枕に忍ばせて、いい匂い!安眠を助けてくれる香りのおすすめ!
きちんと眠っているつもりだけど、疲れが取れない。
あるいは、眠れない。
このような人は睡眠環境を見直してみる必要があるかもしれません。
上質な睡眠は明日への糧となります。
まずはあらゆる側面から環境を点検してみましょう。
それでもだめなら、お使いの枕のそばにアロマを取り入れるのがおすすめです。
安眠についてと、枕のそばに置いておきたいおすすめの香りをご紹介したいと思います。
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
目次
ぐっすり眠れない人が増えている!
一日の疲れを癒し、ホッとできるのがベッドタイム。
疲れていると布団にはいるだけで眠くなってしまいますよね。
しかし、逆に眠りたいのに眠れないという人もいるのです。
近年は安眠できない「睡眠障害」に近いひとが増えているとか。
どうして夜ぐっすりと眠れないのでしょうか。
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日々の生活で、大きなストレスを受けている
熟睡を妨げるものとしてまず考えられるのが「ストレス」。
現代社会はあちこちにストレスのもととなるものがありますよね。
身体がストレスを感じていると、「ドーパミン」や「アドレナリン」が多く分泌されます。
これらは脳を覚醒させ、交感神経の働きを活性化させてしまいます。
リラックスした状態というのは副交感神経が働いている状態。
交感神経が活性化するとリラックスできず、「眠る」という落ち着いた状態になる事ができなくなってしまうのです。
寝る前のスマホやPCを触っている
寝る前にスマホを触るのが良くないというのはよく耳にしますよね。
これはスマホやPCから出るブルーライトが「メラトニン」という物質を破壊し、脳が睡眠モードに入る事を阻害するからです。
ブルーライトのみではなく、光そのものにメラトニンを分解する性質があります。
灯をつけたまま眠るのも熟睡の妨げになるのです。
寝る前にアルコールをとっている
寝る前にアルコールをとるとよく眠れるんじゃない?
と思われるかもしれませんが、これは間違い。
アルコールの力ですぐに眠れるかもしれませんが、眠りの質は低下します。
通常ですと、眠りに入った1時間後が最も深い睡眠状態になります。
アルコールを摂取すると、この深い睡眠状態を妨げてしまうのです。
ですからよく寝たつもりでも、起床時に疲労感や倦怠感が残ってしまい、すっきりと目覚めることができなくなってしまうのです。
合わない枕を使用している
枕は睡眠の質を大きく左右するものです。
人間の身体はアンバランスなものです。
微妙な背骨の湾曲で身体の負荷を分散し、不具合を回避しています。
猫背や反り腰といった姿勢の人は腰痛や肩こりになりやすいですが、全て姿勢の悪さがおおもとになっています。
これは眠る時も同じ。
体圧を分散し、不自然にならない姿勢で眠ることができれば、身体はリラックスし、上質な睡眠を得ることができるのです。
枕はただ頭の下に敷くものではありません。
理想的な寝姿勢をキープし、身体にとって楽な姿勢を保つのに必要なものなのです。
合わない枕を使用していると首や身体のバランスを狂わせ、起床時に身体を傷めることもあります。
枕は高さが重要!
では、安眠できる枕とはどのようなものかといいますと、まず重要なのは「高さ」です。
高すぎると器官を圧迫し、呼吸しにくくしてしまいます。
低すぎると頭部や首、肩に負荷がかかり、肩こりや腰痛の原因となってしまいます。
枕は首と頭の隙間を塞ぎ、支えてくれる高さが理想的です。
適当に選ばず、きちんと自分に適したものを選ぶのがおすすめです。
いろいろ試してみたけれど、寝つきが悪い…
枕を改善し、スマホもやめた。
アルコールもとらない。
でも、安眠できない…。
このような人は、ストレスなどのメンタル部分のケアが重要なのかもしれません。
ストレスを自覚しているひとならば、それを取り除くようにするのが安眠への近道ですが、どうにもならないから悩んでいる、という人も多いでしょう。
職場の人間関係がきつくても仕事をやめるわけにはいきませんし、人との関係にストレスがあっても投げ出すことは難しいですよね。
そんな人は、ストレスを受け入れつつも精神的な緊張をほぐすものを取り入れるのがおすすめです。
ここでご紹介したいのは、アロマ。
ハーブの中には安眠を助けてくれるものがあり、これを利用すれば精神が落ち着いた状態になることが出来ます。
心地よいリラックス感を与えてくれる、ハーブの力!
ハーブはヨーロッパ中世時代に、香りを持つ香草が魔除けになると信じられ、珍重されてきたという歴史を持っています。
様々な効能を持つと考えられているハーブの香りの正体はごくわずかに含まれている「精油」。
「エッセンシャルオイル」とも呼ばれます。
複雑多様な成分を持つこの精油はきちんと適切に配合されれば、人間の身体や心に様々なプラス効果をもたらしてくれると考えられているのです。
ハーブなどの香油を使用した治療法は「アロマテラピー(芳香療法)」として注目を集めています。
ハーブの力を借りれば、ストレスに負けない上質な睡眠を得ることが出来るかもしれません。
安眠におすすめのハーブはどれ?
ハーブといってもどんなものでもいいわけではありません。
リラックス効果を高め、落ち着いた気分にしてくれるハーブを選ぶ必要があります。
就寝時におすすめの香りを見てみたいと思います。
ラベンダー
リラックス効果といえば何といってもラベンダーです。
ヒノキ科に属します。
香りは、甘く心が安らぐような優しさを感じます。
このラベンダーはアロマテラピーにおいては最もよく使用される香りの一つ。
古代より薬用植物として知られ、沐浴をしたり、小枝を焚いて流行病を防ぐために使用されていたそうです。
ラベンダーの効能としては、以下の効能が認められています。
- 頭痛
- 殺菌、風邪の予防
- 火傷、切り傷。
- 神経の緊張、不安をやわらげる
- 安眠作用
- ストレスの軽減
ローマンカモマイル
「地面のリンゴ」とよばれる、昔から民間療法に使用されてきたのが「ローマンカモマイル」です。
同じカモマイルに「ジャーマンカモマイル」というのがありますが、「ローマンカモマイル」のほうが薄い青色をしており、リンゴのような香りがします。
ヨーロッパでは子供が風邪をひいたときなどに飲ませていました。
ローマンカモマイルの効能は以下の通りです。
- 不安、怒り、緊張、ショック、トラウマをやわらげる
- 心を落ち着かせる
- 安眠
- 精神をゆったりとさせる
サンダルウッド
こちらは日本でも馴染みの深い香りです。
日本では「白檀」と呼ばれています。
豊かで甘く、ウッディーな香り。
日本に古来より伝わる「香道」では「聞香両方(もんこうりょうほう)」と呼ばれるものがあり、香りをかぐことによって様々な症状を改善させました。
日本版のアロマテラピーのようなものですね。
白檀はこの「聞香両方(もんこうりょうほう)」においても大変重宝されてきた香り。
数ある精油の中でも最も揮発性が低く、穏やかな効果が長く続きます。
サンダルウッドの効能は以下の通りです。
- 精神の疲れを癒し、緊張をほぐす
- 精神的圧迫から解放し、心を落ち着かせる
まとめ
一日の終わりはぐっすりと眠って、昼間の疲れをとりたいですよね。
ストレスなどがあるとリラックスできず、なかなか眠れません。
そんな時は枕に香りを偲ばせるのがおすすめです。
ご紹介したアロマはどれも安眠の助けになるものばかり。
ポプリやアロマシートなどを枕のそばにおいて就寝してみて下さい。
疲れた心が癒され、ほっとした気分で眠れますよ。