椅子に座るということは腰への負担が大きいつまり腰痛の元に

椅子

椅子に座るのは正直、疲れた脚を休ませるには最適です。

ラッシュの電車の椅子取り合戦も、勿論その1つですね。

しかしこの、休息のための椅子が腰痛を呼んでしまうことがあります。

何故そんなことになるのか、なってしまって本当に気がついた腰痛と椅子の関係を、筆者の経験を交えて述べていくことにします。

実際、腰痛の時に椅子に座るのは、大変につらいです。



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元々休息目的ではあるのですが

椅子に緊張して座るという経験は、皆さんお持ちかもしれません。

例えば就職や入試などの面接の時です。

椅子に座っても身体は緊張して、背中は板のようにピンと伸びて、などという経験もあるはずです。

しかし原則的に、椅子に座るという行動自体は、休息を目的としています。

特に立ち仕事の場合など、椅子に座れることのありがたさを、休憩時間に充分思い知ることが出来ます。

またラッシュの電車を乗り継いで帰宅した時、取りも直さずソファに身を投げ出すことも勿論ありますね。

疲れた脚が、癒やされていく時間です。

つまり、基本的に椅子に座る時というのは、身体がリラックスしていることになるわけです。



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身体のリラックスは勿論必要不可欠だけど

例えばアスリートやダンサーなどは、普通の人に比べて筋肉は通常でも緊張していることが多いのです。

所謂いい姿勢、背筋の伸びた姿勢を取るのは、彼らにとって当たり前のことだからです。

習い性になっていると言っても、過言ではありません。

なので通常でも、いい姿勢をとり筋肉も緊張しています。

しかしそんな彼らでも、勿論リラックスタイムは必要です。

筋肉は緊張だけではとても維持できません。

いい緊張と緩和があってこそ、いい身体も維持できるのです。

しかしこの緊張と緩和、中々普通の人だと維持ができません。

それだけのコントロールが出来ないのですね。

なので椅子に座れば身体の力は抜けてしまうのが普通です。

パソコン前で仕事をしていても、最初は伸びていた背筋も気がついてみたら丸くなっていた、ということもしばしばです。

椅子イコール筋肉のリラックス、と言う図式が無意識に身体に出来上がってしまっているわけです。

長時間の座り仕事の腰痛注意報

家でリラックスしようとした時、まあそのまま寝落ちしたとか、長時間ビデオを見ていたなどの行動がなければ、それほど長時間椅子に座ってという事はありません。

しかしパソコン前やデスクワークでの椅子の使用は、結構長時間に渡るものなのです。

会社で長時間のデスクワークは腰痛を呼ぶ

背筋を伸ばして自分のデスク前に座り、さあ今日の仕事の開始です。

30分1時間と経過して、段々と仕事も軌道に乗り気持ちもすっかり仕事に集中していきます。

結果、モニターやキーボード、もしくはデスク上の資料に夢中になり、最初はしっかり伸ばしていた背中も猫背になると言う結果は殆どの人が経験しているはずです。

これが背中のアライメントを崩し、腰痛を呼ぶことになります。

背骨と腰椎は緩やかなカーブを描いています。

頚椎の辺りが丸く、つまり猫背になってくると頭の重みも背骨に伝わり、結果腰椎と骨盤に上半身の体重がどっと乗ってくることになります。

ちなみに上半身の体重ですが、頭だけでも10キロ以上あります。

また内蔵が入っている上体も、かなりの重さです。

それが腰椎や仙骨を圧迫して、最終的に坐骨が体重を支えることになるのです。

これで腰痛が起きないほうが、不思議だともいえますね。

上半身のストレッチが推奨されますが充分とは

なのでデスクワークの場合、1時間に1度位のストレッチが推奨されています。

腕を上げたり顔を天井に向けたりして、背中を伸ばすことで負荷を少なくしようとするわけです。

がしかし、これでは残念ながら足りないというのも事実です。

実は筆者、長年の運動のし過ぎとデスクワークの両方が原因で、ヘルニアを発症させてしまいました。

所謂腰椎ヘルニアで、これがまた痛いのです。

場所が腰椎なので、しっかりと腰椎部分のカーブを崩さずに、背中を伸ばしていれば痛みも軽減されます。

しかし椅子に座ってのデスクワークの場合、やはり姿勢維持は難しい、と言うか座っただけである程度腰椎カーブが乱れるようです。

結果として、座るという行為がかなりの腰痛を産んでしまっているのです。

なので、上半身のストレッチ程度では腰痛緩和できません。

1時間どころか10分に1度くらい立ち上がって歩くことで、腰痛緩和している状態です。

デスクワークの腰痛緩和には、出来れば1時間に1一度の立ち上がりと歩行をおすすめします。

普段から筋トレもしているので大丈夫

普段から筋トレはしっかりしているので、筋肉のサポートも充分、腰痛とは縁がないと胸を張る人も少なくないはずです。

しかしそういった人でも、やはり腰痛とは無縁ではいられません。

またまた筆者の経験で申し訳ないのですが、腰回りの筋肉や腹筋背筋はしっかり鍛えていたはずでした。

しかし鍛えるということは、その部分の筋肉と関節も使用しているということです。

運動したらしたでその部分の過剰使用で、やはりヘルニア等発症することもあるのです。

加えてデスクワークです。

また生活の殆どが、椅子の利用です。

実は正座というのが最も、腰に負担をかけない座り方だというのは、あまり知られていません。

最もこれも、背中を伸ばしてと言う条件は、同じくついています。

現在の筆者の場合、椅子に座るのは腰痛がかなりなんですが、背中を伸ばして正座は腰痛なしで可能なのです。

ちょっと不思議ですが、椅子生活で腰痛を感じたら試してみてください。

椅子だけが悪いわけではありません

腰痛の根源は、では椅子に座ることにあるのか、と短気に考えるのはちょっと控えてくださいね。

やはり座った当人の問題も大きいのは事実です。

長時間の座り過ぎに注意

デスクワークでの長時間の椅子の使用は、当人が気がつけばそれなりに回避できます。

怖いのは家での休息の時です。

長時間のビデオ鑑賞やテレビ、スマホやタブレットの操作など、だらけた姿勢での長い時間の椅子の使用は腰痛の元になります。

またこういったリラックスタイムというのは、気がついたら数時間経過していたということが多いのです。

出来るだけ、タイマーなど利用して注意することが必要ですね。

楽しい時間はあっという間に過ぎる、と言う言葉があります。

楽しい時間を過ごしてリラックスできるのは良いのですが、腰痛もゲットしたということにならないようにしたいものです。

頻繁に姿勢を変更する

立ったりすることがあまり出来ない時は、椅子の上で姿勢を変更していくのもおすすめです。

ちょっと座り直したり、腰を浮かしたりするだけでも筋肉に緊張が戻ります。

実際、筆者も現在の腰痛を少しでも緩和と思って、「打ち込みつつ腰を浮かし」を繰り返しています。

小さな運動ですが、結構効きますので軽い腰痛の人など、試してみてください。

運動している人の場合それなりに負担もかかっていますので

さて運動している人の場合です。

運動で筋肉も鍛えているので、まず腰痛は大丈夫と思っているはずです。

しかし運動が元で、結構関節部などに問題が起きやすくなっているのも事実です。

こういった人ほど、デスクワークやリラックスタイムの椅子に座る行動には、注意してほしいものです。

普段緊張している筋肉を、また疲れ切っている筋肉を急激に休めると、反撃されてしまうこともあります。

筆者からの、老婆心ではありますが注意をおすすめしたいところです。

まとめ

椅子に座るということ自体は、休むことが出来るという最高の行動です。

しかし同時に、立っているときよりも腰のあたりには体重がかかってしまうということを、自覚してください。

長時間椅子に座っていたり、集中したりしていると体重の負荷で腰に負担がかかります。

腰痛を起こす前に、筆者のようにならないために、ちょっとした注意雨を払っていってください。






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