしていきましょう。
しっかり定期的にリリースしてあげることができれば、椅子に長時間座る日々の中でも、上手く腰痛に対処して過ごすことが出来るでしょう。