和室でマットレスを使うときに大切なことは?畳に敷くときの4つのポイント
マットレスといえば、基本的にはベッドで使うイメージがありますが、和室の畳であっても、問題なく使用することができます。
ただし、畳の上で使うとなれば、ベッドのときとは少し違った注意点も出てくるものです。
それを見落としていると、思わぬ失敗をすることがあります。
では、和室で畳の上に敷くときのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
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和室に適したものを選ぶ
和室の畳にマットレスを敷くときは、適当なものを使うのではなく、和室に合ったものを使うべきです。
そのため、選び方には注意してください。
和室に合わないものを選んでしまうと、予想外のデメリットに悩まされることがあります。
とはいえ、マットレスにあまり詳しくない場合、「和室の畳に適している」というのがどういうことなのか、よくわからなかったりするものです。
そこで、和室に合うものを選ぶときにチェックすべきことを紹介しましょう。
通気性
和室で使うマットレスは、通気性が悪いものだと、カビが生えてしまう可能性があります。
これは、内部に湿気がたまりすぎてしまうためです。
通気性が悪いと、寝汗などによる湿気の逃げ道がなく、いつまでも内部にこもることになります。
そうなると、マットレスの下の畳にまで湿気が滲み出てくるようになり、いつもジメジメした状態になってしまうのです。
カビは湿度の高い場所を好むため、そのような湿った環境では、活発に繁殖を始めます。
このような湿気のデメリットを防ぐためには、通気性のよいマットレスがおすすめです。
通気性がよく、普段から内部に湿気がたまりすぎないものであれば、畳まで湿ってしまう心配はなく、カビの繁殖を抑えることができます。
畳は、湿気を吸収や湿度の調整ができるため、カビには強いようなイメージをもつ人もいますが、油断してはいけません。
あまり通気性の悪いマットレスを敷いていると、湿気の吸収などが追いつかなくなり、カビを防ぐことができなくなってしまいます。
したがって、和室で使うマットレスを選ぶなら、通気性のよさをしっかりチェックするようにましょう。
重量
和室で使うマットレスを探すなら、重すぎないものを選ぶことも大切です。
和室に敷くマットレスは、ベッドで使うときと違い、押入れにしまったりすることも多くなるため、あまり重いものを選んでしまうと、動かすときにかなり苦労することになります。
買ってしまってから、「もっと動かしやすいものにすればよかった」と後悔しないように、なるべく軽いものを選んでおくようにしましょう。
これは、自分の負担だけでなく、畳にかかる負担を減らすためにも重要なことです。
やたらと重いマットレスを置いたりすると、畳が傷んでしまうことがあります。
ひどいときには、畳が凹んでしまうこともあるので、重さには十分注意しなければなりません。
畳を劣化させないマットレスなら、和室で使うにはぴったりです。
厚さ
和室に敷くマットレスなら、あまり薄いものは向いていません。
薄すぎるマットレスだと、畳の硬さが背中に伝わりやすくなるため、寝苦しさを感じることになってしまいます。
これは、気持ちよく眠るためだけでなく、体の負担を軽減するためにも大切なポイントです。
下の硬さが伝わりやすいマットレスだと、体があまり沈みません。
つまり、体がマットレスにフィットしなくなり、寝たときに隙間ができるということです。
そんな状態で長時間過ごしたりすると、筋肉への負担が大きくなり、体が痛くなってきます。
起きたときに痛みを感じるだけでなく、腰痛になってしまうこともあるのです。
そのようなデメリットを避けるためにも、和室の畳に敷くマットレスを選ぶときは、厚みをしっかり確認してください。
体を優しく受け止めてくれる厚さがあれば、畳の硬さによる影響を抑えることができます。
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敷きっぱなしを避ける
和室にマットレスを敷くなら、一度敷いたものをそのままの状態で使い続けるのはよくありません。
あまり長く敷きっぱなしにしていると、湿気の蓄積を防ぐことができなくなります。
マットレスを敷いたときは、裏面が隠れてまったく空気に触れなくなるため、敷きっぱなしだと、どうしても湿気の蓄積が多くなるのです。
これは、通気性のよいものを選んでいても、忘れてはいけない注意点になります。
いくら通気性がよいマットレスでも、湿気がたまりやすくなる使い方をしていたのでは、効果的な対策はできません。
油断して敷きっぱなしにしていると、「いつの間にかこんなにカビが」という事態になることもあり得るのです。
湿気を防ぎ、常に清潔な状態で使うためには、起きたら立てかけておくことをおすすめします。
使わないときは起こしておくようにすると、裏面も空気に晒すことができるため、湿気の蓄積を軽減することができます。
干して乾燥させる
和室でマットレスを使うなら、こまめに立てかけておくことも大切ですが、干すことも忘れないようにしましょう。
ときどき干して乾燥させるようにすると、より効果的な湿気対策になります。
ただし、干し方には注意してください。
干すときは、しばらく日光に当てておくことが一般的な方法になりますが、マットレスの場合、必ずしも天日干しができるとは限りません。
素材によっては、日光を当てることで劣化してしまうものもあります。
もし日光がNGだった場合は、風通しのよい場所で陰干しにするか、布団乾燥機を使うようにしましょう。
除湿シートを敷く
和室でマットレスを使うなら、湿気対策はとても重要です。
湿気の蓄積をできるだけ少なくするためには、立てかけたり干したりするだけでなく、除湿シートも利用してみてください。
除湿シートには、湿気を吸収する機能があります。
そのため、マットレスの下に敷いておけば、湿気が滲み出てきても、畳にまで染みこむことはなくなります。
しかも、使い捨てではなく、容量いっぱいまで吸収したあとは、乾かしてまた使うことができるという優れものです。
カビの発生を防ぐためにも、そうした便利なアイテムをうまく使っていきましょう。
敷く位置に注意する
和室でマットレスを使うなら、適当な位置に敷いてはいけません。
見落としがちなポイントではありますが、敷く位置によって湿気のたまり具合が違ってくるのです。
余計なデメリットを防ぐためには、なるべく湿気がたまりにくい場所を選ぶようにしましょう。
そこで注意しておきたいのが、押入れの近くです。
押入れは基本的に密閉されていることが多いため、湿気がたまりやすくなります。
そのため、押入れのすぐそばにマットレスを敷いていると、湿気の蓄積がひどくなる可能性があるのです。
湿気を軽減してカビの繁殖を防ぐためには、できるだけ押入れから離れた位置に敷いてください。
敷居にも注意
和室の敷居の近くは、外との境界線になるため、どうしても他の場所より汚れが多くなりがちです。
湿気を防いでいたとしても、汚れが多くなりやすい環境では、快適に使うことは難しくなります。
マットレスを敷く位置を考えるときは、押入れからある程度離れていて、なおかつ敷居にもあまり近くないところを選ぶようにしてください。
常に清潔な状態で使うことができる位置なら、マットレスの劣化を防ぎ、長持ちさせることができます。
まとめ
マットレスを和室の畳の上で使うときは、ここで紹介したようなポイントをしっかりと押さえておいてください。
適当なものを選んでしまったり、長く敷きっぱなしにしたりすると、湿気の影響や寝苦しさのために、快適に眠ることができなくなります。
ぐっすり眠って健康的な生活を送るためにも、大切なポイントを外さないように注意して使いましょう。