枕の中身は一体何⁈枕の良し悪しを知って自分史上最高の枕を見つけよう!

まくら

人は一生のうち、どの位を眠りにつく費やすかご存知でしょうか。

平均して、人生の3分の1から4分の1の時間を眠って過ごすと言われています。

1日8時間眠ったとして、80年生きるとしたら、20年から25年という驚く程長い時間を睡眠時間に費やしていることになります。

そんな長い睡眠時間を共にする「枕」の重要性を知っていただけたらと思います。



肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら




枕使用される主な素材

枕の中身に使用される素材には、様々なものがあります。

それぞれの材料によって、触感や、性質は多岐にわたります。

低反発ウレタンフォーム

ポリウレタンを発泡させたもので、緩衝材として幅広く使用される素材です。

独特の感触で大変フィット良いことから、多くの枕に使用されています。

ゆっくり沈み込み、ゆっくり押し戻る性質があり、頭の重みが適度に分散され、首への負担ま軽減される効果があります。

通気性がほとんどなく夏は暑く感じる事もあるでしょう。

パイプ

ストローを細かく切った様な形をした合成樹脂(プラスチック)です。

ザクザクとした感触が好きな人にはおすすめです。

ハード・ソフトなど硬さを選択でき、丸洗いできるので衛生的。

天然素材よりも、ヘタリを感じにくく、耐久年数が長い事が特徴です。

デメリットは、吸湿性がない事と、寝返りのたびにザクザク音が鳴るので、敏感な人には不向きです。

羽根

水鳥の羽毛で、枕に使用されるのは、羽軸の多いフェザーが使われています。

吸湿性、放湿性に優れており、ふかふかとした心地良い使い心地で人気があります。

天然素材の中では、へたりにくい素材ですが、柔らか過ぎると感じる人もいるでしょう。

羽根アレルギーがある人は使用できません。

そば殻

そばの実を脱穀した後の種皮で一粒5mm~6mmほどの小さなそば殻が密集する枕は、適度な硬さと安定感があり、昔から日本人に親しまれてきた枕です。

吸湿性、放湿性ともに優れたそば殻は、触れるとひんやりと感じるので、夏場には使いやすでしょう。

使用した時にチクチク感じる人もいます。

そばアレルギーの人の使用は禁忌です。

ポリエステルわた

合成繊維で、球状のポリエステル繊維わたからできています。

クッションによく使われる素材で、柔らかな感触です。

弾力性がありますが、頭の重みで深く沈み込むので、寝づらいという意見も聞かれます。

コンフォロフトわた

ポリエステルわたを特殊加工したもので、弾力、復元力、通気性がより高くなっています。

その代わり吸湿性、放湿性に乏しいというデメリットもあります。

わたぼこりが発生しにくいというメリットがあり、洗濯機での洗濯も可能で、衛生的に使用出来る枕です。

ラテックス

天然ゴムの枕は、一般的に高反発枕に使われています。

適度な柔らかさがありながら、高い反発力で、安定感は抜群です。

通気性も高く、素材自体に抗菌作用があるので、清潔に保ちやすいますが、ゴムアレルギーの危険性があります。

極小発泡ビーズ

クッションや抱き枕などにも使われている極小発泡ビーズは、独特の触り心地に癒されます。

中身が柔軟に変形するので、安定性に欠けるというデメリットもあります。

寝相が悪い方や、よく寝違える方にはおすすめできません。

昼寝の時の簡易的な枕や抱き枕としての使用に向いています。



肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら




枕によって起こる体の不調

自分の体に合わない枕を使っていると、体の節々に不調が表れる場合があります。

頭痛・肩こり

朝起きてすぐに頭痛が起こる場合は、枕の高さが合っていない可能性があります。

頭痛にはいくつかのタイプがあり、高さの合わない枕を使っていると、緊張型の頭痛が起きやすくなります。

眠っている間に無理な体勢が続き、首や肩の筋肉が緊張して頭痛を引き起こすのです。

同様の理由で肩こりが起こる場合もあります。

歯ぎしり・食いしばり

同じ部屋で寝てる家族から、歯ぎしりを指摘されたことはないでしょうか。

高い枕を使っていると、顎位が安定せずに歯ぎしりをしてしまうことが多いのです。

また、顎位や体勢を維持する為に、無意識に歯を食いしばってしまう人もいます。

起きた後、犬歯のあたりに痛みを感じたり、顎が疲れている場合は、枕が合っていない可能性があります。

歯ぎしりの代わりにイビキが酷くなる人もいるようです。

腰痛

枕が合っていないと、寝返りがしにくく、結果的に腰まで痛めてしまうこともあります。

睡眠時に、無意識に体勢を変える事で、血流が滞るのを防いだり、同じ部位に負担がかからないように、かかる力を調整しているのですが、枕が高い故に、寝返り回数が減ると、肩や首だけでなく、全身の不調に繋がります。

眠ったのに、ぐったり疲れている人は、寝返りの回数が少ないかも知れません。

枕を購入する時に拘るべきポイント

良質な睡眠を得るには枕選びが大切です。

上手な枕選びのポイントを押さえて、後悔しない枕を選びましょう。

枕の高さと硬さは最重要ポイント

枕の高さと硬さを間違えると、体を休めるはずの睡眠で疲れてしまったり、体を痛めてしまいます。

理想とされる枕の高さは、一般的には3cm〜4cmと言われています。

女性は男性に比べて首が細く、華奢なので、2.5cm〜3cmで十分です。

大柄な人は4cm〜5cmと、首の太さによって枕の高さを考えるのがポイントです。

アレルギー物質を確認する

アレルギー物質は、食べ物だけに含まれているわけではありません。

枕に使用される素材の中で、アレルギーが起こりやすい素材は、羽根・そば殻・ラテックスです。

寝る前や起床後、瞼がよく腫れる、顔や首が痒い、鼻がムズムズする、呼吸が苦しいなどの症状があったら、枕に含まれる材料へのアレルギー反応の可能性もあります。

衛生的かつ、快適に使用出来る枕を選ぶ

枕は毎日使うものなので、衛生的な素材を選ぶのがおすすめです。

通気性が良い素材は、寝ている間に熱を逃してくれ、ムレを防ぎます。

通気性の良い素材で代表的なのは、羽毛、パイプ、そば殻です。

この他、寝ている間でもコップ1杯分の量の汗をかくといわれているので、吸湿性にも注目して枕を選ぶと良いでしょう。

通気性、吸収性の2点を満たす素材は「羽毛」と「そば殻」になります。

自分史上最高の枕を見つけるには?

セレブや健康志向な人に人気なのは、オーダメード枕です。

オーダメード枕専門店には、眠りのソムリエや、枕コンシェルジュといった、枕に関する高い知識を持ったスタッフが在籍しています。

店内で、頭のサイズを採寸して体のデータを取り、カウンセリングから、1人1人に合う素材を提案、作成してくれます。

価格はお店によって、また使用する材料によってもマチマチですが、オーダメード枕は、自分の好みの触感を叶えながら、使用感も抜群によく、愛用者からは、「疲れが取れやすい」「体調が良くなった」「ぐっすり寝むれる」といった満足の声がたくさん聞かれます。

枕選びに自信がない方はや、寝付きが悪い、眠っても疲れが取れない事にお悩みの方は、是非オーダメード枕の実力を試してみて下さい。

まとめ

良い睡眠は、健康な体を作る元となります。

デザインや価格に囚われて枕を選ぶのは、睡眠の質を下げかねません。

枕を選ぶ際は、枕の高さ、硬さ、素材この3点にこだわって選びましょう。

さらに良質な睡眠を手に入れるには、プロのアドバイスをもらい、自分の体にピッタリ合ったオーダメード枕で、心地の良い睡眠を楽しむ事が出来るでしょう。






まくら