現代人を悩ませる冷え性やさまざまな身体の不調を、入浴剤とともに考える

入浴・入浴剤

冷え性や慢性的な疲れ、腰痛、ストレートネック…どれも現代ならではのお悩みです。

入浴する習慣はあるけれど「なんとなく」毎日入っているだけ、特にこれといって身体への効き目を感じない。

そう思われているかたがいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、疲れの原因から効果的な入浴の仕方、薬効があるとされる入浴剤など、様々なご提案をいたします。



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冷え性・疲れにおすすめなのは

冷え性と慢性的な疲労の関係は非常に深く、オフィスワークの人には非常に多いそうです。

一日中ブルーライトを浴び続けて、視覚情報で疲れてしまう。

その影響で神経が過敏になり脳が疲れて、血流が滞り冷え性になってしまう…大体のプロセスを説明すると、このようになります。

周りにいるご家族や、あるいは皆さん自身は、どのように改善されているのでしょうか。

一般的に言われているのは、睡眠・食事・運動の3点が大切とのことです。

しかし、ご多忙な職種の場合、それぞれをしっかりと行うことは難しいのではないかと考えます。

平日勤務のかただと、週の中頃…水曜日や木曜日が疲れと冷えのピークではないでしょうか。

こんなときにご提案できるのが、しっかりとした入浴のススメ。

入浴の効果は様々ですが、まず第一に挙げられるのは、安眠効果です。

冷え性の人は、日中の活動ホルモンが変化していく夜にかけて余計に寒さを感じる傾向にあるため、入浴で身体の芯まで温めてあげることでその補完ができます。

熟睡を阻害する最大の原因のひとつが「末端の冷え」でもあるので、夜のリラックスタイム~就寝まで、入浴の効き目は最大限に現れるでしょう。

とはいえ、単にお湯にはいるだけでいいのか?

という疑問もあると思います。

そんな時は、薬効のある入浴剤がおすすめ。

効果があると言えば「温泉」をイメージしがちですが、家庭で人気なのは、薬草を配合したものになります。

実際の温泉地の効果を完全にお風呂で再現することができない…という消極的な理由もありますが、東洋医学で提唱されてきた効き目のあるハーブ・薬草類は、入浴の効果を効率的に引き出してくれます。

ものによっては、冷え性や慢性的な疲れだけではなく、腰痛や筋肉痛・節々の痛みなどに直接作用してくれるものもあります。

ここから先は、いくつか商品をピックアップして紹介させていただきたいと思います。



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薬草入浴剤が〇

ということで、この記事では生薬配合の入浴剤をおすすめしていきます。

いずれも市販のものよりは少し高めになりますが、ご家族の身体をいたわるかたにとっても・ご自身の身体についてお悩みのかたにとっても、とても有用なものとなるでしょう。

生薬浴用剤薬湯湯

10回分で1000円とかなりリッチな入浴剤。

しかし、医薬部外品の指定を受けているので、効果のほどはかなり期待できます。

詳しい成分の構成は、

  1. ウイキョウ(胃腸や生理痛へ効果あり)
  2. サンシン(消炎作用腰痛や不眠への効果あり)
  3. センキュウ(血行促進と鎮静)
  4. チンピ(肩こりや消化器を鎮める)
  5. ハッカ
  6. カミツレ

こういったものとなっており、東洋医学の観点からみると、冷え性や疲れ以外にも様々な効果効能が期待できる逸品となっています。

香りのほうは非常に高く、漢方系の薬湯や治療法をお探しになっている方にも人気。

どのくらい香りが高いかというと、本製品はティーバック式になっているのですが、箱のつつみを開けた時点で漏れ出すほどです。

熱めのお湯にいれると、湯ざわりのなめらかなアルカリ性のお湯になり、とても心地よく入れます。

お風呂から上がってもしばらくは薬草の香りが身体に残り、ぐっすりと眠ることも。

お高めなので、薬包は天日干しをして2回使いまわすのをおすすめしている口コミも見受けられます。

ちょっとした贅沢・あるいは体のメンテナンスの要としていかがでしょうか。

薬湯しょうが/オリヂナル

こちらもアルカリ性のお湯で、湯ざわりがとてもきめ細やかです。

温泉ベースの成分にしょうがを配合しており、香りが非常に高く・お子様でも安心してはいることが出来ます。

大容量の缶に入っているので、コストパフォーマンスもよし。

冷え性を研究しつくされて作られた「薬湯」ではありますが、冬場のお風呂の楽しみに使っているかたも多数いらっしゃるようで、非常に根強い人気があります。

本格的な薬湯はまだ早いかな、と思われる方におすすめできます。

半身浴の効果

ダイエットで一時人気になった半身浴。

入浴剤を使いながら楽しまれる方は、いまでも少なくないようです。

冷え性や慢性的な疲れに、どの程度効果があるものなのでしょうか?

結論から言うと、たっぷりの熱いお湯で短時間の入浴をするよりも、胸よりしたくらいまでの水位・42度前後のほどほどの温度でゆっくりと時間をかけて浸かったほうが、入浴の効果は高いと言われています。

頭寒足熱と昔から言われたものですが、下半身を温めるだけで本来は十分なのです。

極端な話をすると、足湯だけでも入浴に匹敵する効果を得ることはある程度期待できるわけです。

こんなとき、上で紹介したような薬湯があれば、よりいっそうお風呂を楽しみつつ・効率的に身体を癒せるのではないでしょうか。

ちなみに、お湯を少なめにする場合も、天然成分で作られているような入浴剤であれば、適量より少し多めでも構わないそうです。

是非お試しを。

お風呂でできるストレッチ

お風呂でのストレッチは、冷え性にも疲れにも効果があります。

意外にも思うかもしれませんが、下半身のよりも上半身・首や肩まわりをしっかりとほぐしてあげたほうが、血流がよくなり全体的に良い効果をもたらします。

最後に、そんなご提案をさせていただきたいと思います。

首を回す

首回りは交感神経・副交感神経と直接つながっているので、ここをストレッチするとかなり効果的です。

方法は簡単。

身体の後方に手をつくように座って、首をポキポキならさないようにゆっくりと左右に回転させていくだけ。

あまりやりすぎず、適度に左右5回ほどが丁度いいでしょう。

オフィスワークで陥りがちなストレートネック(首の湾曲がなくなり、アゴが前にでてしまう)の改善にも効果がありますし、お風呂上りに疲れを残さないようにリラックスする一手段でもあります。

肩をほぐす

肩甲骨はがしというのを耳にしたことはないでしょうか。

お風呂でしっかりと身体が温まっているときにこれをやると、非常に効果的。

本格的なものは、ベッドなどに横になって、ご家族の協力が必要不可欠なのですが…お風呂内部で座りながら簡単にできるものもあります。

詳しく解説すると、

  1. お風呂内で背筋を伸ばして座る
  2. そのまま腕を前方で組み、背筋を曲げないように/肩甲骨部分だけを前にもっていくように伸びをする

たったこれだけです。

血流が良くなった状態なので、背筋の強張りをとり姿勢の改善も期待することが出来ます。

腰痛や慢性的な疲れを持つ人も、お風呂のなかのストレッチであれば適度にリラックスすることが短時間で可能なので、その後の就寝が安らかになることも十分期待できるでしょう。

まとめ

途中で薬湯を紹介しましたが、冷え性などの身体の不調にお悩みの方向けにご提案しました。

なんとなく今のお風呂に満足できていないというかたには、とてもおすすめできる逸品です。

シャワーだけで済ませてしまう傾向にある・お風呂がなんとなく好きになれない…と言う方も、入浴剤やストレッチなどの工夫で、習慣をもつ・好きになってみる…というのはいかがでしょうか。

変化をもたらすことで今までとは違う実感がいずれ生まれますので、是非ご検討ください。






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